- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062731614
作品紹介・あらすじ
大人は有害である。いじめ、閉じこもり、不登校…子供問題は世間を気にし、教えたがり、試したがる大人に問題がある。子供は大人の充足のためのものではない。新人、ルーキーだ。「これから何をするんだろう」「いつ化けるかな」大人は緊張し、楽しみに見守るサポーターになろう!心がほぐれ、元気の出るユニークな子供論。
感想・レビュー・書評
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『この国は「努力」というものを過大評価する国です。』
大人には耳の痛いことだらけのエッセイ。
大人が考えることを怠けちゃだめだよなぁ…。
度々読み返していきたい。
一番好きなのは、この一文。
「ぼくは、心は乱れるためにあると思います。」 -
アタリマエという思い込みに陥りそうな状態から心地よく解放してくれる一冊。
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絵本の五味太郎を想像して読んだら全くいい意味で全く裏切られた。
世の「常識的な大人」に対する皮肉と毒舌のオンパレード。
かなり極端な意見も多く全てに納得できるわけではないが、違った視点、複眼的思考を与えてくれる本だと思います。
毒が多いので読後感は爽やかとは言えませんが。 -
新しい世界への提言。
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子育て中にぶち当たる問題は、もしかしたら自分が勝手に作っているのかもしれない。それを知っているのと知らないのとでは、これからの子供の向き合い方が変わってくるのかも。
子育てで何か困難に事が起きた時には再読しようと思う。 -
歯切れのいい言葉で語られているのに決めつけがない。すごい。
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武田砂鉄さんの”わたしの一冊”から。登録準が前後してしまったけど、氏の著作を読んだ流れで本作も読むことに。なるほど、多感な時代に読むにはうってつけな感じの一冊。なるほど、あの絵本の裏側にはこういった思索があった訳ですね。
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美しい色彩の楽しい絵本をどっさり描いている著者が、子ども抜きで子どものことをああだこうだと仕切る大人たちについて、冴えた頭と良く見える目と平易な言葉で展開する大人有害論。
分かりやすい言葉で書かれた読みやすい本。
私は「一生懸命」書いちゃう人だ…。
著者プロフィール
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