私が彼を殺した (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062733854

感想・レビュー・書評

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  • 犯人が誰か最後までわからないミステリー。
    結婚式が始まる直前、新郎が毒殺された。男は、ある女性から恨みを買っており、その女性が服毒自殺したのと同じ毒で殺された。
    世間では、女性の復讐と見て事件は解決したかに見えたが……。
    東野圭吾が生み出した刑事・加賀恭一郎シリーズの第5の事件。
    最後まで読んでも犯人はわからないし、読者の数だけ答えがあってもいいと思う。
    新装版が発売されるらしいので積読消化も兼ねて笑

  • 加賀恭一郎シリーズ5作目。
    結婚式の入場の瞬間に、新郎が死ぬという衝撃の展開から始まる。
    それぞれが動機のある3人の容疑者の視点から、入れ替わり立ち替わりするように物語が進んでいく。

    結局最後まで読んでも真犯人は文章中には出てこない。今回も私には難しく「えっ…?もしかして、美和子…?」と思ってしまったけど、巻末の袋とじを読むと違ったもよう。なるほど、文章を仔細に読んで最後まで記憶していれば解けていたかもしれない。してやられた。

  • う~ん…前作より難しい…ような気がする。
    袋綴じを読んでもいまいちピンときていない私はまだまだですね。いや、作者がすごいのか。いや、どっちもだな。

  • とっても面白かったです。
    推理小説の醍醐味を味わった感じがします。

  • 加賀恭一郎シリーズ第5弾。
    自分の人生のことだけ考えている非情な男が、結婚式直前に毒死する。物的証拠やアリバイから、犯人は3人に絞られる。
    捜査が進むにつれて、犯行方法や動機が明確になっていくが、どうしても犯人を絞れない。
    しかし、加賀は最後に決定的な切り札により、犯人を突き止める。
    終盤の推理は、様々な可能性が提示されていき、とてもおもしろかった。

    この小説では犯人は明記されずに終わる。正直、とても難しい。というか、細部まで正確に読み進めながら状況を覚えておかないと、犯人はわからないと思う。

  • 犯人が最後まで明かされず、「犯人はあなたです」で終わる、作者から読者への挑戦状。容疑者が3人なので、『どちらかが彼を殺した』より難易度が高い。袋とじ解説を読んでも、ヒントしか書かれていないので難しい。なのに、読みやすくてすらすら一気読みできてしまうのがすごい。

  • 9月に新作が出るということで久々に東野圭吾作品を読んだ。

    加賀恭一郎シリーズは彼のの仕事ぶりのかっこよさに惹かれる。内容は普通くらい笑 やはり犯人はどこかで特定される方が読了感も良いなと、これを読んでおいてなんですが笑

  • 何日かかけて読もうと思ったのに、ハマりすぎてしまい一日で読み終わってしまった。
    東野圭吾さんの本は本当に読みやすい。

    ただ、私自身、兄がいるので冒頭読み進めたときは、なんか気持ち悪くてなってしまい、うわ、、、読む本間違えた、、、と思ってしまいました。

    推理もので、なんと最後まで犯人が明かされないという驚きの本。
    最後の袋とじの解説を読んで(袋とじを読んでも犯人は誰とは明言されてないです)、あーなるほどと犯人がわかりました。

    結局袋とじを読まないとわからなかったわけですが、読み進めていて違和感を感じた箇所があり結局のところそれがキーポイントになっていました。(それでも犯人が誰とはわからなかったけど)

    違和感感じることって、やっぱなんかあるんだなと日頃の生活にも照らし合わせて妙に納得してしまいました。

  • 本当に犯人が誰かわからない!でもそれを一緒に推理しながら読み進めていくのがミステリ好きとして面白かった。容疑者は3人。でももしかして美和子も怪しい?とそれぞれの心理戦を刑事のごとく疑った。解説を読んで遡って隅々まで読めば、あ〜!となるけどかなり凝ってるなぁと思った。いつも思うけどこんな話を思いつくのが本当に天才としか言えない。それにしても穂高がクズすぎた!

  • 最後までだれが犯人なのかわからず、読者が犯人を推理する犯人当て小説。

    私は結局袋とじに頼ってしまいました

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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