河童が覗いたニッポン (講談社文庫 せ 11-5)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 197
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (171ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062730822

感想・レビュー・書評

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  • 出雲大社や昔の刑務所の精巧な絵とともに、河童さんの好奇心あふれるコメントがおもしろい。でもできれば、もっとたくさんのところに行ってほしかったかなーと思う。例えば日本銀行とか。でも相変わらず細かいです。

  •  すごいとまず思った一冊。なにがすごいかって…イラストと手書きの文字!色々と日本の中にありながら、縁がないような場所が緻密なイラストとともに語られてるんですが、もうそのイラストの細かさがすごい。みっしり。
     それを見るだけでもう中の状況がすぐにわかる。一つ一つの話しは短いので、ちょっとした移動時に見るにも良いです。

  • 「河童が覗いた」シリ−ズ第2作。今回は最初から出版を意図された凝った作り。前作の倍以上字が小さくまた細かくなり、恐ろしく読むのに時間がかかります(泣)。内容は京都の地下鉄工事、北海道の集治監、入墨と刺青など、河童さん独自の観察眼(「見慣れているから見落としたもの」、「近付けないから見ることができなかったもの」)が際立っています。

    ルーペを覗きながら描いたという見開きの皇居全図は、圧倒的かつ変態的にすごいです。

  • インドに行く際に読んだ「河童が覗いたインド」の、日本版。
    京都地下鉄の工事現場、皇居、刑務所跡など、気になってしまう場所を河童氏が訪問し、手書きのレポートに仕上げている。特に皇居の話はおもしろい。77年ごろの天皇観が垣間見れて。

  • 大好きなシリーズのニッポン版

  • スケッチ及び絵は一段と細かくなっているが、面白みや魅力は初期の頃に数段劣るかも…(・ω・;)

  • インドに比べるとちょっとという感じです。

  • 皇居の項が特に良い。
    この手の絵は文字とMIXされることで魅力が倍増する。

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著者プロフィール

妹尾河童
1930年神戸生まれ。グラフィック・デザイナーを経て、1954年、独学で舞台美術家としてデビュー。以来、演劇、オペラ、ミュージカルと幅広く活躍し、「紀伊國屋演劇賞」「サントリー音楽賞」など多数受賞する。また、エッセイストとしても、『河童が覗いたヨーロッパ』『河童が覗いたインド』などの大人気シリーズで知られている。著書多数。『少年H』は、著者初の自伝的小説で、毎日出版文化賞特別賞受賞作である。

「2013年 『少年H(下巻) (新装版)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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