新装版・殺しの四人 仕掛人・藤枝梅安(一) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 611
レビュー : 79
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062731355

作品紹介・あらすじ

品川台町に住む鍼医師・藤枝梅安。表の顔は名医だが、その実、金次第で「世の中に生かしておいては、ためにならぬやつ」を闇から闇へ葬る仕掛人であった。冷酷な仕掛人でありながらも、人間味溢れる梅安と相棒の彦次郎の活躍を痛快に描く。「鬼平犯科帳」「剣客商売」と並び称される傑作シリーズ第一弾。

感想・レビュー・書評

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  • 再読。

    梅安のキャラクターで暗く陰々滅々になりがちな話もさっぱりとした語り口で読ませてくれる。
    梅安、彦次郎のキャラクターは隆慶一郎のキャラクターに通じて読んでて気持ちよし。
    出てくる料理がこれまたどれも素朴ながら美味そう。
    「妖怪アパート〜」とは違い、ただ料理を描写するだけで美味そうに感じるのは何故なのだろう?

  • 池波正太郎先生の作品では、梅安ものが一番好きです。表の顔が、人の命を助ける針医者で、本当の顔が、その針で人を殺す仕掛け人。悪と善が混ざり合ったダークヒーロー梅安がたまらないです。
    また江戸時代の風俗や人情の描写が生き生きとしていて引き込まれます。

  • 178ページから

  • 面白すぎるぞ

  • 解説:大村彦次郎
    おんなごろし◆殺しの四人◆秋風二人旅◆後は知らない◆梅安晦日蕎麦

  • 処分しました。

  • 時代小説を読むのは苦手で、例えば○馬遼太郎氏の作品あたりは全く合わないのだが、池波正太郎作品はその軽妙な語り口と魅力的な登場人物のゆえに大好きである。
    女はうそが人の形をしている、なんて登場人物のセリフにしれっと書いてあるあたりが何とも憎い。
    鮮やかにクールに仕事を終え、女を抱き、パートナーに慕われ…。そんな藤枝梅安は素直にかっこいいと感じる。
    それと、実に特異な仕事をする仕掛け人の日常に登場し、場面を彩る食事の数々…。読んでいておなかが減ってくる。

  • 『日曜日の歴史学』で教材となっていた梅安シリーズを読む。時代考証からすると、梅安の住居がやや江戸の端にあることに難があるようだが、そんなことを微塵も感じさせない著者の筆致はさすが。初めは冷酷な仕掛人として梅安を描いているが、回が進むにつれて人情味のあるものに変わってきた。

  •  仕掛人ていうと、つい必殺シリーズを思い浮かべ、かつ、必殺シリーズというと中村主水を思い浮かべ、それによって藤田まことさんを思い浮かべてしまう…。

     池波さんの文章は読みやすいし、話もおもしろいなぁ。
     コミカルさも明るさもないけれど、シリアスすぎずに読みやすい。

     ただ、登場人物の会話でも心情でもない部分で、「○○○……」とか(○○○……)て、地の文の途中で改行されて描写されるのは何で? て思った。
     強調したい部分…? そんな感じもしなかったけど。

  • 淡々と仕事をこなす姿、こんな稼業だから長くは生きないだろうという諦念が渋い、重厚でした。

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著者プロフィール

池波正太郎

大正十二年(一九二三)東京・浅草生まれ。小学校卒業後、株式仲買店に奉公し、昭和十九年、応召により横須賀海兵団に入隊する。戦後、下谷の保健所に勤務するかたわら劇作に励み、二十一年「雪晴れ」で読売新聞社の演劇文化賞に入選。二十四年、長谷川伸の門下に入り、新国劇のために数多くの脚本を発表する一方、時代小説を執筆し、三十五年「錯乱」で直木賞を受賞。その後、「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」のシリーズを生み出し、五十二年に吉川英治文学賞、六十三年に菊池寛賞を受賞する。映画や音楽、食に関するエッセイも多数。平成二年(一九九〇)五月死去。

「2020年 『青春忘れもの 増補版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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