ロシアは今日も荒れ模様 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 895
レビュー : 81
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062730808

感想・レビュー・書評

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  • 政治色が強いエッセイ。…というかこれエッセイ枠でいいのかな…と分類に困る。

    ソ連=カッコいい、ロシア=おそろしい、二つ合わせて謎が多い国…とずっと思っていた。近い、だが遠い国。

    けどこの本を読んで、じわっとめんこい江戸っ子のような国民性に親近感がわいた。酒(ウォトカ)が好きで昼間っから飲んでへべれけで…時間にルーズで…小咄し好きで面倒くさがり。忍耐強くてこれと決めたら黙々とやり通す。ちょっと東北人と共通点があるんだとも思った。寒い地方の人の性格って、どうしても似てしまうのかも?

    とても20年以上も前に書かれた本だとは思えない内容に驚きながら読みました。前半はウォトカメイン。面白くてトイレでの転倒話で吹き出してしまい恥ずかしい思いをした。後半はゴルバチョフ、エリツィン(懐かしい…)時代の政治ネタ。米原さんの本もっと読みたい。次はアーニャ読みたいです。

    2017年積読本消化6冊目。本棚保存で。

  • 米原本、ふたたび返り咲き。

    今回は序盤の酒ネタに始まり通訳時代の秘話に触れてくれる。これだけでもうウォトカを注文…だけには止まらずついおかわりまでしたくなる。これまでの数作の中でとりわけ読書の友として凍らない酒をちびりちびり(やはりそこは日本人なので)やりながら読みたくなる、そんな仕組みになっている。

    いつの日かこのネタをアメリカに住む旧ソビエトの想い出をもつ方と分かち合いたい。そんな気にさせられる程彼女の存在は偉大。

    そのためにもこれからも肝臓の健康にはそれなりに気を使おう。

  • ゴルバチョフやエリツィンが可愛く思えてくる、エピソード満載。ロシア人の気質がありのままに書かれている素敵な本。読み進めるにつれ、笑わずにはいられない。でもロシアのダメダメさが露呈するので、あんまり住みたくはなくなったかなー

  • ロシアの現状やロシア人の気質などについて様々なエピソードを交えながら紹介されている。
    傑作エッセイ。

  • 20180806読了
    2001年発行。ロシアに関するエッセイ。政治寄りの話が多い。お酒がらみの話題が多いのがさすがロシア。第一章 酒を飲むにもほどがある、第二章 反アルコール・キャンペーンの顛末、第三章 その前夜、第四章 連邦壊れてまだ日の浅ければ、第五章 肖像画コレクション、第六章 ロシア人との交渉術
    20171215蔵書

  • 根っからの歴史音痴の私でも、何度もロシアの要人の名前を目にすることで、おぼろげながら輪郭がつかめてきた。また、ちょこちょこ登場する小咄もおもしろい。それでも、本書は、素地のある人の方が何倍も楽しめるだろうとは思う。

    ところにより、ロシアのトイレが汚いらしい/ロシア人の温かい人柄/社会主義は失業者を出せない/フィンランドからの酒飲みツアー需要で、売春婦が生まれた?/宇宙開発への特別な思い/ダーチャで自給自足/ロシア人の雄大な空想力/オウムとロシア?/レニングラード→サンクトペテルブルク/日本への感情に疑問/スターリン時代に民族強制移住/コーカサスと旧約聖書との関係/握手は女性から

  • ソ連崩壊から少し前までのロシアが良く分かった。ウォッカの話も面白いです。小咄が面白すぎ。ロシア人の素朴さと壮大な社会主義が創り出したもの。ゴルバチョフ、エリツィン、対照的で面白い。エリツィンは少しトランプに似てる気もするけど、もっと暖かくロシアっぽい

  • 2018年1月12日高橋

  • 読書日:2016年11月25日-27日

    あの大統領に「いや、それは失礼だ」と言わしめたり、
    ロシアの国民性等を知る事が出来、この国に対して距離が縮まりました。

    実話や小咄を交えて紹介しているので、笑いを誘う所が多々あり、非常に楽しく読めます。

  • ロストロポーヴィチ、ゴルバチョフ、エリツィンはじめ、ロシアのこと、ロシア人の国民性が著者の経験した出来事を通しておもしろく書かれている。

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著者プロフィール

1950年、東京生まれ。翻訳家、エッセイスト、小説家。『不実な美女か貞淑な醜女か』で読売文学賞、『?つきアーニャの真っ赤な真実』で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2006年没。

「2016年 『こんがり、パン おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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