- Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062732857
作品紹介・あらすじ
衰退一途の日本のジャーナリズム。その根本の病巣こそ「記者クラブ」である。広いスペース、税金から支出される通信費、光熱費…。官公庁から便宜供与を受けて他のメディアを締め出すさまは、中世のギルドさながら。果たして彼らに自浄作用はあるのか?健全な民主主義のため既得権を抉った渾身の書。
感想・レビュー・書評
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手に入らなかったので図書館へ。データは古いが、記者クラブ・新聞社の問題点を的確に指摘した良書。
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新聞を読む暇があるなら、本書を読んだほうがいい。
事例は古いが、現在の新聞も同じようなことをしている。
特に311直後、原発の30~60キロ圏内から退避し、住民を被曝させたという罪は一生消えないでしょう。 -
わかってはいたが、記者クラブの実態。
政治との関係、放送網や関連企業と新聞社とのつながり。
確かに、「新聞が面白くない理由」はこういうことだったのか・・と納得。
日本の報道が、変わっていくことを望みたい。 -
捨てページがない良書。
常日頃、「日本のマスコミって何かおかしいんじゃ?」と疑問を抱いていた身としては、一読して膝を打つ思い。新聞は他業界を批判する前に、自己批判せよ。
著者自らの緻密・丁寧な取材がほとんどを占めており、内容が非常に濃い・まさに渾身の1冊。値段以上の価値があるので、一読をお薦めしたい。 -
癒着はどこにもある。