スプートニクの恋人 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 13705
レビュー : 1250
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062731294

感想・レビュー・書評

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  • 登場人物が少なめだが、深みを感じれる物語で、その後は一体どうなったんだろうと余韻に浸れた。
    主人公とすみれの関係がとてもうらやましく、こういう「好き」の形もあるのだと教えられた。
    村上春樹をもっと読みたくなる作品でした。

  • 3人の男女のラブストーリー。三角関係といえば三角関係なんだけど、互いに求めていることが食い違っていて、とても切なくもどかしい。
    現実と幻想が交錯していくので、どこが現実なのかわからなくなっていく不思議な世界観。

    冒頭文が強烈な比喩で、ここで一気に引き込まれたように思います。

    村上春樹の定番パターンを踏まえた小説。
    主人公と、すみれと、ミュウの3人の物語が絶妙に絡んでいくところも、共通点かもしれない。

    美人ではないけど、本と音楽を愛するすみれが魅力的。
    すみれがミュウを求める気持ちに好感が持てました。
    村上春樹の登場人物は、どこか冷めていて共感はしにくいのですが、すみれはそういったなかで特殊なキャラクターかもしれません。
    すみれという人物が語られるところがもっとも面白いのですが、彼女が恋するミュウも不思議な魅力があります。

    ラストシーンはいろいろと深読みができると思います。

  • 挫折。

  • 久しぶりに読み返したスプートニク。そういえばギリシャの島の話だった。ギリシャに限らず、一度その国に行ってから読むと、鮮烈さが全く違って感じられる。この人が書く、服や食べ物や飲み物の描写がとても好き。

  • 本作は何よりも、これほどタイトルが秀逸な作品はないと思う。

  • 恋人ではないけれど親しくしていた彼女がある日忽然と姿を消してしまった。その不可思議な現象と自分自信と彼女のことを想う主人公。

    1957年ソヴィエト連邦が犬を乗せた衛星スプートニクを打ち上げた。その衛星は回収されず、宇宙における生物研究の犠牲となった。

    密室で飼主が死に、残された猫がその死体を食べた。
    自分の半身(ドッペルゲンガー?)が異世界へ行ってしまい、残された自分は白髪になる。

    孤独感が漂う作品

  • 喪失の物語。

  • スプートニクの恋人 (講談社文庫)

  • 「全国大学ビブリオバトル2017~首都決戦~四国Aブロック地区予選会」
    (2017年11月18日/図書館1階カフェテリア)

    http://opac.lib.tokushima-u.ac.jp/mylimedio/search/search.do?materialid=216000030

  • 村上春樹 著
    本棚を整理してると 何故か 15年以上くらいも この本棚に眠っていたのか…?発見。
    村上春樹氏の本は とにかく 面白く好きな作品なので 新刊が出る度 文庫になるのを待って 購入して 全て読んでいる個人的には「世界の終わりとハードボイルド…」が好きな作品だが それはなく 誰かにあげたのだろう そして他の作品も… で、何故 この本(他にもう2冊)だけ残っていたのだろうと思いつつの再読。
    うーむ。この本が発行されたのが かなり前なので その後の本を思えば 原点になってるのかもしれない。
    本をずっと読む事、書く事が好きだという主人公に惹かれ、引用も面白かったが、内容的には 答えのない説明があまりに多すぎて、興味を引く部分と排除したいような部分が混在している作品だったような気がする。上手く言えないけど…大切に置いておきたい作品というよりも 誰かにあげるのを躊躇して 本棚に眠ってた気がした。
    ともかく、また、新しい作品を読むように再読出来たのは良かったと思う…ただ、自分的には村上春樹氏の作品の中では高評価ではなかった気がする
    そんな中で どうでもいい事だけど…村上春樹氏の作品は大好きだし これからも読んでゆくだろうけど、村上春樹氏自身に好感が持てるかどうかは分からないなぁとフッと感じた(その人となりを知らないが…何故か?感じてしまった)しかしながら、画期的で 本を途中で閉じられないくらい どうなるのか?と思いながら読み進められる本を書ける唯一の作家かもしれない 「ねじまき鳥クロニクル」を再読したい気分になった。

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月刊行。2019年9月10日発売の『文藝春秋』10月号で「至るところにある妄想 バイロイト日記」を寄稿。

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