文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 6049
レビュー : 537
  • Amazon.co.jp ・本 (1376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062732475

感想・レビュー・書評

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  • 辞典並みの分厚さですが、その量を感じさせないストーリー展開が良いです。伏線の回収がとてもロジカルで、これまでの作品の中でNo.1の完成度だと思います。京極堂の憑き物落としも十分なカタルシスでした。
    禅についての蘊蓄はなかなか興味深いものでしたが、かなり難しく理解しきれなかったです。この部分をクリアーできるかどうかで本書の評価が分かれると思います。

  • これまで読んできた同シリーズ四巻中、一番おもしろかった。

  • 相変わらず、丁寧な説明が。。。禅についてなんで、難解だった。正直ちょい???な部分も多し
    そしてラストの長い説明。。あいかわらず大好きだ

    京極堂ワールド大好き。

  • 読み終わるのにかなり時間がかかった。
    仏とは禅とは頓悟とは。
    京極夏彦にしか描けない世界観の様に思います

  • 山奥のお寺が舞台。登場人物はほぼお坊さんばかり。
    シリーズの他作品は妖怪や陰陽師などといった和風のベースがありながらどこか洋風な雰囲気を持っているのだけど
    今作は完全に和風。はじめ、地味なイメージだったけども再読するとシリーズの中でも2、3番目に好きな作品に。

    慈行はなぜ子供で空っぽなのか。
    なぜ常信が解らなかったのか。
    榎木津は心を読むのではなく記憶を視るのだから、それをもって空っぽと言うのなら記憶がないということなのか。
    慈行は何も語られぬまま、救われぬまま寺と燃えてしまった。
    読後はしばし、慈行のことを考える。

  • 最初に読んだときは、狂骨と同じように最後にイロイロと知らなかった事が出てきすぎだと思ったけど
    実際はちょこちょこと伏線は張られていたり

    世の宗教は神秘体験を宗教に昇華させるけど
    禅はそれをも斬って捨た日常こそが本物であると
    なるほどねぇ

  • 前回の「狂骨の夢」に続き、またも仏教の分野の話です。

    「狂骨の夢」では読者を置き去りにしたまま、ラストで京極堂が密教についての薀蓄を一気に述べて解決に導いていましたが、今回は読者を置き去りにすることなく、途中途中で京極堂が非常にわかりやすく禅について語ってくれます。

    個人的には前作の「狂骨の夢」は、どうも失敗だったような気がしていますので、これでリベンジができたのではないでしょうか。

    また、久し振りの旅行のためかいつもより気分が若干ウキウキしてるような、はしゃいでるような京極堂が見れて楽しかったです。
    http://monokaki3.com/natsuhiko-12-90

  • やられた。
    何度鳥肌が立ったことか。
    言葉を知らないことは恥ずかしい事だと初めて思った。
    生きる上で必読。

  • 読んでる途中は面白いのに。

  • 薔薇の名前が好きな人は好きだと思う

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著者プロフィール

京極 夏彦(きょうごく なつひこ)
1963年、北海道小樽市生まれ。小説家としてだけでなく、世界妖怪協会・世界妖怪会議評議員(肝煎)など妖怪研究家であり、他にも装幀家、アートディレクター、俳優など様々な顔を持つ。
広告代理店を経てデザイン会社を設立。1994年、そこで暇つぶしに書いた『姑獲鳥の夏』を講談社に送ったところ極めて評価を受け、同年、即出版・デビューに至る。瞬く間に執筆依頼が殺到する人気作家に上り詰めた。
1996年に『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、1997年『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、2002年『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、2004年『後巷説百物語』で第130回直木三十五賞、2011年『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞など、数多くの受賞歴がある。
代表作に「百鬼夜行シリーズ」「巷説百物語シリーズ」「豆腐小僧シリーズ」など。

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