呼人 (講談社文庫)

著者 : 野沢尚

• 講談社 (2002年7月16日発売)

感想・レビュー・書評

[mezzcue9さんの感想 · 2011年2月19日]

年は１２歳にして「永遠の命」に閉じ込められた！？僕はなぜ大人にならないのだろう。心も躰も成長を止め、純枠な子供のまま生きていくことは果たして幸せなのだろうか。出生の秘密を自ら探る呼人が辿り着いた驚くべき真実とは。感動のラスト、権力者の理想が引き起こす現代の恐怖をリアルに描いた傑作長編。

[fijiskyさんの感想 · 2010年11月10日]

すごくドラマチックな話なんだけど。。人の感情・気持ちをあまりに直球で表現されるとつらいのかもしれない。小学校での出来事を、みんな引きずり過ぎじゃない？

[ののはらさんの感想 · 2010年6月16日]

12歳で成長を止めてしまった少年が、自分の存在の意味を知るために、母親を追い求める話。
設定がまず魅力的で、一気に読みました。
途中の政治的、宗教的な部分は大分斜め読みになってしまいましたが＾＾
15歳でも10歳でもない、12歳という年齢が切ないですね。思春期の入り口にずっと立ったまま友達の背中を見送り続ける心情って、どんなものなんだろう。
呼人が巡り会った母親に放つ言葉が痛くて切なかった。
遠ざかっていくみんなの背中を見送るしかないつらさが哀しかった。
ラストシーンで呼人が涙する姿は、読者に、今生きているということを大切にしろというメッセージを伝えている。
成長し、大人になった今、子どもであった頃の自分を忘れるなという想いが伝わってきた。

[*まりぼんぬ*さんの感想 · 2010年5月1日]

少年は永遠の命に閉じ込められた

少年は12歳にして「永遠の命」に閉じ込められた！？僕はなぜ大人にならないのだろう。心も躰も成長を止め、純粋な子供のまま生きていくことは果たして幸せなのだろうか。出生の秘密を自ら探る呼人が辿り着いた驚くべき真実とは。感動のラスト、権力者の理想が引き起こす現代の恐怖をリアルに描いた傑作長編。 （amazonより抜粋）

[rumirabbit2010さんの感想 · 2010年3月16日]

なんで、読んだ本を忘れちゃうんだろう？
あやうくまた買うところだった・・・。

[Bsukeさんの感想 · 2010年2月19日]

冒頭は、まるでスタンドバイミーみたいで、面白かった。

12歳で成長が止まってしまうという設定も面白いと思う。

ただ、ところどころ、話が冗長になったりして読みづらい部分があった。

最後は・・・なんか、無理やりまとめた感じがする。。

[moslinさんの感想 · 2010年2月2日]

永遠に12歳の呼人と、三人の友人たちとの関係を描きながら、物語は呼人の出生の秘密をたどり、テロリストの母へと向かっていく。
子どもと大人、生と死の間にある寂しさを描いた良作。

[tobunekoさんの感想 · 2010年1月17日]

この著者の小説、もっと読みたかったなあ・・・

[aisoraさんの感想 · 2010年1月12日]

「不老」の恐怖、「成長」の恐怖が相対的に書かれ、グローバルな視点からの史実も加わって、重厚な物語になってる。でも、なんとなく肩透かしというか尻すぼみというか。全て伏線で繋がるかんじはあるんだけど、最後の最後の盛り上がりが欠けるような。
野沢尚さんということで過大に期待しすぎたかな？いや、おもしろかったのはおもしろかったんですが。

[さよっこさんの感想 · 2010年1月12日]

タイトルが響きすぎてｗ友達から借りて読んだっていう。
そしてまだ返してない（ごめんなさい、近いうち必ず）

最後の結末が、うーん、そうなるか。