公子風狂: 三国志外伝曹操をめぐる六つの短篇 (講談社文庫 ふ 43-5)
- 講談社 (2001年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062730990
感想・レビュー・書評
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公子風狂(曹操&丁夫人)
青青子衿(曹昂)
憂愁佳人(曹丕&甄夫人)
女王の悪夢(郭皇后)
仮面の皇帝(曹叡)
曹操の死(曹操)
以上、曹家にまつわる6編です。個人的には藤さんの三国志作品の中では一番好きです。
公子風狂、青青子衿は2作を通して読んでこそって気がします。青青子衿は曹昂が主役なのですが、描かれているのは曹操の姿でもあるところが面白いです。曹昂が主役なんてそれだけで珍しいですが、かといって無条件で曹昂ファンにお勧めできるかというと……。良い子なんだけど、漢とか大丈夫とかでは無いなぁと……(笑)
これで藤さんは曹昂、曹丕、曹植と曹操の息子たちの話を書いてきたことになるわけですが、曹彰や曹熊、それに曹沖なんかの話もいつか書いてくれたりしませんかねぇ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
何を隠そう、「三国志」は曹操推しの私なので、嬉しくてたまらない短編集です。魏帝国を長く保つことができなかった子孫たちの運命の悲しみが漂っています。
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曹家にまつわる6つの短編集。正室、側室と女性の視点から 曹操、曹丕、曹叡が語られる。
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4-06-273099-5 324p 2001・3・15 1刷
△三国志をひと通り知ってから読まないと初読では背景がつかめないかも
◯漢検の準1級以上の漢字がたくさん出ますが ふりがながあるのと文章に感情移入できるので読みやすいです
◯曹操、曹昂、曹丕、曹叡
丁夫人、甄夫人、郭皇后がメインで
内容としては曹家の男女間のお話ですが
三国志を知っているなら
登場人物や時代背景を著者が取材、研究をしているのがよくわかります -
この人の三国志物は好き。
扱っているのが曹家なせいか、ちょっとドロドロしています。
ところで、「女王の悪夢」に出て来る、曹丕の男寵の名前が「トウ通」なのが微妙に気になって仕方がないです。
同じ文帝でも、前漢の方の文帝の男寵では? -
08/02/12読了
私結構甄洛が好きなので甄洛と曹ヒの話が切なかった…。。゚(゚´Д`゚)゚。 -
曹家の男達が妻たちと繰り広げた愛憎劇。
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曹一族の短編集。曹氏3代を始め、曹家に関わる人物が書かれています。ストイックな曹昂が好き。曹一族に興味が湧く本で個人的にオススメ。
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曹丕が父への思いに気づくところが切ない。
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女性視点から見る三国志の英雄曹操。女性らしい捉え方にハッと驚きました。これを読んで丁夫人が大好きになった記憶があります。曹操の人間味を感じられる小説だと思います。