密告 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 766
感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・本 (584ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062731997

作品紹介・あらすじ

川崎中央署生活安全総務係の萱野は、ある日、上司の矢木沢に面罵された。競技射撃で五輪出場権を懸けて争った選手時代の確執から、矢木沢の接待疑惑を密告したと思われたのだ。自らの汚名を晴らすため、萱野は真の密告者を捜す!巨大な日本の警察組織内部に潜む闇を、深く綿密に描き切った迫真のサスペンス。

感想・レビュー・書評

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  • ドキドキハラハラさせられるストーリーがものすごく面白く、途中で読みやめることがなかなかできなかった!

  • 面白かった。でも何とも言えん読後感。

  • 警察官である萱野は、いきなり上司の矢木沢から怒鳴られた。
    それは、身に覚えのない密告という濡れ衣だった。
    ただ、萱野は過去に矢木沢のことを密告したという事実があり、それが何者かに利用された可能性があった。それだけに、誰もが萱野を疑った。
    遂に汚名を晴らすために自らが密告者を探すために動き始める。
    そこには、警察組織に蔓延る深い闇が…

    2019.8.25

  • 川崎中央署生活安全総務係の萱野は、ある日、上司の矢木沢に面罵された。競技射撃で五輪出場権を懸けて争った選手時代の確執から、矢木沢の接待疑惑を密告したと思われたのだ。自らの汚名を晴らすため、萱野は真の密告者を捜す!

  • 結論を想像させない展開は、さすがだ。様々な刑事が活躍する警察モノとは大いに異なり、事務職の警察官が事件の渦中になり容疑者になったり、捜査を主導したり、いつも新しい展開で引き込まれる。
    しかし、恋愛部分は複雑で、主人公があえて魅力が薄いように描かれていることもあり、何故ここが中心なのかわからなかった。でもここがないとストリーは成り立たないし....ミステリ中心だからこれはこれでよいのかも。

  • 競技射撃でオリンピック出場権をかけて争った、主人公とライバルの上司。密告によって五輪出場権を失った上司との確執を描く。警察という組織も掘り下げる。

  • 20151206

  • やはり文章は上手で引き込まれる。先も気になり一気に読める。が、主人公の動機、というか女性への思いってのにはいまいち共感しきれず。

  • 一生懸命に探る理由がわからん

    そこまでする意味がわかんねぇ

  • 2014.11.2(日)¥280+税。(-2割引き)
    2015.5.19(火)。

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著者プロフィール

真保裕一(しんぽ・ゆういち)
1961年東京都生まれ。91年に『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞。96年に『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞、97年に『奪取』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞長編部門、2006年『灰色の北壁』で新田次郎賞を受賞。他の書著に『アマルフィ』『天使の報酬』『アンダルシア』の「外交官シリーズ」や『デパートへ行こう!』『ローカル線で行こう!』『遊園地に行こう!』『オリンピックへ行こう!』の「行こう!シリーズ」、『ダーク・ブルー』『シークレット・エクスプレス』『真・慶安太平記』などがある。


「2022年 『暗闇のアリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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