文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫)

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  • 講談社
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本棚登録 : 6037
レビュー : 537
  • Amazon.co.jp ・本 (1376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062732475

感想・レビュー・書評

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  • 禅や仏教の話で難しすぎて飛ばし読み⇒飛ばし過ぎて意味不明で読めませんでした。狂骨の夢までは楽しく読めたのですが。いつか読み直します。

  • ノベルス版以来、約20年ぶりの再読となる。かなり前に笠井潔御大は今作を最高傑作に挙げていたが(今は不明)、本質直観に関する記載(1080P)はノベルス版から既にあったのだろうか。山内氏や明石先生の元ネタ等、初読時には気づかなかった箇所も含め読み返してみたが、第一の感想はやはり〈圧巻〉、この一語に尽きる。京極堂はいつも通り美味しいところを掻っ攫っていくが、要所要所で大立ち回りを演じる榎木津の無類のカッコ良さといったらもう……! 菅野との問答や京極堂に合流する件は改めて惚れ惚れする。
    そして気絶した関口を麓まで運んだのが榎木津であるという衝撃の事実まで判明し、只でさえBL色もとい衆道色の強い今作は弥増しにその度合いを深めていくのでありましたw

  • 冬で雪に籠る感じと、欝々とした関君が、割と好きでした。そういえば読むのって初読以来じゃない、と。これまで狂骨が一番好きかも、と思ってましたが、こっちのが好きかも。
    益田の、民間人との仲良くなり具合とか、笑えます。
    いやぁ、久々に、読むのに集中して気付いたら夜遅くなってた体験でした。

  • 真っ白の雪景色に黒い衣に身を包んだ禅僧たち、鮮やかな晴れ着の少女。幻想的な映像が目に浮かぶよう。
    多重に張られた結界に守られた異界、そこに閉じ込められた人迷い込んだ人捉われた人、結界を張り巡らせた人。

    メモ程度に。

    関口君は積極的に捉われに行ったように見えるけれど、久遠寺氏や菅野氏とのつながりを考えると、やはり捉われるべくして捉われてしまったのだろうか。
    「姑獲鳥の夏」で思わぬところに碁石を打たれてしまった久遠寺氏は、榎木津や京極堂のやり方の良い理解者となった。けれど彼はやはり、自分の世界を信じすぎているきらいがあるかなあ。
    今川さんの魅力が爆発。志水先生デザインのまちこさんビジュアルで再生しても違和感ない……
    敦子と鳥口は安定の可愛さ。
    榎さんの大明神っぷりは鉄鼠からなのか。
    和田和尚は記憶よりもヒステリー起こしてた。大丈夫かこの人。
    益田も記憶よりあっさり寝返ってて笑ってしまった。卑怯だなあ。

    禅についての薀蓄は面白いんだけど理解しようとして読むと恐ろしく時間がかかるから流す程度に。毎回こんなだから知識が増えたりはしない、情けない。

  • 禅を分かった気になれる

  • 個人的には、京極夏彦で一番好きです。

    総評
    だってこんな分厚い本で、しかも自分は本を読むスピードが遅いのに、一週間以内で読んでしまったのですから。
    どれだけ、一日中、手に持ち続けてたんだよ。と、自分自身をつっこんでしまいました。

  • 今回は関口くんと京極堂が箱根へついでにという理由で旅行へ行き、そこの宿と近くの寺で坊主が次から次へと殺人が起き、いつも通りみんなが巻き込まれていく話。鈴の正体は前の方でわかっていたのでそれほど驚きもなく、犯人もなんとなくわかりました。ただ、普通に動機とかは考えてはいけないのがこのシリーズですね。俗世と切れていると移り変わりも独自で、思いもかけないような事でひとが死にます。今回は京極堂さんをもってしても、厳しい戦いでした。禅の何たるかの説明は言葉一つ一つが難しく読めなくて苦労しましたが、入門になると思います。

  • 百鬼夜行シリーズの中で、一番好きな作品です。
    「禅」の入門としても使える一冊ではないでしょうか。

  • 冬の一冊。禅に興味がある人は是非。

  • 2回目読了

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著者プロフィール

京極 夏彦(きょうごく なつひこ)
1963年、北海道小樽市生まれ。小説家としてだけでなく、世界妖怪協会・世界妖怪会議評議員(肝煎)など妖怪研究家であり、他にも装幀家、アートディレクター、俳優など様々な顔を持つ。
広告代理店を経てデザイン会社を設立。1994年、そこで暇つぶしに書いた『姑獲鳥の夏』を講談社に送ったところ極めて評価を受け、同年、即出版・デビューに至る。瞬く間に執筆依頼が殺到する人気作家に上り詰めた。
1996年に『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、1997年『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、2002年『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、2004年『後巷説百物語』で第130回直木三十五賞、2011年『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞など、数多くの受賞歴がある。
代表作に「百鬼夜行シリーズ」「巷説百物語シリーズ」「豆腐小僧シリーズ」など。

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