リミット (講談社文庫)

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  • 講談社
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レビュー : 198
  • Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062731720

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  • 連続幼児誘拐事件の謎を追う警視庁捜査一課・特殊犯捜査係勤務の有働公子。婦人警官でなく、一人の母親として事件の当事者となってしまった彼女は、わが子を取り戻すため、犯人のみならず警視庁4万人を敵にまわすことに...。驚愕の展開、そして誰も予想だにしなかった戦慄の結末。ミステリーの到達点。
    -書籍より引用



    正直、展開が読める小説かもしれない。
    しかし、物語の展開についてはドキドキ・ハラハラさせるものがある。
    かつてドラマ化されたこともあり、今なお人気の小説。

    母性とは何か。家族とは何か。
    その想いが込められた一作。

    表現の生々しさは、脳内で映像化しやすく、さすが野沢尚さんといったところ。

    想像通りかもしれないが、誘拐事件は解決されやすいものである。
    しかし、犯人は、その誘拐で身代金強奪にかける。
    裏社会の事情も把握して物語を作っているあたりは高評価。

    主人公の一人息子が誘拐されたことから、この物語の本筋は始まる。
    1人の母親が、警察官という立場をこえて犯人と対決する。
    身内に犯人と通じている者がいるのか、孤独に戦う主人公に情がうつり、いつしか主人公と一緒に私たちも戦っているように感じる。

    ラストの告白に驚くかどうか、、、それはあなたの読み方次第かもしれない。

  • これは、先に読んだ「深紅」とは逆で、後半になるにつれて面白くなっていった。
    すっかり騙された~。

    でも、こんな風に無差別に子供が誘拐されるなんて、たまったもんじゃないな。。
    こんな極悪非道なことが世の中で起こっていることが、怖い。

  • 多少無理な展開も、スピード感と筆力で一気に読ませてしまう。ミステリー+アクション+ジェットコースタームービー的な展開+緻密な人物描写とてんこ盛りだけどよくまとまっている。それにしても、いろんなタイプの小説を書く野沢尚は凄い。

  • 前半の感じが少し苦手で、このまま本を閉じてしまおうかなぁ…と思いつつ中盤まで読み進み、あまりの苦しさに本を閉じ、でもやっぱり先が気になるからページをめくり最後まで止まらない!
    珍しく後半で犯人わかったぞ!なんて思ってたら…
    まさかのラスト。まぁ自分の考察力なんてこんなもんだな笑
    読んでよかった!面白かったです。

  • 最近、野沢尚さんの本を3冊読みました。「リミット」「深紅」「魔笛」。いずれも再読ですが、初読と変わらぬ感動・興奮が。「リミット」(1998.6刊行、2001.6文庫、全514頁)、一番インパクトがありました。①幼児を誘拐し解体して臓器を売り、あるいは性愛者の玩具として金に換える悪党たち。澤松智永、塩屋篤史、日色泉水ら。②息子貴之7歳を誘拐され、現金引き渡し役になった母親であり婦人警官の有働公子 ③犯人側から、警察からも追われ孤立無援の公子 ④犯人、公子、警察の3つ巴の戦いに果てに。

  • 読みにくくて長い。もう途中で読めなくなりました。

  • 人が見たくないけど実際にある社会の闇にメスを入れた本。読むのはたしかに辛いとこもあるけど、小説としてもおもしろかった。

  • はぁ~~苦手。

    小児人身売買や性癖の語りは、自分……苦手でして(涙)

    誘拐や母親ひとりで息子を助ける為に立ち向かう姿に身が入らないほど、、苦手な話でした。

    あんな状態で長く監禁されてた貴之が強い子でしたね。

    きっと……こういう話しは現実に世界の何処かであるの……かも知れない。
    吐き気するほど、嫌な感情が沸き上がりました。

    野沢尚さんは本当に色んな作風がありますね。

  • 誘拐もの。ちょうどマレーシアで誘拐未遂事件が起きたところなので戦慄しながら読んだ。
    日本でのほほんと平和に暮らすと誘拐なんて縁遠くて震えることはなかろうが、アジアにいながら読むとまた違った心理で読める。

    子供たちの成長を日々喜びとしながら生活しているものにいきなり子供の失踪、誘拐、そして死をぶつけられたら、親としては命は確かにあれど生きた心地はしない。生き地獄であろう。

  • 最初の方でなんとなく話が読め、あまり期待していない後半の展開に完全に引き込まれた。他の小説で女性警官というと、強く、勘で事件の解決へと導くことが多いけど、それとは違う、どこにでもいる女性警官で、事務仕事に長けていているが弱く、勘というより、長年の経験と知識からの読みで事件の糸口を見るけるようなキャラに親しみが持てた。最後にわかった主犯格には本当に驚かさせれた。公子はもとより、貴之とあゆみの今後、二人の関係性、古賀の行く先、それぞれが希望ある未来であってほしい、と切に思った。

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