ST 警視庁科学特捜班 (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062732062

感想・レビュー・書評

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  • 来た!好きなやつ!w
    個性豊かで突出した才能の持ち主だけど分かりやすい弱点もありのSTの面々
    最初のキャラ紹介の導入からもうわくわくが止まらなかったです
    戦隊モノのベタ感が好き
    シリーズが進むにつれて他のメンバーにも焦点が当たって行くんだろうな
    次!

  • 事件背景の解説?がちょっと細かい気がしたけど あれがないと殺人事件がなりたたないから良かったんだとおもった。次が楽しみ。

  • <エ>
    いろいろな事情があって『アメリカ素描』司馬遼著,と『春は馬に乗って』遠藤周作著を懸命に読んでいる。もちろん大御所二人のエッセイはそれなりに面白い。面白いがちょっと小難しいところもある。特に狐狸庵先生の方に多箇所あって,その場合かなりの確率で眠くなる。そんな時はやはり今野敏御大将の作品に限る。ただちょっと悔しくて惜しいのは面白いので,すぐに読み終わってしまう事。まあ贅沢な悩みではある。

    でさて本作を皮切りに ”ST”シリーズ(”サイエンティフィック タスクフォース” らしいが『科学特捜隊/班?』なんだから ”Science Special Investigation Corps” 『SSIC』の方が良いなぁ。笑う)へと突入予定。本書に続くシリーズ作品は全部未読なのでめっさ楽しみなのである。しかし順番通りに間違えないで読み進めて行くには少しの努力と慎重な判断が必要なのだ。これも贅沢な悩みか。

    今回の野敏作品には,僕的にはかなりめづらしくも理解できない文章があったのでここに引いておく。読者諸兄のご意見を伺えると嬉しい。本文282ページ。そのまま引くと「・・・六十八年から六十九年の間に四人の女性を暴行殺害したけど,そのうちの二人の乳房を切り取り,合成樹脂で型を取り暖炉の火で鋳造したんだ」 はてさて僕にはこの文章の意味がわからない。”樹脂で型を取って暖炉の火で鋳造する” っていったいどういうことなのか。『切り取った乳房を使ってそのまま砂型を作り,その砂型に暖炉で溶かした金属を鋳込んで作る』なら分るが,敏之介殿の文面は絶対にそうは書いていない。樹脂の型など暖炉の火にかけるとたちまち燃え溶けてしまうだろう。幾度かの編集者を含むプロの校正を受けて上梓されている本なのだから真相はどこかに必ずある。はて ではその真相は一体何だろう。(でも今野敏太郎様のこの手の僕の疑問に答えてくれた方は,ご本人や出版元を含めて未だに誰一人いらっしゃらないのであった)

    いろいろ高言,すまぬ。

  • ゆっくりとしたストーリー展開であった。一見、関係なさそうな部分も伏線としてあり、全体を通して読むと面白かった。
    青山の推理は心理学に基づいているので今まで読んだ小説とは違った感じで非常に面白い。

  • 前半はなかなかメンバーの活躍が見られず、まどろっこしい感じを受けましたが、後半一気に物語が展開して面白かった。

  • 安積班シリーズを最新刊まで読了したので、次なるシリーズへということでSTシリーズに触手を伸ばしてみることに。安積班シリーズの一作に青山翔が登場し、その飄々としていながら持前の心理学に関する知見をベースにした鋭いプロファイルを展開するギャップがおもしろそうだったので、このシリーズに興味を持ちました。

    警視庁に設立された科学特捜班(ST)に属する5人がキャリア警部とともに事件を追う、5人それぞれが特殊能力を持っており、事件解決に一役買う、という設定。それゆえ安積班シリーズや隠蔽捜査シリーズに見られたような刑事そのものを軸にした人間ドラマは鳴りを潜めているように感じました。

    終盤まではSTの面々による確固たる推理が明かされるわけでもなく、途中途中でまったく事件に関係ないと思われる人物が登場するなど(最終的には重要人物でしたが)、クライマックスにたどり着くまで若干退屈な面もありましたが、最後の捕り物のあたりは一気に緊迫感も高まり楽しめました。

    ひとまず2作目以降にも期待。

  • 任侠シリーズで面白いな、と思って今野さんを読んでみました。ドラマ化もされているのですね。それが頷けるひど面白かったです。特殊能力集団が立ち向かう犯罪…なんだけど、立ち向かってるのか微妙なスタンスがとても良かったです。こだわりが過ぎて、斜め上からの緩慢さが漂う作風は私は好きです♪なんだかんだで菊川さんが一番好きだった…笑 百合根さん、もう少ししっかりして下さい!続編も読みます。

  • ドラマがとてもおもしろかったので原作本も読んでみた。実は今野敏の小説はこれが初めてなのだが、ドラマでキャラクターがイメージできてるせいもあるのか一気に読んでしまった。本書もドラマで使われたよね…。
    赤城のキャラクター設定が藤原竜也ではなくどうしても阿部寛に思える以外は、ドラマはよく再現できていると感心した。

  • 戦隊モノみたいな科学特捜班メンバーによる謎解きみたいな話

    群像劇にしてはST以外の描写があっさりと言うか舞台装置みたいな薄さ。
    プロファイル描写も繰り返しが多く、削ったらいいのにと思う部分も多い。
    感情を動かされる部分も特になく、何かの引用のような文が多く自分には合わなかったなと思った。

  • うーん、普通でした。
    二作目に期待。

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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