創竜伝(11) 銀月王伝奇 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062730440

感想・レビュー・書評

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  • 図書館より。

    何十年振りかに読む、田中芳樹氏。
    やっぱりパワフルだわ~。昔は感じなかったけど、今更読むと力強い。始めは馴染めなくてちょっとびっくりした。
    凄いキャラクターがいる。それだけで、創竜伝はスバラシイのじゃなかろうか(笑)。

  • やはり小早川さんは出てきてしまうわけで…。
    番外編でも最強でした。

  • 2009年3月27日読了。

    外伝と思わずに読んだけど、やー・・・きつかった。
    続きがきになるでごわす。

  • ちょっと前に読んだ本。ついに11巻。こちらは外伝。でも外伝の方が話がまとまってて読みやすかったかも。もちろんハチャメチャは相変わらずですが。好き。

  • 突然の番外編。本編とほぼ同じ設定ではあるのだが、ある意味パラレルワールドである。なっちゃんも、どちらかというと味方?で参戦。
    突然増すSF感とホラー感。いつもSFではあるのだが。座談会反省篇で触れられていたが、この番外編は作者の夢をベースに作られたとのこと。やっぱり仕事柄ファンタジーっぽい夢をみるものなんだろうか。そのせいか、若干設定が不安定というか、細部が詰まっていないという感じがする。
    やっぱり本編が読みたい。牛種はいずこ…

  • 今回は番外編で、ゲーム『クロノトリガー』のラヴォスを思わせる巨大な敵に、竜堂兄弟が立ち向かう話となっています。

    霧立町の常盤舞台芸術学院の校長・常盤滋人(ときわ・しげと)の依頼で、竜堂兄弟はこの町で起こっている行方不明事件の調査をおこなうことになります。この霧立町では、地元の名士・法眼隆元(ほうげん・たかもと)の肝いりで、近く国際演劇祭を開催することが決まっていました。しかもそこでは、イギリス人の世界的演出家ナイゼル・チェンバースの新作『銀月王』の初演がおこなわれるということで、注目が集まっていました。

    事件の調査を進める竜堂たちの前に、触手の化け物に姿を変えた地元で商店を経営する藤岡老人が立ちはだかり、演劇祭の委員長を務める女流作家・忍甲子代(しのぶ・きねよ)の娘・佐保子(さほこ)が竜堂兄弟たちに接近し、さらに今回は常盤学院の教師として登場する小早川奈津子が、本編同様に舞台を引っかき回します。事件の黒幕を追って法眼隆元の別荘を訪れた始と余は、町の地下に広がる地下空間に閉じ込められてしまいます。一方、佐保子に誘い出された続と終は、そこで藤岡老人の襲撃を受け、やはり地下空間に入り込みます。兄弟はそこで再会を果たし、町の行方不明者たちがここで何者かに取り込まれてしまったことを突き止めます。さらに彼らは、第二次世界大戦中に法眼の別荘を使用していたナチスの有力者ゲオルグ・フォン・エッセンと忍甲子代・佐保子母娘との関係に迫っていきます。

    そうしているうちにも演劇祭の日程は迫り、いよいよ当日、『銀月伝』の舞台が上演が始まります。舞台のただならぬ雰囲気に気づいた始でしたが、そこに小早川奈津子が乱入、そしていよいよ、霧立町の地下にひそむ「銀月王」が姿を現わします。竜堂兄弟は4匹の竜へと姿を変えて、銀月王との戦いに挑みます。

    収拾のつかなくなってしまった本編とは異なり、よくまとまっているストーリーを楽しむことができました。

  • 珍しく次男坊に女性が絡んできたのに三男坊が同席させられてるあたりがさすが。

  • いつ終わるんだ?

  • 今回急に話が学校で小早川奈津子が先生になっていて、びっくりしたのと同じ話か?とたしかめてしまいました。

  • ちょっと前に読んだ本。ついに11巻。こちらは外伝。でも外伝の方が話がまとまってて読みやすかったかも。もちろんハチャメチャは相変わらずですが。好き。

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著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞(日本長編部門)を受賞。2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞した。壮大なスケールと緻密な構成で、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『創竜伝』『アルスラーン戦記』など大人気シリーズを多数執筆している。本書ほか、『岳飛伝』『新・水滸後伝』『天竺熱風録』などの中国歴史小説も絶大な支持を得ている。

「2023年 『残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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