「ハラ・ハラ社員」が会社を潰す (講談社+α新書)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 29
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062729505

作品紹介・あらすじ

「パワハラ」「セクハラ」「モラハラ」「マタハラ」「オワハラ」……。どんどん増えていくハラスメント。
なんでもかんでも「ハラスメントだ!」と騒ぐ社員、それを恐れて部下を叱れない上司、そしてコンプライアンスの名の下に、過剰反応する人事部。
これ以上、職場を窮屈にするのはやめにしないか?
経験豊富な社労士が、病める会社を救うため、本音で警告する。

感想・レビュー・書評

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  • 本の構成として、後半には出版当時でも問題とされた内容が解説付きで出てきます。この本は無自覚にハラスメントをしている側に溜飲を下げようと手に持ってもらった上で、何が問題となるか教えている本なのかもしれません。

    ただ残念ながら出版から数年が経ってしまい、本の中で微妙なケースとされているものの大半が現在ではアウトになってしまっているように思います。

    なおこの本は、ハラスメントを受けた側が何をしたら良いかある程度書いてあるため、そこは参考になります。

  • 2016.11.03 新書巡回

  • なんでも〇〇ハラスメントと騒ぎ立てて管理職や企業を追い込むハラスメント・ハラスメント=ハラ・ハラ。社労士である著者が生々しい実例と共に現代の風潮を整理。起きてしまえば法律を熟知して毅然と且つ被害を最小限にすべく対処するしかない。本書後半に触れられる有効な事前防止策は…。働く環境によりハラ・ハラ問題の大きさは異なれど、組織に属する人は知っておけば焦らずに済むかも。

  • 思った以上に面白かったな。
    実際、ハラスメントをする奴らが会社を潰すんだという内容かと軽く思っていたら逆で、なんでもハラスメントだとほざく奴らが会社を潰すって内容。
    おっしゃる通り。
    ハラスメントという言葉が市民権を得たもんだから、アホどもが根拠も努力も向上心もなく、ハラだと叫ぶ。
    叫ばれた方はアホらしいと思いながらも一定の時間とコストをかけて対応しないといけない社会になってしまった。

    権利には義務がちゃんとあるんだ、ガキには社会を構成する資格はないってことをちゃんとやんないと、本当に、成熟した市民を前提とした民主主義は成り立たないぞ。

    ちょっとあれだが、不正自給してる生活保護野郎をディスるブルゾンが非難されてるが、判ってんのかという気もするぞ。
    不正というところに、全く日が当たってないし、そんな奴らを相手するコスト、本来受けるべき人たちがディスられてることが判ってんのかよとちょっと飛躍するが、思う。

    バカにバカだって言える社会が健全だと思うんだけどねえ。

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著者プロフィール

野崎大輔(ノザキ ダイスケ)
マッキンゼー・アンド・カンパニー・インコーポレイテッド・ジャパン パートナー
戦略・コーポレートファイナンスグループの日本におけるリーダー。製造業クライアントを中心に、全社ターンアラウンドの支援、成長戦略の立案、新規事業の立ち上げ、M&A・パートナーシップ戦略、事業買収プロセスおよび買収後統合(PMI)、リーダーシップ育成プログラムの運営など、幅広い業務に従事。ゴールドマンサックス証券株式会社にてベンチャー・キャピタル業務、コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)にてプライベートエクイティ業務に従事、投資先企業のインテリジェンス(現パーソルホールディングス子会社)にて全社改革の支援を担当したのち、マッキンゼー入社。東京大学大学院修了。

「2019年 『マッキンゼー ホッケースティック戦略』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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