森博嗣のミステリィ工作室 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 911
感想 : 63
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062733229

作品紹介・あらすじ

ミステリィを書く上で、影響を受けた100冊をセレクトした「ルーツ・ミステリィ100」、犀川&萌絵シリーズの自作解説「いまさら自作を語る」の他、同人誌時代の漫画、専門誌に寄稿したエッセィ、山田章博・荻野真・ささきすばる三氏が語る森博嗣像も収録。森ミステリィの魅力と秘密に迫る、充実の個人読本。

感想・レビュー・書評

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  • 森ミステリィの魅力と秘密に迫る充実の個人読本!と書かれているとおり小説ではなく森博嗣の趣味や、ミステリの影響を受けたルーツとなる100冊を紹介したり、専門誌に寄稿したエッセイだったり、S&Mシリーズについての自作解説などをまとめた一冊。特に面白かったのは「ルーツ・ミステリィ100」。自分が読んだことのある本の感想を森博嗣が書いている、というだけでなんかテンションが上がる。S&Mシリーズの自作解説もファンにしてみればとてもたまらない解説で妙に得した気分になりました。森博嗣のファンならば読んで損はしないだろう。

  • 森博嗣が影響を受けたミステリー100選、
    S&Mシリーズのあとがき?、のようなもの。
    その他、趣味などなど。

    ミステリー100選がよかったかな。
    何冊か読んでみたくなった本がありました。

  • 森博嗣のミステリィ工作室

    190429読了。
    今年38冊目今月17冊目。
    #読了
    #森博嗣
    #森博嗣のミステリィ工作室

    ミステリ百選、小説家になった経緯などは面白く読めた。

    講談社の故宇山日出臣氏の先見の明に敬服するばかり。すべてがFになるを読まず、内容聞かずにデビュー作に決定するなんて!

    森さん個人は自己顕示欲が強いのかな。小説家としては評価する。
    エッセイとかは、美文と信じて酔っている駄文というか、
    文体もリズムも同じ語彙を使い回すところも気持ち悪かった。
    キャラが走るタイプの作家さんなのかな。

  • 森博嗣が自著について語っている珍しい本。
    また、同人活動時代の森博嗣作の漫画や、森博嗣が崇拝するクリエイタ、萩尾望都との対談。
    ささきすばる氏からの寄稿など、ファン必読のエッセイ。

  • 「すべてがFになる」でうまく入っていけず、
    「スカイ・クロラ」シリーズを集中的に読んだ森氏のエッセイ。
    ライトな読み物として購入。

    ミステリマニアのトップ100は、とても初心者には無理な作品も多い中、
    森氏の100選は非常に素朴。
    手に取りやすそうな作品を正直に出してくれているような気がする。
    純文学系列が多いのもよい。

    漫画もなかなかいい雰囲気を出している。
    萩尾望都崇拝がよく伝わってきた。

  •  この本は『S&Mシリーズ(全10巻!)』と『まどろみ消去』『地球儀のスライス』を読み終えた兵(・・?に贈られた、講談社と森先生からのプレゼント。

     ある程度、読み物としての価値を求め、森ミステリィに影響を及ぼしたという100冊に対する感想…森先生は、あまり本を読んでいないと言っていたが、実は、中学生の頃から読んでいた…

     森先生は、読者を現実の世界に引き戻してしまう「あとがき」を巻末に挿入していなかったが、それでも、著者の気持ちが知りたい読者はいるだろうと、『S&Mシリーズ(全10巻!)』と『まどろみ消去』『地球儀のスライス』についての「あとがき」を、ここにまとめて書いてくれたようだ…プロットを考えないと言いながら、実はプロットを紙に書き出したり、データとしてまとめていないだけで、頭の中では整理されており、拘りの再構築を経て世に出た作品たち…

     森先生が「神とあがめる?」萩尾望都先生との対談など…

     いつもの森先生なら、恥ずかしいと言いそうな一冊だが、実は、その恥ずかしい部分を露出するのも楽しんでいるようで面白い。そして森先生の神との対談…素晴らしい。

  • 作者自身のS&Mシリーズの解説が読みたくて購入しました!どのように考えて執筆したのか、また作品に対する思いとかが分かってとても良かったですね(^^ あとは、森先生の趣味やら研究のこと、ミステリ論などが沢山書かれていて"森博嗣"と言う人物をいろいろ知ることが出来たのもgoodでした!...最後に、森先生のお顔を初めて拝見したんですが、芸人のM野さんにソックリでビックリしましたw(→「分かるよ!」って方いませんか?(^^;;

  • 森博嗣のルーツを探る旅。漫画やエッセイなど、様々な表現方法も、やはり森博嗣節は健在。

  • やっぱり、S&Mは最高だな。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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