ふわふわ (講談社文庫)

  • 講談社
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本棚登録 : 605
レビュー : 57
  • Amazon.co.jp ・本 (54ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062733359

作品紹介・あらすじ

ぼくは世界じゅうのたいていの猫が好きだけれど、この地上に生きているあらゆる種類の猫たちのなかで、年老いたおおきな雌猫がいちばん好きだ。-ふわふわとした、みごとに美しい毛をもつ猫が教えてくれる、いのちあるものにとってひとしく大事なこととは?あなたのなつかしく温かい記憶がよみがえる。

感想・レビュー・書評

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  • 大きくて年老いたふわふわのネコ。
    ネコと溶け合うように世界を等しく過ごす時間。

    遠くから聞こえるピアノの音。
    長くのびた空の雲と誰かの声。

    視覚を遮断して世界を感じてみると
    等しく同じ世界を共有しているようで
    命の数だけ違う世界が同時に存在していることが腑に落ちる。

    今ある時間と並行するように別の場所にある
    いつか混じりあう場所。

    寛容で温かく、命の泉を思わせる大きく年老いた美しい魂。
    我が家のネコたちもみんな大きくふくよかで愛おしい。

  • 【ちひろ美術館・東京にて購入】初見は村上春樹とイラストレーター展にて、絵本単行本で。年老いたおおきな雌猫とのたゆとう不可思議な時間・空間。一読して購入して帰ることを決めた。やはり単行本の方が雰囲気が勝るので、品切れ重版未定?なのが残念。

  • 世界も触れ合いも時間も「ぼく」の中にしかないけれど、不思議と狭苦しくない。「ぼく」の思考の無限性をあたたかく見つめる

  • 詩のような絵本のような。
    読み手の置かれている状況によっていかようにもとらえられるような
    深くもあり、軽くもあるようなお話。

  • 小説ではなく、安西水丸氏とのコラボによる絵本です。作者の猫に対する愛情が伝わってきます。

  • ネコ好きの大人、子どもに読んでもらいたい本。
    ちょっとだけ動物好きのわたしもジーンと来て、何度か読み返してます。
    あったかい。

  • 幸せとは温かくて柔らかいこと

  • 大好きだった雌猫の思い出。
    ペットを飼ったことのある人ならきっと思い当たる節があると思う。
    ひなたのぬくもり、毛並み、そういう優しい思い出の話でした。
    私も犬が飼いたいな。

  • 大人のための絵本。長女には難しいので所々平易な言葉に置き換えて読み聞かせ。
    意外に気に入っていて、雰囲気を楽しむことができていた様子にこちらもほっこり。

  • 2017.2.19 読了

    ラスコー展の帰りに、上野の ROOT BOOKS で発見。
    コーヒーを飲みながら、購入せずに読了。

    村上春樹は大学時代のアフターダーク以来。
    少年時代の飼い猫「緞通(だんつう)」との思い出をひたすら書いている。名前が「だんつう」って‼︎笑
    ※緞通 : 中国の言葉で、立派な絨毯のこと
    猫好きだって初めて知った。
    中身は大して深くない。
    日向ぼっこした猫のにくっついて、毛の匂いを嗅ぐのは私も好き。

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著者プロフィール

1949年京都府生まれ、早稲田大学第一文学部演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーターキャット」を国分寺に開店していた。
1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴があるが、芥川賞は候補に留まっただけで受賞しておらず、賞に対する批判材料となっている。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年の発表時期は日本国内でニュースになっている。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。
翻訳家としての仕事も高い評価を受け、フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけてきた。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、いまなお作家として成長を続けている。
代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。

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