ショートショートの広場 13 (講談社文庫 あ 4-28)

著者 :
制作 : 阿刀田 高 
  • 講談社
3.30
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本棚登録 : 104
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062733656

感想・レビュー・書評

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  • ああ〜そうなんだ。
    含まれていた作品は全てアマチュア作家の手によるものだと著者の「あとがきと選評」で知りました。
    確かに読みながらなんかもうひとつ刺さらないというか、生意気ですが面白みがわからない物が多いなと感じていました。
    ただ、著者が全作品に対して加えている選評を読むと、そうか自分が面白いと感じなかったのは自分の感性の弱いところなのかとも思えて、選評を参考にして読みなおせば面白みがますかもしれません。

  • 前回も書いたが、ショートショート=小噺という図式が定着しつつあり、一発ネタ的ギャグを呈する諸作が今回も見受けられた(大体それらに限って途中でオチが解るのだが)。
    しかし、今回は何かと作者の意図が解らない物も多く、何度も何度も読み返すこと頻りであった。特に「学級委員」、「アルマゲドン」、「御御御付」、「たまご」はその最たるもの(特に「御御御付」は何故この題名なのかも解らない)。
    個人的なベストは「どう見える?」、「なかみがでちゃう」、「どうして犬は」、「妻の話」の4作。これらは星新一クラスの出来映えだし、ポンと膝を打たせるオチがあったり、あとで考えさせられるとゾッとしたり、温もりを感じたりと一味違う読後感を残してくれた。特に「妻の話」は頭にメロディが流れるような心地良さを与えてくれた。
    こうしてみるとまだまだショートショートのネタは残されており、未来への可能性を期待させられる。
    次もまた読むんだろうな、俺は。

  • 一話一話が短いので、わずかに空いた時間の読書に最適かも。

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