- 講談社 (2001年11月15日発売)
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感想 : 290件
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Amazon.co.jp ・本 (360ページ) / ISBN・EAN: 9784062733151
作品紹介・あらすじ
乱歩の未発表小説に隠された驚愕のトリック
乱歩と詩人朔太郎の名コンビが紀州白浜の首吊り自殺の謎に挑む!
乱歩の未発表作品が発見された!?「白骨記」というタイトルで雑誌に掲載されるや大反響を呼ぶ――南紀・白浜で女装の学生が首吊り自殺を遂げる。男は、毎夜月を見て泣いていたという。乱歩と詩人萩原朔太郎が事件の謎に挑む本格推理。実は、この作品には二重三重のカラクリが隠されていた。奇想の歌野ワールド!
みんなの感想まとめ
物語は、未発表の小説が発見され、そこに隠された驚愕のトリックと人間の心情が描かれています。江戸川乱歩と詩人萩原朔太郎が、紀州白浜での首吊り自殺事件に挑む中で、作品内に作品が存在するという独特の構造が展...
感想・レビュー・書評
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作中作ってヤツやな。
作品の中に出て来る作品。
結局、お前は、兄なのか?弟なのか?どっちやねん!って最後まで引き摺ってしまう…
更に今は、どの作品の中や?というのもあって、何か微妙に、絡んでて混乱して…(^^;;
二段三段にトリックしてて、「う〜ん…う〜ん…」と唸らされながら終わりまで〜
雰囲気は、江戸川乱歩とかが活躍するので、時代がかってる感じやけど、ええ感じ。
ミステリー小説というより、推理小説って文言が似合う。
タイトルの「死体を買う…」ってどこに関係するんやろ?
と思ってたら最後に登場。
トリックだけだなく、登場人物の心情にもホロリ(T . T)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かったな〜。
歌野晶午はソフト面の仕掛けというよりはハード面をガラッと変える仕掛けをしてくる印象。
トリックがとか推理とか全体の流れの中での物語のソフト面では無く、大前提のハードが最終的にひっくり返る。この感覚が面白い。 -
白骨鬼:南紀白浜で女装青年が首吊自殺。事件に違和感を感じた乱歩と朔太郎が探偵となり事件を探る。
現実:作家細見が白骨鬼(西崎作)を休載させる。
白骨鬼の事件の裏に隠された真実が「死体を買う男」
白骨鬼は警官の犯罪捜査記録が下敷。事件関係者は現存。乱歩と朔太郎に目が行くが,事件には裏がある。 -
グイグイと話に引き込まれました。
昔と今との時点で書き上げてる。読んだあとに他の人感想知りたくて、色々調べました。
なるほどー、タイトルにもそんな事が! -
作中作品の小説でした。
作中作品が何かの鍵を握っているのは考えたが、余計にわからなくなった。
作中作品も現代も一癖あり、楽しめました。
ただ、少し読みにくいのが難点かな。
乱歩の未発表小説に隠された驚愕のトリック
乱歩と詩人朔太郎の名コンビが紀州白浜の首吊り自殺の謎に挑む!
乱歩の未発表作品が発見された!?「白骨記」というタイトルで雑誌に掲載されるや大反響を呼ぶ――南紀・白浜で女装の学生が首吊り自殺を遂げる。男は、毎夜月を見て泣いていたという。乱歩と詩人萩原朔太郎が事件の謎に挑む本格推理。実は、この作品には二重三重のカラクリが隠されていた。奇想の歌野ワールド! -
ブクログ開始の本は、
歌野晶午の「死体を買う男」。
乱歩と萩原コンビの探偵物語を楽しく読み、
終わりの結末と、どんでん返しの演出は、流石の歌野晶午のミステリーだと思った。
ミステリー小説(映画やドラマでも)は、展開を予想して、5割は予想通りの展開になっていくけれど、今回はまた残り半分でしたね。
やっぱり!
