預金バカ 賢い人は銀行預金をやめている (講談社+α新書)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062728607

作品紹介・あらすじ

6万口座超、預かり資産800億円超、独立系最大の投信会社として注目が集まるセゾン投信。何もしないで毎月積み立てるだけで、驚異の利益を実現しています。担当編集が毎月5000円の積み立てを実践したところ、この3年半で約30万円(累計投資額約21万円+利益約9万円)に。
 同社の社長である著者は、「銀行預金をするのはバカげた行為だ」と断言します。銀行は地域経済にも寄与することなく、ただ資金をため込み、国債等に投資して国の借金を増やすばかり。本当にお金を生かしたい、増やしたいのなら、成長力ある投資対象に出資し、成長を実現し、その成長からのペイを受け取る、つまり、お金を循環させることをみんながやるべき、と説きます。
 その考え方を形にしたものの一つがセゾン投信です。全世界の株式・債権に投資し、世界の成長を自分のものにすることができます。
 銀行預金の利率がほぼゼロの中、ギャンブルや投機ではなく、文字通り「投資」することで、高い収益性を上げることができる対象は、他にもいくらでもあります。老後資金や年金不安、収入減少……不安の世の中で自営しつつ、みんなで成長する、そんな新しい生き方を実現する方法を教えます。

感想・レビュー・書評

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  • アベノミクス始まりたての長期投資信託を進める本です。
    銀行預金で貯金してても、何もしてないのと同じだぜ!インフレ起こると金額は変わらないけど、お金の価値は下がるよ!って言う本です。

    読んでて楽しく面白かったです。
    もっと社会経済のために眠らせておいているお金を市場にだそうと思いました。
    個人の微々たる力だけれども、お金を動かしてより良い社会になるように願う事も重要なんだなぁと読んでて思いました。

    金ないけどねー。

  • 10年前の本だが、今読んでも学びがあるし世の中そんなに変わってないなと思った。

  • セゾン投信立ち上げまでの苦労話は、ネタを膨らませたら、池井戸作品に比類するもっと面白い話にできたはずだ。

    後半の分散投資の話が、タイトルからしてメインの話題だったのだろうが、(後付け感アリアリの)挑戦的な看板の大きさに、内容がまったく伴ってない。
    投資のテクニック的な話は、より新鮮な情報から得るべきであるので、思い切って他書に譲るべきだ。

  • インフレ時代に預金していても資産は目減りしていくだけ。本当にお金を生かしたい、増やしたいのなら、成長力ある投資対象に生きたお金を循環させる必要があるというのが大きな主張となっています。
    これはポジショントークがあるとはいえごもっともと思いました。
    第2章でセゾン投信ができるまでが書かれています。以前何かで読んだ記憶があったのですけど、それが詳細に書かれていてこんなに苦労したのかという感想です。
    よくネット証券でも売りに出されている商品なんかを見てると、これだけ苦労するのもわかる気がします。

  • これを読んで投信はじめました。

  • セゾン投信の社長が、預金はよりは投資というおすすめではなく、預金こそがダメで投資しないといけない、という主張を、投資に慣れてない人に向けた本。
    投資に関する中身は、経験が少しでもある人からすれば目新しいことなし。
    一方、著者が、ファンドを熱い想いで作ろうとして、直前にダメになる所から、また這い上がるエピソードがとても良いです。ということで中身は星3つだけど、プラス一つって感じ。

  • 預金好きな人の考えを変える最初の一歩の本。
    もう少し現在の金融制度の中身の話を期待してました

  • 預金より投資信託という本
    投資信託のリスクにおいては、ドルコスト平均法と長期投資で煙にまいている。誰もが預金=銀行が国債中心に運用は周知の事実だが、その代替として投資信託がベストとも言い切れないのではないだろうか。米国景気は10年スパンだし、投資信託もいつから始めたかでパフォーマンスはかなり変わる。リスクポートフォリオという観点では
    まったくもって正しい。わたしもファインスを学んだものとしてその結論に対抗しうる定量的な論理を持ち合わせていないが、これをもって投資信託に傾倒するのも(投資信託バカ」である。

  • いままで読んできた金融系の中では、ともて読みやすいというか。
    著書中野さんの歴史が面白かった。
    ここまで私はなれないが、こういう熱い人と一緒に一度仕事をしてみたいものだ。

    遺産運用に刺激を求めるようになったらギャンブルなのだ。

    深くささりました。
    ギャンブルは、運の要素が高く、ともて続かないですが、
    資産運用となると、運用のようで、ギャンブルのようで、
    一つ言えることは、プロでも素人でも予測しでも当たらない。

    でも、プロはここぞの回避策を知っているし、大きな資金でごまかすこともできる。

    しかし、こういう人は、あのときに、裏切られて痛い目に合うという嫌な感じがする。

  • 投資信託に関する啓蒙書.さらっと読む感じだな.

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著者プロフィール

セゾン投信株式会社代表取締役会長CEO
1963年生まれ。東京都出身。明治大学卒業。1987年、現在の株式会社クレディセゾンへ入社。セゾングループの金融子会社にて債券ポートフォリオを中心に資金運用業務に従事した後、投資顧問事業を立ち上げ、運用責任者としてグループ資金の運用のほか、外国籍投資信託をはじめとした海外契約資産等の運用アドバイスを手がける。その後、株式会社クレディセゾン インベストメント事業部長を経て、2006年にセゾン投信株式会社を設立。2007年、代表取締役社長就任。2020年より現職。
一般社団法人投資信託協会副会長。公益財団法人セゾン文化財団理事。
著書に『最新版 つみたてNISAはこの9本から選びなさい』(ダイヤモンド社)などがある。

「2023年 『1冊でまるわかり 50歳からの新NISA活用法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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