殺人!ザ・東京ドーム (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 301
感想 : 33
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062734523

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  • アフリカから密輸入で持ち込まれた植物由来の猛毒性アルカロイドを偶然に手に入れた犯人は日頃から誰にも相手にされず孤独で陰湿な変質的性格で世の中に復讐するチャンスを伺っていた。

    ひょんな事から手に入ったこの武器は矢じりに少量付着させ相手に向かって撃つだけ、ほぼ即死で血も見ない苦しまない
    遠隔で殺せる等陰湿で力の無い犯人には正にピッタリのの道具だった。

    疑似恋愛している彼女の言葉から、東京ドームでの連続無差別殺人を実行する。

    小説の冒頭から犯人の行動と一緒に物語は進行する、警察と密輸入者と仲間、犯人が野球場で錯綜しながら展開される連続殺人事件です。

    犯人の動機、関係者との希薄な繋がり、犯人特定に繋がる第三の男の存在等、本格ミステリーには程遠い内容ですが、簡単な薬で簡単に人を殺せるこの簡単な作業に何故だか引き込まれたのは私だけですか、、、

  • 2017年1冊目。
    今年の記念すべき1冊目は大好きな岡嶋二人作品。書かれた時代背景がやはり古いのでちょっと無理があると思ってしまうのだけど、犯人もトリックも分かっているのにドキドキしてページを捲りたくて仕方ない衝動に駆られるのはやっぱりさすがだなーと。軽い感じでサクッと読めた。今年中に岡嶋二人作品はコンプリートしたい。

  • 1ページ目を見た瞬間から、とにかく文章の感じが好みで、一字一句逃さずに読みました。稚拙な犯人vs悪い大人vs優秀な刑事さん。2時間サスペンスとか相棒とか古畑とか…ああいった感じで気楽に読めます。

  • ひょんなことから簡単に人を殺せてしまう毒を手に入れる主人公。昔からおとなしく自分の気持ちを素直に言えない、引っ込み思案な子は物の力で強くなったと勘違いしてしまうのでしょうか。

  • 本格を期待していたのに、単なるサスペンスで残念。
    サスペンスとしては決して悪くないかもしれないけれど、そこの最初の一歩のがっかりがあまりに大きすぎて、いまいち愉しめず。

  • 【あらすじ】
    密かに日本に持ち込まれた南米産の
    猛毒クラーレ。阪神対巨人戦に沸く東京ドームで、この毒を塗った矢による殺人事件が発生した。



    中盤にでてくる登場人物の入り組み方が巧みで、流石。

    一ページ目から世界に引き込まれる雰囲気作りは本当にすごいと思う。 一日で一気に読んでしまった。

    ただ、その分ラストがちょっとあっけなかった気もする。
    あと一回、どんでん返しがあったら…

    殺人犯の心理描写がすこい。
    彼の気持ちが痛いほど伝わってきて
    ちょっと悲しくなった。。

  • ちょっと面白い。

  • 裏表紙の文を読んでハウダニットものかと思いきや、全然違う展開でした。
    犯人は最初から明かされているし、動機も単純(単純だがそこに動機を求めるのは発売当時ならともかく、今ではちょっと無理があることを併記しておきます)。

    おそらく展開の妙を楽しんでもらおうという小説なのだろうが、いろいろとツメが甘くて、即興で作ったような陳腐さを感じずにはおれない。

    正直、いまひとつ。

  • ちょっと古いから携帯が登場してこない。
    刑事さんがかなり熱い。

    当時社会になじめなかった人間の病み方がリアル…。

  • 軽いミステリーを読んでみたくなって手に取った。岡嶋二人さんの本は、これで手持ちからなくなった。

    少しばかり荒っぽく、軽快さも薄い。「そんなことあるわけ無いじゃないの」という感覚が先にたってしまい、あまり楽しめなかった。読み手側の問題だろうと思うので、作品を変えてみようっと。

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著者プロフィール

岡嶋 二人(おかじま・ふたり)
徳山諄一(とくやま・じゅんいち 1943年生まれ)と井上泉(いのうえ・いずみ 1950年生まれ。現在は井上夢人)の共作ペンネーム。
1982年『焦茶色のパステル』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。86年『チョコレートゲーム』で日本推理作家協会賞を受賞。89年『99%の誘拐』で吉川英治文学新人賞を受賞。同年『クラインの壺』が刊行された際、共作を解消する。井上夢人氏の著作に『魔法使いの弟子たち(上・下)』『ラバー・ソウル』などがある。

「2021年 『そして扉が閉ざされた  新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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