数奇にして模型 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 5068
レビュー : 390
  • Amazon.co.jp ・本 (720ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062731942

感想・レビュー・書評

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  • 長かった…
    まあいつも通り面白かった。
    けど結局そこかーい。的な感じやったかな。まあしょーがない。
    なんでこんな長かったんやろ。
    犀川先生は相変わらず(今回はだいぶ激しめに)戦ってた。
    なんかここへ来てというか、サイコキラー?的な、感じの話で
    動機がきっちり描かれないというようなこのシリーズの言われ方にはそんなに当てはまってないんかなあとか。まあ最初の方の方がそのきらいは強かったよね。

  • 人はどこまでが人なのか。

  • 森さんが、いわゆはオタクの文化にこんなに詳しかったとは…!模型好きの人たちのイベントの様子がちゃんとリアルなんだろうなぁと思えた。
    萌絵ちゃん、危ない目に遭いすぎ!これまで結構何回も命の危険が…!そして、それを助ける犀川先生。ヒーローみたい。

    萌絵ちゃんと犀川先生のやりとりは、相変わらず詩的で、でも、一方では可愛らしくてほっこりする。

  • 本物の異常者現れる、の巻。
    密室の実験室で絞殺された女子学生。同じ日に模型イベントの会場となっていた公会堂の一室で首なし死体。しかもまたもや密室。同じ部屋に倒れていたのは、女子学生と同じゼミの社会人学生。
    そんな二つの密室の謎を追っていくうちに、第三の殺人が。
    今回は警察の活躍はほとんどなく、金子君と犀川先生大活躍。特に犀川先生は全身打撲だの筋肉痛だの裂傷だのを負いながら、萌絵の危機を救うのでした。
    萌絵のいとこが出てきましたが、やっぱり変わってて、なかなか強烈でいい味出していたと思います。
    萌絵の友人、ラブちゃんって…。こちらも出番少ないにもかかわらず、キャラクターが非常に漫画的で強烈でした。
    それも作者が昔同人誌を発行していたとか(しかも漫画)聞くと、なるほどなーと思ったのでありました。

  • オタク時代の自叙伝だな。

  • とある模型展示会で、一人の女性が首を切られて殺害される。部屋は密室状態で、内部には後頭部を打撃され気絶された男性も発見される。おりしも、その男性が在学している大学の研究室で、女性が絞殺されて発見された。こちらも密室状態である。犯人は事件現場に倒れていた男性が犯人だと思われたが、犯人と思わしき人物が挙がり始め、事件は複雑になっていく。今回は首切り殺人というシリーズの中で一番猟奇的な犯行である。犯人の動機も猟奇的。トリックと犯人を暴くには、常識的な概念を捨てなくてはならないだろう。ラストは、シリーズ3作目である「笑わない数学者」と似ている結末。どう解釈するかは、タイトルから分かるだろう。数奇にして模型→好きにしてもOKというダジャレです。

  • 3
    模型マニアの殺人事件。通常の論理で動かない犯人。模型という目的のためには手段を選ばない。最初の容疑者寺林の本性を犀川・萌絵が暴いていく。
    途中で国枝が語る正常と異常の区別の話はなかなか面白い。人間社会のルールは大雑把に近似して単純化されており、それが正常と異常の区別を生み出す。道徳などはよい例。このあたりが、テーマになってそう。
    生理的に受け付けないと思っていた人物が、多少、予想と異なる仕草をしただけで好意的に見えることがある。この反対事例も多い。
    事件の真相を結論から逆に説明し考えもしなかったような末端の可能性もいちいち検討して抜け道がないという印象を与えることで、思考力に感服させる、多少の論理の飛躍など勢いで信じてしまうらしい。

  • まさしく数奇にして模型。 
    狂気と正気の狭間を漂う。 
    常識と非常識の狭間を漂う。 
    概念が壊れる一作。 
    気が触れる一作。 
     
    面白かった。

  • S&Mシリーズ9作目。前の『夏のレプリカ』や『今はもうない』が変化球だったので、このシリーズらしいノリが戻り、恒例の密室も2つもあるし、やっぱりこうでなくっちゃって感じで面白かった。喜多先生の出番が多いのも嬉しいところでした。犯人は意外とは思わなかったけど、でも半分くらいしか当たってなかった。密室の謎も、死体に首がない理由も、犀川先生の種明かしですんなりと理解でき、シリーズ中で一番単純だったかも。楽しんできたシリーズも残りあと1冊になりました。どんな結末が待っているのかわくわくしてます。

  • 「好きにしてもOK」
    =sukinishitemokei

    森博嗣の本で、薄いものは少ないけど、それでも厚さに驚いた!しかし、次作の方が更に分厚いというものだから、楽しみでしかない!

    今作では、金子くんが良い味出してます。
    金子くんが目立つけど、国枝先生もまた良い感じ。

    前作の「今はもうない」あたりからS&Mシリーズ内の犀川と萌絵以外の登場人物のキャラが立ってきていて、嬉しい♪
    シリーズものを読み進める醍醐味の1つ。

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著者プロフィール

森 博嗣(もり ひろし)
1957年、愛知県生まれ。作家、元研究者。名古屋大学工学部建築学科、同大学大学院修士課程修了を経て、三重大学工学部助手、名古屋大学助教授。名古屋大学で工学博士を取得し、2005年退職。学会で数々の受賞歴がある。
作家として、1996年に『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞し、同作で作家デビュー。S&Mシリーズとして代表作の一つに。『スカイ・クロラ』シリーズは本人も認める代表作で、2008年アニメ映画化された。その他にも非常に多くの著作がある。

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