新装版・梅安冬時雨 仕掛人・藤枝梅安(七) 仕掛人・藤枝梅安 7 (講談社文庫)

  • 講談社 (2001年7月13日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784062731935

作品紹介・あらすじ

江戸のピカレスク梅安シリーズ最終話
白子屋残党の執拗な攻め。梅安らは、いかにして立ちむかうのか!

白子屋一味との因縁は、やすやすとは切れない。知略に秀でた敵を倒すための梅安の秘策とは……。著者急逝により未完となった梅安シリーズの最終話。江戸の悪漢(ピカレスク)小説としても自眉のシリーズだけに惜しまれる作品。巻末に取材アルバムと梅安シリーズに関する著者インタビューをまとめた「梅安余話」を収録。

みんなの感想まとめ

物語は、梅安シリーズの最終章として、白子屋残党との執拗な戦いを描いています。主人公梅安は仲間たちと共に新たな家を建てる一方で、再び襲撃を受け、知略を駆使して立ち向かいます。著者の急逝により未完となった...

感想・レビュー・書評

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  • 絶筆の最終巻。終わってないが、終わりとしてとても自然な印象。
    梅安の心変わり、家を建てること、おもんとの別れ、徐々に終わりが見えてきた中、次々と現れる刺客との殺し合いの無限地獄の中にいること、生きてる限りその地獄から抜け出せない、梅安にとっての日常が続くという物語の終わり方のような印象。
    梅安が倒される可能性も示唆しつつ、続く日常の地獄ということで、却って、仕掛人としての世界観、刹那的な修羅を味わえた。

    付録の梅安余録がまた、秀逸。
    男はどうだとか、女はどうだとか、女郎の話なんかも出てきて、今の時代とは異なるものの、編集者と違って、池波さんは男女の区別が少なく、人間とはという視点で共通の発言をしているのが、人を人として見る池波さんの眼差しを感じる。
    曰く
    男も女も共通して、人の身になって考えるということができる人が一番いいわけだよ。なかなかできないことなんだけどね。

    そして、我欲が少ない方が幸せになれる。俺も我欲がつよいと言うことば。

    池波さんの眼差しに、優しさと厳しさが同居している。この相反するものを体現できるのが、大人なんだと思う。

    大名が、好悪を言わない、料理がまずいと言うことを言わないのは、その料理を作った人に累が及ばない様にする配慮からとのこと。そしてそのための教育を受けていたとの言葉は改めて勉強になる。

    geminiで、大名の教育本を調べたところ、儒教の大学がルーツだと知る。
    ということで、初めて大学を読もうと思った。四書五経も、論語より前の書と誤解していたので、よい勉強の機会となりました。

  • ▼「鰯雲」「師走の闇」「為斎・浅井新之助」「左の腕」「襲撃」

    ▼読了後かなり経っているので大分、忘れていますが…。

    5巻で殺した大物・白子屋の関係残党との闘いは終わったようで終わってない中、梅安さんは相棒たちと新しい家を建てる。一方でやっぱり殺し屋たちは襲ってくる。
    というところでチョンパっと・・・作者死去につき未完。

    基本はやはり5巻以降は「カムイ外伝・池波版」というテイストもあります。とはいえ、個人的にはとっても好きです。

    ▼このシリーズは恐らくこの先、2~3年に一度は再読してしまうのではないか・・・と思っていて、そういう意味では「鬼平」も「剣客」もそうですが、電子書籍で購入して正解だったな、と。何年経ってもモノとしての劣化はないですからね…。
    (でもひょっとして、図書館で借りて「紙書籍」で再読しちゃうかもですけれど)

  • あぁ、、、、こんなところで、、、、、、。

  • 池波正太郎の連作時代小説『新装版・梅安冬時雨 仕掛人・藤枝梅安(七)』を読みました。
    『新装版・梅安乱れ雲 仕掛人・藤枝梅安(五)』、『新装版・梅安影法師 仕掛人・藤枝梅安(六)』に続き、池波正太郎の作品です。

    -----story-------------
    江戸のピカレスク梅安シリーズ最終話
    白子屋残党の執拗な攻め。
    梅安らは、いかにして立ちむかうのか!

    白子屋一味との因縁は、やすやすとは切れない。
    知略に秀でた敵を倒すための梅安の秘策とは……。
    著者急逝により未完となった梅安シリーズの最終話。
    江戸の悪漢(ピカレスク)小説としても自眉のシリーズだけに惜しまれる作品。
    巻末に取材アルバムと梅安シリーズに関する著者インタビューをまとめた「梅安余話」を収録。
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    1990年(平成2年)に刊行された作品……鍼医者・藤枝梅安の暗殺稼業「仕掛人」としての活躍を描く、仕掛人・藤枝梅安シリーズの第7作(最終作)です。

     ■池波正太郎・梅安の旅 取材アルバムより 撮影=但馬一憲
     ■梅安冬時雨
      ・鰯雲
      ・師走の闇
      ・為斎・浅井新之助
      ・左の腕
      ・襲撃
     ■池波正太郎「梅安余話」
     ■解説 縄田一男

