ねこの恋 (講談社文庫 お 88-1)

著者 :
  • 講談社
3.30
  • (1)
  • (1)
  • (8)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 19
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062734134

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • いやまぁ、そうですか・・・。
    なんとなく、恋愛観の違いを感じるなぁ・・・。参考にはなるけど。

  • 脚本家ゆえにテレビ業界の裏話的なものは当然面白いのだが、男と女の関係をストレートに言い切ってしまう語り口が魅力的。

  •  ほぼ同世代が少し上の人だと思う。彼女が「二兎社」という劇団で芝居をしているころ、見に行ってとても面白かった記憶がある。その後演劇関係で名作を書き続けていたことは知っていたけど、ある時テレビの売れっ子脚本家として彼女の名前を発見して、とってもびっくりした。

     それで、エッセイ。正直、ちょっと驚いてしまった。ネタとしては、誰かが語ったり、映画などの中にある心に残った言葉をメインに置いて、そこから話を発展させてもの。取り上げられる言葉も、有名人から身近な人までいろいろで面白いし、それぞれに含蓄があって良い。でも、そこから発展させていく彼女のエッセイの中にある恋愛観というのは、ある意味過激で、ある意味ノーマルだ。読んでいると、自分がものすごく保守的でつまんない人間に見えてきたりもするし、彼女の言っていることにうんうんとうなずきながら、保守的でつまんない世の中を批判的に見たりもする。いわば倫理観の冒険のような感じである。で、それがちっとも過激な言葉や過激な状況で描かれるのではなく、確かにこの人は僕と同世代の魅力的な女性なんだなって感じで書いてあるのである。

     まいった。

    2005/3/9

  • 自分を持っていてうらやましい。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

大石 静(おおいし しずか)
1951年東京都生まれの脚本家・作家・女優。日本女子大学卒業後、女優になるため青年座研究所に入る。1981年、永井愛と「二兎社」を設立、二人で交互に女優と脚本を担当。1986年『水曜日の恋人たち 見合いの傾向と対策』で本格的に脚本家としてデビュー。
以降、多数のテレビドラマの脚本を担当することになり、1991年脚本家に専念するため俳優を廃業、二兎社を退団。1996年『ふたりっ子』で第15回向田邦子賞、第5回橋田賞受賞。2008年『恋せども、愛せども』により文化庁芸術祭賞テレビ部門(ドラマの部)優秀賞受賞。2011年『セカンドバージン』により東京ドラマアウォード2011脚本賞、放送ウーマン賞2010を受賞。アニメ『神撃のバハムート VIRGIN SOUL』の脚本も務めている。
飛躍する若手俳優を見抜く眼力に定評があり、内野聖陽、佐々木蔵之介、堺雅人、長谷川博己を自らのドラマに登用してきた。2019年、NHK札幌放送局が制作する北海道150年記念ドラマ、嵐・松本潤主演「永遠のニシパ~北海道と名付けた男 松浦武四郎」(ニシパは小さいシが正式表記)脚本を担当。
『セカンドバージン』等、ドラマ脚本作の単行本・文庫化作は多い。2018年に対談を書籍化した『オンナの奥義 無敵のオバサンになるための33の扉』を刊行している。

大石静の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×