華胥の幽夢 十二国記 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.82
  • (302)
  • (278)
  • (459)
  • (14)
  • (1)
本棚登録 : 2145
レビュー : 164
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062732048

作品紹介・あらすじ

戴国王驍宗の命で漣国へ赴いた泰麒を待っていたのは。芳国王仲韃への大逆の張本人月渓に慶国王陽子から届けられた親書とは。才国の宝重華胥華朶に託された理想の王国への憧憬の行方は。そして、陽子、楽俊、十二国はいま-。あなたの心をふるわせ胸を熱くする十二国記珠玉の短編集。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 再読。

    短編集なのでサクサク読書。
    理想を持つもの、清廉潔白であるものが王になっても堪えられないという皮肉。。。渋い。
    世界観が補強されて十二国ワールドを十分味わえる。

    とはいえ、長編の方が十二国記は好み。

    戴の続きか、まさかの廉王のほのぼの農耕日記か、なににせよ新作長編はまだかいな?

  • 久しぶりに再読。
    冬栄・戴、乗月・芳、書簡・景、華胥・才、帰山・柳

    「月に乗じて暁を待つ」
    仲韃を慕う余り、その転落に耐えられず討った月渓。その罪の意識に苛まれ凝り固まった心を解きほぐしていく青の言葉が泣ける。

    「責難は成事にあらず」
    この言葉、民主党に贈りたい。

    十二国全体の状況を帰山にておさらい。新刊に向けての準備を整えねば。

  • 責難は成事にあらず
    名言。

  • この書籍は、短編集です。

  • 十二国記シリーズ、短編集。
    これまで出てこなかった国も題材になっている。

  • 2017.12.10読了

  • 僕が今まで読んだ短編小説は、概して本編に比べ面白くはないのだけれど、この本は違ったなー。

    お役目と仕事。社長では食べていけない。何かを残すことが仕事であるのだから、玉座に座っているだけでは仕事ととは言えない。日本には、慢心している人が多いのか、少ないのか。

    豊かな国とは何だろうか。
    税が少ない国なのか。だた、税が少なければ、国庫に蓄えがなくなり、飢饉に対応ができないなどある。
    民が生きやすい、余裕のある国という表現で理想郷を語っているが、それが正なのか間違っているのかわからない。政治ってわからない中で、信念をもって進めることで、それができる人が政治家なんだろうな。

    学校制度について。
    多くの人が大学に進み、あまり勉強せずに大学を卒業する時代。この本に書かれているような、大学に入るのも卒業するのも難しくし、卒業すれば高官となれるという制度が本来あるべきだと思う。自分の学士の領域を聞かれて答えらえれない人が多すぎる。教育を目指しているのではなく、教授職という名の雇用を生み出すことや授業料や広告費などで国にお金を循環させる目的が見え隠れしている。

    そもそも、王が死んだあと、麒麟も死ぬ。
    その後、新しく麒麟が生まれるために1年、さらに新しい王が天命を受けるまでまた時がいる。このインターバルで国が乱れることもあるだろうが、それはいいのだろうか。新しい麒麟が生まれそうになったら、近々王が変わるようだという世界観のほうがあっているような気がする。

  • 番外編その1。

  • 泰麒が漣へ行く話。公主が出奔した後の芳に書状が来る話。鳥で文通する陽子と楽俊の話。理想を見せてくれる宝を巡る才の麒麟と王宮の話。柳国の崩れ具合を見聞に来る風漢と放蕩息子の話。

  • 十二国記の五つの短編

    冬栄
    戴麒の健気さが可愛らしいですね。
    戴の国の今後が分かっているからこそ読んでて切なくなります。

    乗月
    月渓は本当に面倒くさい漢です。
    前半はもうちょい空気読めよって思い読んでました。

    書簡
    楽俊と陽子の文通です!
    祥瓊達と出逢う前かな?

    華胥
    現在の野党の党首様方に読んで聞かせてあげたいと思います。
    責難は成事に非ず
    学校の教科書に載っても良いと思います。

    帰山
    碁石の話が気になります。
    雁王はいつか本当に雁を滅ぼすんじゃないかと心配になります。

全164件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

小野 不由美(おの ふゆみ)
1960年生まれ、大分県中津市出身の小説家。大谷大学在学中に京都大学推理小説研究会に所属。夫は推理作家の綾辻行人。
1988年、『バースデイ・イブは眠れない』でデビュー。2013年5月、『残穢』で第26回山本周五郎賞を受賞。代表作にテレビアニメ化された『悪霊シリーズ』、『十二国記シリーズ』、『屍鬼』など。

華胥の幽夢 十二国記 (講談社文庫)のその他の作品

小野不由美の作品

華胥の幽夢 十二国記 (講談社文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする