殺人!ザ・東京ドーム (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062734523

感想・レビュー・書評

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  • ちょっと古いから携帯が登場してこない。
    刑事さんがかなり熱い。

    当時社会になじめなかった人間の病み方がリアル…。

  • 軽いミステリーを読んでみたくなって手に取った。岡嶋二人さんの本は、これで手持ちからなくなった。

    少しばかり荒っぽく、軽快さも薄い。「そんなことあるわけ無いじゃないの」という感覚が先にたってしまい、あまり楽しめなかった。読み手側の問題だろうと思うので、作品を変えてみようっと。

  • 岡嶋 二人 が好きで読んだ。
    まぁまぁだったかな?

  • 現実に存在しそうな病んだ主人公がひょんなことから手に入れた猛毒クラーレ。
    あるナイターゲームで殺人事件が発生。
    捜査する刑事と主人公を取り巻く良からぬ考えを持った人々。
    岡嶋二人作品にしてはなんと無く内容が薄いかな…って印象。
    一日で読み切れるので、読んで下さい。
    基本、岡嶋二人作品にはハズレは無いと思います。

  • タイトルはある意味秀逸(笑)だけど、内容のわりにドキドキ感に欠ける印象が否めない。

  • 22.11.1

  • 想いのほか、シンプルなシナリオ。
    本当にこんな犯人みたいな人間がいそうで嫌ですが。

  • 人に馬鹿にされ続けて小さくなって生きていた男が
    ひょっこり持ち込み禁止の毒を手に入れたのが始まり。

    ものが所持禁止の危険物であろうが無かろうが
    それをお守りにして心の支えにする、というなら
    それはそれでいいとは思います。
    むしろ心の支えだけにして、現物は持たないでほしいですけど。

    そんな『心の支え』物体を手に入れた。
    ここまではいいですけど、それを使って何をしてるんですか、という話。
    ある意味堂々とした状態です。
    無差別殺人というのはこういう感じ、というのがよく分かります。

    通常主人公が犯人の場合、すごく読むのにどきどきするのですが
    これはまったく…。
    多分、好きになれないタイプだったから、ではないでしょうか?

  • 密かに日本に持ち込まれた猛毒クラーレを使用した殺人事件。
    大観衆56000人の前で堂々と行われる殺人。

    野球のいつ何が起こるかわからない状況を上手く使った作品になってます。
    初めから犯人がわかってるから、もう少し心理面を描写してくれたらよかったな。

    とりあえず久松みたいな表と裏のある人は怖い。
    当の本人が自分の深層心理に気づけていないと尚更怖い。
    もし、目の前の人が私に週刊誌を向けてきたらどうしよう。

    おやてんには笑いました。
    岡嶋作品はおもしろいけど、これは少し私の肌には合わないかも…

  • タイトルだけ見るとすっごく面白くなさそうなんだけれど、読んでみるとすっごく面白かった。犯人も、動機も、手口も最初からぜーんぶ分かってるんだけれど、それでも「この先どうなるのか」という「どきどき感」がたまらない。まさにサスペンス。

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著者プロフィール

岡嶋 二人(おかじま・ふたり)
徳山諄一(とくやま・じゅんいち 1943年生まれ)と井上泉(いのうえ・いずみ 1950年生まれ。現在は井上夢人)の共作ペンネーム。
1982年『焦茶色のパステル』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。86年『チョコレートゲーム』で日本推理作家協会賞を受賞。89年『99%の誘拐』で吉川英治文学新人賞を受賞。同年『クラインの壺』が刊行された際、共作を解消する。井上夢人氏の著作に『魔法使いの弟子たち(上・下)』『ラバー・ソウル』などがある。

「2021年 『そして扉が閉ざされた  新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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