からの終章、今回は後日談での種明かしが、物悲しく、あの男の狂気じみた必死さが寂しく、みっともない中の美しさが好きだった。
あんまり読んではないけれど、乱歩のような文体はすっと頭に入って良かった。 -
最後の二転三転の所は ん?ん?ん?で読み止める事が出来なくなった。歌野晶午さんはやっぱり凄かった。
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江戸川乱歩御大の遺稿ではないかと思われる原稿の存在や作中作の江戸川乱歩&荻原朔太郎のコンビの活躍など他に類を見ない形のミステリーでありつつ、随所随所で挟まれるある推理作家と一人の若者のやり取りがどのように繋がるのかも気になりながら読み進め、想像しなかった結末だったと思いきやそれすらも覆るような仕掛けに驚かされた。歌野晶午先生のトリックスターぶりにはいつも翻弄される…
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同じ歌野晶午作品の「葉桜〜」のような驚きや感動を期待しているとちょっと肩透かしを喰らう。
作中作の形式で江戸川乱歩を真似た文体で書かれているとのことですが、私自身が江戸川乱歩作品を読んだことがないこともあって、文体や時代描写の魅力や上手さがわからなかった…。
乱歩や朔太郎が好きな読者なら楽しく読めたのかもしれませんが、2人がじゃれてる場面がちょっと冗長だなぁ…と思いながら読みました。 -
先日のお出かけ先で「3000円以上お買い上げで駐車料金割引」という謳い文句が。平日上限が1500円。んー、どうせなら本を買おうということで3000円分、歌野晶午さんの文庫本を4冊ゲット!その内の1冊がこれ。まぁ1200円に…割引300円か、微妙。まぁ出版業界に少しでも貢献したと納得だけども。
そしてこの本、作中で「白骨鬼」という乱歩の未発表作が発見!?言わずと知れた江戸川乱歩と詩人の萩原朔太郎、2人が事件の謎を解明する物語。なのだが度重なる仕掛けにワクワクする本格ミステリ!ミステリ好きにはおススメ!さすが歌野さん!
作中作「白骨鬼」では、白浜の宿で夜な夜な似合いもしない女装をし、月を見ながら泣く男。そして一本松での首つり自殺。その死体が消えた。乱歩と朔太郎は犯人捜しの冒険に出る。
本編の物語では、乱歩の未発表作があったのか?作者は誰だ?と主人公はその作者と対峙し、その作中作を我が物にしようと企むのだが…。二転三転する物語。そして二重三重のしかけが!タイトルも「したいをかうおとこ」→「とおいかこをしたう」とアナグラムに!読めば納得のタイトル。
そして後日、4冊のうち1冊「絶望ノート」は既読だった事実に愕然とした。(笑) -
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どっちが犯人なんだろう…と最後まで考えながら読むことができた。時代背景は現代ではないが、想像しながら読めた。
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乱歩と萩原氏の掛け合い、舌戦が面白く、読めば読むほど引き込まれた。
確かに二重三重のカラクリが隠されていて、読み進めていくうちになんとなくわかった気にはなっていたけれど、最後は「やられた。」と思った。 -
情緒不安定な男がたくさん出てきて良い
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江戸川乱歩の未発表小説が発見された!という体で、とある作品が発表された。それは実話をベースにした小説で、覆面新人作家によるものだった。
出版社は江戸川乱歩を匂わせてそれを発表、話題性を狙う…って話なんだけど個人的に体調のせいか、すごく読みづらかった。
わたしのイメージの乱歩とは全然違うし、萩原朔太郎も同様に違う。小説内の小説としてのストーリーと、現実のストーリーと、それも読みにくい。
飛ばして読んでも構わないって…それはない。
最後の最後でどんでん返し⁇いや予測つきましたけど…好きな作家さんですが今回はハマらず。 -
「白骨鬼」
江戸川乱歩の未発表作品がある文芸誌に掲載される。 江戸川乱歩と萩原朔太郎の2人の作家が探偵役を努めるその作品にはある秘密が隠されていて・・・。 作中作と現実パート、そしてミステリの遊び心光る技巧派作品。
がっつり作中作を取り込み、しかも江戸川乱歩の文体の寄せる徹底ぶり。 現実パートに仕組まれた仕掛けに驚嘆。 -
確かに二重三重のからくりはあるが、最後の最後は犯人の自白によって真実が明かされるだけで犯人の正体の根拠になるものがその前の文中にほとんど書かれていないので、どんでんがえしにあるすっきり感を感じず、「あっそう!?」という感じで終わってしまった(;O;)ただ、「白骨鬼(楽屋噺)」の前までは面白かった!
