果つる底なき (講談社文庫)

著者 : 池井戸潤
  • 講談社 (2001年6月15日発売)
3.43
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  • レビュー :483
  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062731799

作品紹介・あらすじ

「これは貸しだからな」。謎の言葉を残して、債権回収担当の銀行員・坂本が死んだ。死因はアレルギー性ショック。彼の妻・曜子は、かつて伊木の恋人だった…。坂本のため、曜子のため、そして何かを失いかけている自分のため、伊木はただ一人、銀行の暗闇に立ち向かう!第四四回江戸川乱歩賞受賞作。

果つる底なき (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • お仕事小説。

    銀行、金融業界での複雑なやりとりは
    難しい所もあったが、
    それに翻弄されてく人達の
    苦悩や葛藤、心の揺れは痛いほど良く伝わってきた。

    そして読書中、
    ぐるぐる頭を駆け巡っていたのは
    木皿食堂で聞いたあの言葉。

    「お金なんかに苦労させられている、
     と思うとホント腹立たしい!
     時々、思いっきりつまらない使い方をして
     お金に『ざまぁみやがれっ!』
     と、毒づく事もある。」
    って、
    うんうん。
    ホント、そうだよなぁ~
    と、そこに共感しながら本を閉じた。

  • ザッツ池井戸。
    池井戸潤好きには面白いんだろうなぁ。
    私は何冊読んでも好きになれない…
    男の人が男の人に向けて書いてる、ジャンプの漫画みたいな。

  • 池井戸潤のサスペンス、銀行モンとサスペンスどちらも、好きなジャンルなんで、読み応えがあった。ランポ賞とるぐらいあるなぁと感じる。池井戸は銀行もん、ビジネスもんばかりと、思ってた。

  • 池井戸潤『果つる底なき』講談社文庫。

    第44回江戸川乱歩賞受賞作品。長らく未読だったが、テンポ良く、読み応えのある作品だった。半沢直樹のような主人公が活躍するミステリー。

    謎の言葉を残し、アナフィラキシー・ショックで亡くなった同僚の坂本。主人公の伊木は坂本の死を巡り、銀行内の腐敗の構図に気付く…

  • ストーリーの舞台は、池井戸さんお得意の銀行。
    企業小説かなと思って読み始めましたが、ミステリーでした。意外!

    銀行員の伊木が、同期で親友の不審な死の真相を探るうちに、
    銀行の不正も明らかになり、自分も命を狙われることに・・・
    必要以上に人が殺されてるような気はしましたが、
    緊張感があって読みながらドキドキしました。

    銀行の内部事情のこと、企業間のお金の流れのことなど、
    あまり知識がない私でも、
    するっと理解できるわかりやすさは、さすが!
    こんなことで殺人まで犯すかな?という疑問はありつつも、
    先が気になって一気読みでした。

    なんといっても、主人公が人間としてカッコイイんですよね。
    池井戸さんの小説に出てくる主人公はみんなそうですが、
    正義感が強くて、組織に流されないので、
    つい応援したくなってしまいます。
    そして、やっぱりちょこっと恋愛も絡んでいたり。

    結末も、正義は勝つ!し、パターンは同じなんだけど、
    何を読んでも読後感がいいので、安心して読めます。
    ミステリー、もっと書いて欲しいです!

  • 2018.04.04

    池井戸潤のデビュー作
    同期の死 横領疑惑 倒産 債権回収 半導体 派閥争い

    デビュー時は結構人が死ぬお話を書いたのか

  • ハードボイルドな銀行員が主人公。

    たくさん人が死んだなぁ・・・
    池井戸さんの本で、こんなに人が死んだのってあったっけ?
    なんとなく他の小説とは、少し趣きが違う感じがしました。

  • 池井戸ワールド初期の作品。

    既に、このころから、①主人公が、何らかの形で窮地に陥る、②主人公を陥れようとする敵役が出てくる、③主人公が一層深みにはまる、④ふとしたことから救世主が現れる、⑤敵役が没落し、主人公が脚光を浴びる、と言う池井戸ワールドの基本が見ることが出来ます。

    最近の作品より、この作品の方がストーリーも、ドロドロ感も私には合っています。

  • まあなんというか池井戸作品って感じです、

    ある企業の倒産に銀行員の死亡が重なり、
    そこに違和感を感じた銀行員の話です。

    終わり方は痛快でよかったですが、なんか池井戸作品ならではの王道的な感じでした。

  • 次々にヒット作を連発する池井戸さんのデビュー作。

    銀行の債権回収を担当する坂本が亡くなった。
    同期の不審な死に疑問を抱いた主人公の伊木は、真相を求め動き出す...

    次々に露わになる銀行の闇。
    本当の悪は、誰なのか?
    果たして、伊木は、真実にたどり着けるのか?

    まさしく銀行ミステリーと言うジャンルを立ち上げた氏の真骨頂が、見られます。
    登場人物の性格の書き分けや、テンポの良いストーリー運びはさすがです。

    銀行の上層部(企画部長、副頭取など)を、もう少し書き足してもよかったかなと、思います。





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