白洲次郎の生き方 (講談社文庫)

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  • 講談社
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062734424

感想・レビュー・書評

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  • 2024/01/26読破

    一言:プリンシプルに忠実に生きること

    プリンシプルとは、自分の「主義・信条」を指す。
    白洲次郎がいうプリンシプルに忠実に生きるということは、どんな状況であっても自分の信条を貫くことが重要である。ということ

    信念はどっ太いですが、ユーモアや余裕のある人柄をこの本から読み取れました。

    以下印象に残ったp

    p142
    「右利きです、でも夜は左」
    夜は左とは、酒飲みを表す言葉。
    ユーモアに富んだ返し方!

    人と違う信念で生きることで、人の記憶に残る人材になる。実績や、育ちもそうですが、俺はこう生きたぞ!!ということを感じる本でした。

    セクシー。

  • 2014年、最初に読んだ本です。粋な男ってこういう人のこと言うんだろうなぁ。

  • 戦後を救った人

  • 面白く読ませてもらいました。確かに稀有な人生。見習いたい処はたくさんある。英国と日本の違いや紳士とは特権階級とはなど色々と勉強させてもらいました。もっと彼を知りたいと思う。

  • 「白洲次郎」について知りたい、もしくは理解を深めたいと思った時に読む本ではないと思います。

    白洲次郎について知りたければ、「白洲次郎 占領を背負った男」「風の男白洲次郎」があれば

    この本に出てくるエピソードは、すべて既存の本から拾ったもので、しかも著者の解釈で書かれていますの。
    すべて推測。

    もし、白洲次郎という人を包んだ時代や、文化の背景を知りたい。お酒、車、ゴルフ、歴史の知識をまとめてほしい、というのでしたら適当な本かもしれません。

    しかし、どうも著者の感想は、ぴんとこなくて
    あまり、本人に興味がないのかな、と感じてしまいました。

  • 白洲次郎は、戦後、大日本帝国憲法の改正案創りにおいて吉田茂の右腕として活躍した人物で、NHKでは彼を取り上げたドラマが放送されるなど、近年、白州氏の功績は再評価されている。
    そんなことから少々興味を持っていたのだが、伯母は以前から知っていて、私にこの本を貸してくれた。

    「〜だったに違いない」といった表現が散見される。彼についての文献は多くないということで、推測の域を出ないことは仕方ない部分もあるが。
    また車や酒、洋服の蘊蓄話が中盤あたりを占有している。この部分は著者の自己満足という印象を受ける。

    ケンブリッジ時代に培ったプリンシプルを生涯貫き、GHQに「従順ならざる唯一の日本人」と言わしめた人物がいたということを知るには良い一冊。

  • 作者は読者のことを思って文章を書いているのだろうか?
    そう思わせるほど間の悪い文体、自己本位な内容。

    白洲次郎のことを知りたいのなら、違う本を書くことを強くお勧め。

  • 白洲のファッションへのこだわりは上流階級へのパスポート。
    西欧哲学と日本哲学は違う。白洲は土に拘った。

  • 090809(a 090826)
    100625(a 100709)

  • 白洲次郎を解説する本。2002年。白洲次郎の人物像を、吉田茂などの彼の周囲の人物、彼の趣味であるお酒や車をもとに描写していく。原理原則を愛し、英国留学時代に身につけた紳士としての振る舞いが、いたるところに現れている。家庭的に恵まれていたこともあるだろうが、戦争のような時代と重なると、帝王学が染み付いている人間が大いに活躍する。本書の中で導入部、完結部は人物を描いているものの、中盤は酒と車の話ばかりで焦点がぼやけている。他の紹介本をあわせて読むことをお勧めし、星3つ。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。早稲田大学法学部卒業。CMディレクターを経て文筆の道へ。ミステリ、ジャズ、映画、酒、ファッションと幅広いジャンルのエッセイを手がけるほか、小説も執筆。流通経済大学教授として「現代文章論」を長年教えた経験をもとにした『名文を読みかえすー夏目漱石からプロジェクトXまで』(いそっぷ社)の他に、『白洲次郎の生き方』(講談社文庫)『定年ダンディーの作り方』(鹿砦社)などの著書がある。

「2021年 『池波正太郎が通った〔店〕増補改訂版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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