    魔風(まかぜ)渦巻く品川宿に揃いもそろった極悪人……剣閃(ひらめ)く、妖剣躍る、、、

    生かして置けぬ悪人輩に、鬼の梅安仕掛け針……憂き世の辛さはわかっているが許しちゃならない非道は非道。

    夕焼け染まった大川端に仕掛けのあとの蜆汁……彦さん、今夜は悲しい酒だ。

    著者急逝により未完となった仕掛人・藤枝梅安シリーズの最終話です、、、

    梅安を殺し損ね、さらには小杉十五郎に傷を負わされた三浦十蔵は、梅安を虎視眈々と狙っており、梅安を許せない白子屋残党の香具師の元締・切畑の駒吉は、かつて白子屋菊右衛門を守っていた平尾の弟・平尾要之助を仕向ける……佳境に入ったところでの絶筆、これからもっともっと面白くなりそうなのに残念ですね。

    本作では『剣客商売』の秋山小兵衛の名も登場し、ファンにとっては嬉しいところ……老剣客・浅井新之助を評する部分で秋山小兵衛の名が出てくるので、浅井新之助は、今後の展開で重要な人物になるはずだったんでしょうけどね、活躍が見れないのも残念、、、

    巻末には、梅安シリーズに関するインタビューをまとめた『梅安余話』を収録……1982年(昭和57年)11月9日に湯河原の海石榴で、佐藤隆介の他、小説現代のスタッフ数名が同席したインタビューだったようです、、、

    池波正太郎の人物像が浮かび上がるような内容で愉しめました……それにしても、仕掛人・藤枝梅安シリーズの続篇が読めないのは残念ですね。

  • 池波正太郎さんが亡くなって絶筆になってしまいました。最後まで読みたかったですが梅安さん達は死なずに済んで良かったです。

  • ついに終わってしまいました。

  • 池波正太郎先生が亡くなり、梅安も途中で終わってしまい絶筆。

    残念ではありますが、梅安シリーズ中盤から最初の悪の生々しさが消えて、何か梅安自体も年齢を重ねて変わってくる感じもそれはそれでよかったように思います。

    しかし、この中の『襲撃』で、危機一髪の梅安がみせた、反射神経には笑ってしまいました。ここまでの反射神経とは。 まさに、「このことである」。

    このフレーズもこれで終わりですね。残念です。

  • 2024.02.24
    何がすごいかというと未完の遺稿が発表される作家であること。
    読者、編集者など関係者にそれだけ待ち焦がれられて亡くなることが作家の唯一の目標ではなかろうか。

  • 作者がお亡くなりになって(絶筆)残念。梅安の家はどうなるのだろうか…意地悪な想像だけど、平尾あたりが付け火をしたりして…。そして、引退ができない。なんて。

  • <目次>


    <内容>
    池波正太郎の絶筆。話は終わっていない。筆が重い風に感じる。どんな決着を考えていたんだろう?
    付録の対談はなんかかみ合っていない…

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    白子屋一味との因縁は、やすやすとは切れない。知略に秀でた敵を倒すための梅安の秘策とは…。著者急逝により未完となった梅安シリーズの最終話。江戸の悪漢小説としても白眉のシリーズだけに惜しまれる作品。巻末に取材アルバムと梅安シリーズに関する著者インタビューをまとめた「梅安余話」を収録。

    令和5年7月5日~7日

  • 著者急逝により、未完となってしまい残念。これからドラマは大詰め、という感じになっていたのに。もっとよみたかった!

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    白子屋一味との因縁は、やすやすとは切れない。知略に秀でた敵を倒すための梅安の秘策とは…。著者急逝により未完となった梅安シリーズの最終話。江戸の悪漢小説としても白眉のシリーズだけに惜しまれる作品。巻末に取材アルバムと梅安シリーズに関する著者インタビューをまとめた「梅安余話」を収録。

  • キャラも固まって宿敵も出てこれからだというところでの絶筆。何と無く感触としては梅安という物語の起承転、の部分で終わってしまった感じがする。惜しい。

  • シリーズ第七作であり、絶筆となったため最終話である。白子屋の刺客との対決、自宅の新築、おもんとの別れなど、その先が気になる、読みたいが、どうしようもない。これまで楽しませてくれたことに感謝しつつ合掌。

  •  池波正太郎(1923~1990、享年67)著「梅安冬時雨」、シリーズ(七)、2001.7発行(文庫)。未完の絶筆です。

  • 最後はまさかの…続きを読みたい!

  • 終わってしまった……。続きは各自の想像の中ですが、家を建てたり、おもんさんと(本人には会ってないけど)別れたり、彦さんが楊枝作るのを辞めて指圧師になったりしていて、なんだか終末に向けての伏線が張られている感じがします。仕掛人梅安の散り様が見られたのかもと少し思います。

  • 呆気なく読了。絶筆は痛ましい。巻末は余計かな。

  • 在庫整理のため再読。

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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