森博嗣のミステリィ工作室 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.37
  • (32)
  • (58)
  • (189)
  • (11)
  • (2)
本棚登録 : 911
感想 : 63
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062733229

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • S&Mシリーズ読破後に食後のコーヒーとして。目次は「ルーツ・ミステリィ100」「いまさら自作を語る」「森博嗣の多重な横顔」ということで、所謂ファンブックというかボーナスな本なわけだけど、普段の氏からすると明らかにサービスしすぎで、大変素晴らしい。特にルーツ〜は、普段はミステリについてクールな氏がこんなに饒舌に語っているというだけで驚きだけど、「らしさ」が感じられて納得。好きな部分がはっきりしてるんだよな。どの作品もすごく読んでみたくなった(実際何冊かもう買ったw)。森ファンなら絶対押さえておきたい一冊。

  • 森先生が出来るまでの片鱗が味わえます。
    なんでも出来ちゃう人ってのは、センスという幹から枝葉が伸びてるんでしょうねえ〜とため息をつきながら。
    私もセンスを磨こうと思いました。
    森先生お薦めの本が100冊も紹介されていてラッキーです(ミステリ?ばっかりですけど)。
    そこから新たな読書が始まる。これぞ本を読む醍醐味です。
    そして、いつかは一人にだけでもいいから、読んでもらう側になることを夢想しつつ、また本を読むのでした。

    ナインストーリーズは「エズミに捧ぐ」が、最高にぐっときました。

  • 森博嗣の人物像に触れることができた、初めての本。「小説はあまり読まない」といいながらも、「森博嗣のルーツ・ミステリィ100」では古今東西のミステリの名作を押さえ、他にも独特の文章の元となっている作品が挙げられているので、感性を磨くのに大いに参考にさせてもらっている。

  • 森博嗣のルーツ・ミステリィ100が非常に参考になります。

  • 森作品を読むと、私の本質みたいな部分が剥き出しになる勢いなんですが、これはその傾向が一番でした。
    多分、物語というフィルタを通さずに森博嗣という人に触れたからだと思います。うーん、僥倖!森作品は特に速く読んじゃうのですが、これはもうちょっぱや。
    数学の問題みたいなんですよねー。証明問題みたいな感じっすかね。そして哲学って理系だという意見(?)を得たり。ブックレビュ(これ違うけど)参考に出来ない人ですが、読みたいなあ。

  • 作者が選ぶ「ミステリィ100」や、S&Mシリーズの解説、エッセイや漫画が載ってます。
    森先生ファンとしては、盛りだくさんな内容にニッコリです☆

著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森博嗣の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×