無制限 (講談社文庫 わ 19-2)

著者 : 渡辺容子

• 講談社 (2001年2月1日発売)

感想・レビュー・書評

[新 進子さんの感想 · 2009年7月1日]

　この作者は問答無用におもしろい

[9120さんの感想 · 2008年6月12日]

内容の舞台がパチンコ屋の小説なんて今まで読んだ事なかったので新鮮でした。
主人公が今までパチンコをした事がなかったのにだんだん知識がついてきて、パチンコがただの娯楽じゃなく癒しの場っていうのに共感できました。

[李朱英さんの感想 · 2004年10月1日]

パチンコの世界がわかっておもしろい。パチンコをしてみたくなる。

[nasunonasuoさんの感想 · 2021年7月5日]

長い割にストーリー自体は大したことはなかった。ただ、パチンコの詳細な描写に目眩がしてしまう。こうも詳しく書かれると、なんだかまた打ちに行きたくなってしまう。昔、スロットに関わる小説読んだけど、その何倍も詳しく書かれていた。機種が古いタイプばかりだったので、もう少し新しい機種だったらなおよかったなあ。というか、久しぶりに打ちに行こうかな。あの喧騒にたまに無償に包まれたくなる気持ちは、分かる。

[office4690さんの感想 · 2018年3月20日]

2014年発行の『劇薬』もパチンコ店が舞台のおはなしである。本作は1998年に書かれていて内容が似ている。本作をベースにして『劇薬』を発表したのだろうか、検索してみたがそれについては不明である。2作品とも主人公がパチンコ店の仲間の力をかりて、事件の真相を暴くストーリーである。あわせてパチンコ業界の裏側についても知ることができる。　追記：『劇薬』ほどには読みやすさは感じられず

[Bookriumさんの感想 · 2016年4月7日]

パチンコ店の裏ロム問題と離婚訴訟中の夫婦という不思議な組み合わせの作品。
かなり前の作品だけあってパチンコのエピソードは時代を感じされるものだったけど、渡辺氏の作品だけあって内容はしっかりしている。
八木薔子さんがちらっと出てくるところにニヤッとさせられます。

[manaさんの感想 · 2015年2月19日]

デビュー作「左手に告げるなかれ」以来、私は渡辺作品の愛読者です。
設定した舞台に対してとても深く取材されているところが好きなんです。
本書でもパチンコ店の裏側を書いていて、とっても興味深く読むことができました。
「左手に・・」の登場人物もチラホラ出てくるし～（笑）。
私も一時、パチンコにははまったことがあり、常連の優しい人たちとも知り合いになり、その時のこととかが思い出されました。
そのさまざまな人間模様、警察の癒着とか裏ロムなどなどが絡みあい、面白いサスペンスに仕上げていると思います。

[airwolfさんの感想 · 2011年10月8日]

渡辺容子公式サイト - Rose is a rose
http://www.watanabe-yoko.com/

[over45さんの感想 · 2010年11月20日]

パチンコ業界を舞台にした話

[ゆーいちさんの感想 · 2009年1月1日]

文庫　£１．００

著者プロフィール

1954年、東京に生まれる。早稲田大学第一文学部卒業。東京都杉並区学童クラブ指導員の後、フリーライター。筑波大学大学院（教育研究科カウンセリング専攻）修了。主な著書や個人通信に『負けるな子どもたち！──スーパーガキ大将ここにあり』（径書房）、「BURST」「もっこ橋」「暗川」「ユーカリ」「いちばんすてきな海」などがある。

「2010年 『乳がん　後悔しない治療──よりよく生きるための選択』 で使われていた紹介文から引用しています。」