かげろふ日記 私家版 (講談社文庫)

  • 講談社 (2002年1月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784062733595

みんなの感想まとめ

物語は、平安時代の女性の視点から描かれたリアルな人間ドラマであり、時代背景を超えて現代にも通じる感情が描かれています。登場人物たちの複雑な人間関係や、特に夫との葛藤は、読者に共感を呼び起こし、思わず自...

感想・レビュー・書評

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  • さすが小説家の手によるもの。
    原文や、それを忠実に訳したものとは違う読みやすさがある。
    安和の変や、兼通、兼家の争いなど、ごちゃごちゃしたところも、すっと頭に入ってくる。
    杉本流の解釈も入っているが、道綱母の誇り高さも、それゆえの生きづらさも、よく伝わってくる。
    こんな風だったのかなあ、とかんじさせるリアリティがあるように思われる。

  • 現代でものすごく共感できる内容でした。夫の兼家のデリカシーのなさや不実っぷりはこんな奴いるよね〜と一緒になって腹を立ててみたり。正式な契約のない愛人のつらさがよく分かる現代訳でした。恨み辛みっていうより、「なんでこんな駄目男に振り回されてるんだろ・・・自分」という声が聞こえてきた。最後、自分からアンタとはもう会いたくないのと引越しして実質三行半を突きつけるあたり、駄目男にもう疲れたんだろうなぁ・・・。

  • 割合に原文に忠実に現代語訳されています。それに著者の感性が上手くミックスされて読みやすさ&とっつきやすさでは秀逸。

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著者プロフィール

杉本 苑子(すぎもと・そのこ):1925年東京都生まれ。52年「燐の譜」で『サンデー毎日』大衆文芸賞入選。62年『孤愁の岸』で直木賞を受賞、77年『滝沢馬琴』で吉川英治文学賞、86年『穢土荘厳』で女流文学賞受賞。87年紫綬褒章、2002年菊池寛賞・文化勲章。著書に『春日局』『冬の蝉』『冥府回廊』『女人古寺巡礼』など。17年逝去。


「2024年 『大江戸綺譚 時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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