有限と微小のパン The Perfect Outsider (講談社文庫)
- 講談社 (2001年11月15日発売)


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本 ・本 (880ページ) / ISBN・EAN: 9784062732949
作品紹介・あらすじ
「F」から始まり今ここに終結、そして拡散?
萌絵たちが訪れたテーマパークで次々と起こる不可解な事件の背後には。
日本最大のソフトメーカが経営するテーマパークを訪れた西之園萌絵と友人・牧野洋子、反町愛。パークでは過去に「シードラゴンの事件」と呼ばれる死体消失事件があったという。萌絵たちを待ち受ける新たな事件、そして謎。核心に存在する、偉大な知性の正体は……。S&Mシリーズの金字塔となる傑作長編。
感想・レビュー・書評
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ついに森博嗣先生の傑作理系ミステリー『すべてがFになる』のS&Mシリーズ10冊を読破した。
いまさら過ぎる読了であるが、真賀田四季をキーパーソンとした物語、堪能させていただいた。
最終巻である本書であるが、そのボリュームもさることながら真賀田四季の人知を超えた考え方やそのセリフには脳天をゆさぶられる。
個人的にはもっと犀川先生や西之園嬢との対決をみたかったのだが・・・。
いろいろと未解決で終わってしまうのだが、犀川先生や西之園萌絵のその後などは別シリーズで語られていくのだろうか?
それでは、S&Mシリーズの短編集『地球儀のスライス』を読んでからVシリーズに進んでみますか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最初から最終巻を想定して執筆している壮大さに驚いた
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S&Mシリーズ
第10弾
有限と微小のパン
850頁。。。読み疲れた。。。楽しみが。。。
終わってほしくない。。。
勿論最終の話としては大変スリリングで
想像の遥か上を斜めに行く展開に、最後の最後までワクワクが止まらないです
真賀田四季の天才はもちろんで
怖いのかサイコパスなのか、可愛いのか、いい人なのか、最後の終わり方が良すぎて(この人だったのかと、最初の方で全然重要じゃない雑談とか遭遇シーンあったよなと)
違うシリーズでの登場楽しみです
本作は
「装飾」がテーマであり
いろんな装飾がありましたが
スケールがデカすぎて絶対気付けないでしょw
犀川先生×四季の会話の言葉のセンスと
哲学の応戦は素晴らしい反面、難しい。。。
萌絵、洋子、愛のこの3人と国枝さん含めて
大変盛り上げていただいて大満足でした
本作特有の短いセンテンスの数々
終盤あたりの犀川先生、四季、萌絵の考え
正直半分以上理解が追いつかなかった。。。
分かりやすい解説みて理解深めたいと思います
一旦Vシリーズいきますが
Vがいいのか、Gがいいのか、Xがいいのか
四季がいいのかわからないので浮気しながら
読んでいこうかな -
SMシリーズが終わってしまった。
最高のシリーズでした。 -
ついに……!
S&Mシリーズ読み終えてしまいました(т-т)
人生で初めてです、シリーズモノを最後まで走り抜けたのは(しかも一部はレンガ本と思われる…)。
ミステリー好きになるきっかけをくれた本です。
最終巻にふさわしい、クライマックスでした。
正直、シリーズの中ではトリックは物足りないかな?とおもいましたが、、、油断してました。最後にどんでん返しというかご褒美というか。うわー、えー、まじかー!を5周してました。全て繋がった時、なんでこんなに語彙力無くなるんでしょうかね。
毎回萌絵ちゃんと犀川先生のハイセンスでウィットに富んだ会話のラリーが楽しくて、なんなら事件そっちのけで会話をメモしまくっていました。笑
伏線の回収の仕方がほんとに洗練されている感じで、ミステリー界のミニマリストですね森博嗣先生。
次はVシリーズ読むのオススメ、と色々なブログで目にするのですが、近所の図書館には置いてなく……泣 森先生のエッセイ手をつけようか検討中です -
S&Mシリーズ最終巻、めちゃ分厚い!
読み応えあるなぁと思いながら本を開くと、あっという間に読み終わっちゃった。
今回は色んな意味で騙された…
全ては装飾に過ぎない。
トリックが壮大で、謎解きを読んでてもありえなく無い?って思った。
真賀田四季博士が再登場し、萌絵たちを翻弄していた。
ただただ凄い。存在感が文面からも伝わってくる。
塙社長も天才だとあったけれど、真賀田博士に圧倒されて最後はフィードアウトして行った感があった。
これでS&Mシリーズは最後だけれども。
もっと萌絵の心理面での安定や二人の恋愛面での進展を見たい。
面白かったから、まだまだ続いて欲しかった! -
S&Mシリーズ読破˙ᴥ˙
面白かったー
事件の謎解きに関しては若干モヤモヤするけど、それよりも最後の数ページでの驚きが大きすぎた。えーまじかー。すぐに第1章を読み返しました。
20年以上前にこれらのAIやVRの描写をしてたのがすごい。それだけ科学の進化が早いんだけど、現在の科学知識で書き直されたら、と妄想してしまう。
犀川創平と西之園萌絵に会えないのは残念だけど、次からはVシリーズ読みます。 -
S&Mシリーズ最終作!
キーワードは“すべては装飾”。
ぶ、分厚すぎる(汗)けど、なんだかいろいろ消化不良(泣)
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日本最大のソフトメーカー・ナノクラフトが経営するテーマパークを訪れたお嬢様大学生・西之園萌絵ら3人。
しかしそのテーマパーク内で殺人事件に遭遇する。
そしてその背後には、かつて対峙した天才プログラマーの姿がちらつき…
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この物語展開に、この原稿量は必要だったのだろうか…?と思うくらい、話が進まず。
犯人は判明するものの、“すべては装飾”というキーワードのもと、トリックについてはそういう展開にしてしまうと、もはや何でもありになってしまいませんか?という感じで、消化不良でした。
また犯人がなぜ、犯行を犯したのかについては明確にならず、情報も不足な中で読者の手に解釈をゆだねられてしまい(いや、著者は解釈をゆだねてはいないのかもしれない。理由など、その人の中にあるものだから、本当の理解などできないというスタンスだから)、もやもやが募りました。
シリーズ中、一番もやもやした作品かもしれません(泣)
1作目と類似した雰囲気もあるのですが、お話としては1作目の方が断然おもしろかったです。 -
S&Mシリーズのラストを飾るに相応しいスケールと緊張感だった
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シリーズ最終話……ありえへん小説世界……凡人のわたくしには到底想像つかない展開だったけど……繰り返しますが、お行儀の良い凡人読者のわたくしには天才の創り出す世界を受け止めきれず、ミステリとはなんぞや?と自問自答したわ……答えなんて出ないよね。でもそんな事は瑣末な事なんよ。所謂、装飾。はー、やばっ!
けど、真賀田博士周辺はあっと驚く展開で読み応え抜群。これが森先生の真骨頂よ。これがこのシリーズの醍醐味よね。
これがこのシリーズの魅力なのよ。楽しませてもらいました!
犀川好き。
あ、あと最後カナメがグルだったのか微妙に分からん。ちょっとその周辺の未処理感が気になった。
カナメ要らんかった説。
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