地底獣国の殺人 (講談社文庫 あ 78-3)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (412ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062731911

作品紹介・あらすじ

一九三〇年代。創世記の伝説を探るためアララト山を目指した「ノアの方舟探検隊」の飛行船。奇人学者や美人秘書、新聞記者ら一行を待ち受けていたのは絶滅したはずの恐竜と謎の部族、そしてスパイに連続殺人。冒険に満ちた古の怪異を、博覧強記の俊英が精緻な論理で解き明かす奇想天外な傑作本格ミステリ。

感想・レビュー・書評

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  • ミステリーなのか?まずそのことが気になるが、そんなことは置いといて、面白い……。と言えないところが残念だ。

    荒唐無稽なのは仕方がないが、どうしてもストーリーにのめり込むことができない。

    言ってしまうと嘘くささとバカバカしさが先に立ってしまう。ただ、それでも破たんしているとまで言えないのは作者の実力か。

    それほどつまらないわけではないが、優先的に読みたいとまでは言えない一冊だ。

  • 森江春策シリーズ。

    今回は、ある事件を調べていた森江春策の元に一人の老人が声をかける。

    どうやら、彼の調べていた事件と彼の祖父をしっているようです。


    彼の祖父の話を聞いていると、恐竜などが生きていたロストワールドの世界に迷い込んだという話を聞くことに。

    生と死に怯えている中、仲間たちはどんどん命を落とす。

    中には、明らかに殺人と思われるものもあって…

    老人は一体何者なのか?そして森江春策は、老人の挑戦を受けて無事犯人を解き明かすことができるのか?



    最終的に、話がおとぎ話を読んだらいいのか、犯人捜しをしたらいいのかがよく分からなくて、混乱気味に話を読み進めていました。

    最終的に老人の招待も分かったし、森江春策の祖父と一連の殺人犯のつながり。
    まさか、説明時に人の入れ替わりが行われていたとは、全く気付かなかったです。

  • 森江春策シリーズ

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著者プロフィール

一九五八年大阪市生まれ。同志社大学法学部卒業。
一九八六年、「異類五種」が第2回幻想文学新人賞に佳作入選。
一九九〇年、『殺人喜劇の13人』で第1回鮎川哲也賞受賞。
代表的探偵「森江春策」シリーズを中心に、その作風はSF、歴史、法廷もの、冒険、幻想、パスティーシュなど非常に多岐にわたる。主な作品に『十三番目の陪審員』、『グラン・ギニョール城』、『紅楼夢の殺人』、『綺想宮殺人事件』など多数。近著に『大鞠家殺人事件』(第75回日本推理作家協会賞・長編および連作短編集部門、ならびに第22回本格ミステリ大賞・小説部門受賞)。

「2022年 『森江春策の災難』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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