ふわふわ (講談社文庫)

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本棚登録 : 696
レビュー : 65
  • Amazon.co.jp ・本 (54ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062733359

作品紹介・あらすじ

ぼくは世界じゅうのたいていの猫が好きだけれど、この地上に生きているあらゆる種類の猫たちのなかで、年老いたおおきな雌猫がいちばん好きだ。-ふわふわとした、みごとに美しい毛をもつ猫が教えてくれる、いのちあるものにとってひとしく大事なこととは?あなたのなつかしく温かい記憶がよみがえる。

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  • 大きくて年老いたふわふわのネコ。
    ネコと溶け合うように世界を等しく過ごす時間。

    遠くから聞こえるピアノの音。
    長くのびた空の雲と誰かの声。

    視覚を遮断して世界を感じてみると
    等しく同じ世界を共有しているようで
    命の数だけ違う世界が同時に存在していることが腑に落ちる。

    今ある時間と並行するように別の場所にある
    いつか混じりあう場所。

    寛容で温かく、命の泉を思わせる大きく年老いた美しい魂。
    我が家のネコたちもみんな大きくふくよかで愛おしい。

  • ふわふわのねこさんのお話し。
    心があったかくなる。

  • 村上少年と飼い猫「だんつう」の交流の日々。ただ隣にいるだけで心安らぎ、満たされること。
    ぼくと猫の時間の共有は魂の共振共鳴なのかな、今も世界のどこかで誰かとだれかの猫の時間がひっそり流れているのかな、と思いめぐらせました。読み終えた後、バスを降りて家路をたどったのだけど、アスファルトが天鵞絨か何かのとてもやわらかい敷物に変わってしまい、雲の上を歩いているような心地でした。しばらくは「ふわふわ」という言葉を聞いたら真っ先に猫を思い浮かべそう。私もふわふわな猫を飼った日には一緒に縁側でお昼寝してみたいです。

  • 【ちひろ美術館・東京にて購入】初見は村上春樹とイラストレーター展にて、絵本単行本で。年老いたおおきな雌猫とのたゆとう不可思議な時間・空間。一読して購入して帰ることを決めた。やはり単行本の方が雰囲気が勝るので、品切れ重版未定?なのが残念。

  • 世界も触れ合いも時間も「ぼく」の中にしかないけれど、不思議と狭苦しくない。「ぼく」の思考の無限性をあたたかく見つめる

  • 詩のような絵本のような。
    読み手の置かれている状況によっていかようにもとらえられるような
    深くもあり、軽くもあるようなお話。

  • 小説ではなく、安西水丸氏とのコラボによる絵本です。作者の猫に対する愛情が伝わってきます。

  • ネコ好きの大人、子どもに読んでもらいたい本。
    ちょっとだけ動物好きのわたしもジーンと来て、何度か読み返してます。
    あったかい。

  • 幸せとは温かくて柔らかいこと

  • ネコと触れ合いたくなる。

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月刊行。2019年9月10日発売の『文藝春秋』10月号で「至るところにある妄想 バイロイト日記」を寄稿。

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