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小学生の頃に初めて手に取って、そしてミステリの世界に足を踏み入れるきっかけとなった作品。
江戸川乱歩やら萩原朔太郎やらと書かれたらなんだか難しそうではあるが、そんなことはなく、そして意外な連鎖にきっと驚くはず -
2022年2月15日読了。
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平成2年・江戸川乱歩の没後25年という節目に、ある作品が発表される。
『白骨鬼』と題されたその作品は、乱歩の未発表作ではないかという謳い文句で雑誌に掲載され注目を集めていた。
独特の文体・語り口・雰囲気はまさに乱歩の作風。
乱歩本人と思われる主人公が旅行先の宿で不思議な男に遭遇するところから話は始まる。
その男は、仲居の話によると夜な夜な女性ものの振袖を着て、顔に白粉を塗りたくり見るも無惨な醜貌で窓から月を眺めているのだと言う。
興味を惹かれた主人公は、その男について調べ始めるがある日突然、女装姿のまま首を吊って自殺してしまう。
しかも、第一発見者が少し目を離した隙に忽然と遺体は消えてしまったという。
謎に溢れたこの事件を、乱歩と友人である詩人・萩原朔太郎が探偵の真似事をしながら調べていく。
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この作品を読んだ元ベストセラー作家・細見辰時は、すぐに乱歩の作品では無いと判断し出版元の知人関係者に確認した所、案の定それは乱歩の未発表作などではなかった事が判明する。
だが、この作品を書き上げたのは20歳そこそこの新人作家であるという。
そんな若者が、あの乱歩と見紛うような文章を書いたとなると意外であり、疑わしささえ覚えた。
出版社の担当から、その作者は細見辰時の大ファンだという事を聞き、好奇心から一度会ってみる約束を交わす。
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歌野晶午氏、初作品。
小学生の頃、『少年探偵団シリーズ』の『怪人二十面相』や『黄金豹』や『電人M』等々、図書館から借りてきては黙々と読み、大人になってからも春陽堂書店の『江戸川乱歩文庫』を全て集めた、乱歩の一ファンとしては読んでおきたい作品だった。
正直トリックや結末の意外性はそこまでインパクトのあるものでは無かったが、乱歩を彷彿とさせる文章や、各見出しのタイトルが『双生児』『屋根裏の散歩者』『白髪鬼』など全て乱歩の作品名になっており、内容も関連付けられていて面白かった。
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乱歩と思われる主人公が、宿で『廣宇雷太(ひろうらいた)』という偽名を名乗った時に
これは乱歩の本名の『平井太郎(ひらいたろう)』のアナグラムじゃないか!と一人でほくそ笑んでいたら、しっかり作中でそれについて触れられていてガッカリした。
しかし、そのアナグラムが後々重要になってくるとは…。
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久々に江戸川乱歩風の作品を読んで感化されて、本家の乱歩作品をまた読み返したくなってしまった。 -
途中はほんとに乱歩を読んでるのではと錯覚した。
何重にも掛け合わされたトリック。根拠は薄弱でほとんど推測という感じだが、それでも妙に納得がいく。
最後に弾き出されたのは哀しい真実。
萩原朔太郎のキャラがよかった。
死体を買う男というタイトルはどういう意味なんだろう…? -
『葉桜の季節に君を想うということ』以来の歌野晶午。
小説の中の小説として、江戸川乱歩と萩原朔太郎が推理に乗り出す、これはいかにも乱歩の文章らしさを匂わせる。その小説を読んでいる今の時代の作家は、もう若くはなく、しかも若いうちに筆をおいていて、過去の作品が得た評価の高さで今の生活があるような作家、という設定。その二つの話が最後の謎解きで、なるほど、こう来たか!という感じで大団円。しかし、欲を言えば、最後の一行から更なる謎解きを期待してしまう。あとは勝手に読者が楽しめ、ということかしら。-
2013/05/20
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