- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062729659
作品紹介・あらすじ
30万部を突破したベストセラー『住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち』と『住んでみたヨーロッパ 9勝1敗で日本の勝ち』に続く、待望のシリーズ第3弾!!
お隣の国同士なのに、ドイツとスイスは大違い。そこで在独35年の著者が、世界一無愛想な人々が住むドイツからスイスに行って観察したら、スイスと日本の共通点の多さにビックリ!
世界一豊かな国スイスとおんなじならば、日本人ももっと、幸せを実感して生きたらどう?――そのヒントを!!
感想・レビュー・書評
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スイスについて勉強したいと思い、まずは簡単に読めそうな本書を手に取りました。あっと言う間に読めましたが、著者がスイスの専門家でもなく、在住していたわけでもなく(むしろドイツ在住)、書かれていることもかなり断片的、かつ論拠が弱いところも多々あるとは感じました。ただ個々のトピック自体は「そんな話があるのね」ということで面白さは感じました。スイスと日本の類似点をいろいろ書き連ねているかというと、必ずしもそうではなく、たまに脱線してドイツの悪いところだけを書いている箇所もあり、正直読みながら「?」が頭をよぎることも何度かありました。ただ疑念を持ちつつも、とっかかりという意味で1冊目に読むのは良かったかなと思っています。
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ドイツ在住の著者の今回はスイス論。本書を読むと日本と似ている部分と全く異質な点がよくわかる。
ヨーロッパで各国に囲まれて歴史を重ねただけあって、日本にはない悲しい歴史と合理性を併せ持つ素敵な国だとよくわかる。
物価の高さはやはり半端ないので永住するには覚悟がいる国だと再認識。日本もスイスの良いところを見習えばまだまだ存在感を上げられる余地は残ってると思う -
今は豊かなスイスだけれど
過去には 人身売買も盛んだったり
傭兵を出稼ぎさせて稼いでいたり
悲惨な歴史があってこその 努力ともいえ
成功例をそのまま真似ても
うまくいくかなぁと疑問に感じますが
内容はとても面白くて
スイスの賢明さに脱帽でした -
3-2-1'
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わたしが入手するころには
既に新刊本が幾つか出されておりまして・・・。
時事評論を中古で購入することはこういう覚悟がいるのです。
御本人には中古は問題あるのですけど・・・
貧乏は見逃されたい -
私にとって、欧州の国々では、スイス、フランス、次いでドイツが馴染み深い国です。川口マーン惠美さん、初読みです。「世界一豊かなスイスとそっくりな国ニッポン」、2016.11発行です。とても興味深く読み終えました。海に囲まれ、山に囲まれ、海に山に畏敬の念を抱く両国、自然に支配され、かつ自然に寄り添い、勤勉に働き、安全で清潔で秩序正しい暮らしを営んできた日本とスイス。これからグローバリズムの波にどう対応していくのか・・・。なお、スイスの自然重視・景観維持の農業政策(補助金)は、動物愛護、自然保護、安全な食物が目的とか、素晴らしいと思います。また、各家の地下に核シェルターがあって2w生活可能というのも現実的だと思いました。
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単なる日本vsスイスの比較本ではなく、日本をどうこれから再建していくのか、たくさんの気づきを日本人にもたらしてくれる、
いや、それ以上に、エネルギー政策など日本が表面しか見ずに間違ったEUのエネルギー政策の解釈をし単純に真似ようとしていることにも提言。
日本の将来のために、日本の政治家やメディアを発信する人にぜひ読んでほしい。 -
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