黒猫の三角 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 4583
レビュー : 456
  • Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062734806

感想・レビュー・書評

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  • クロネッカーのデルタ、なんでもっと早く気づかなかったかなー

  • 森博嗣の『黒猫の三角』を読了。Vシリーズ一作目。

    S&Mシリーズとはまた違った趣のあるシリーズ。私立探偵をしている保呂草は警護の依頼を受ける。だが依頼者は衆人監視の中、密室で殺害されてしまう、という内容。事件の不可能性はかなり高いが、真相は単純といえば単純だった。鍵となる『あること』に気づく読者は決して多くはないだろう。

    少し話は変わるが、登場人物の会話や思考も面白い。むしろそちらこそが真髄かもしれない。S&Mシリーズにも言えることだが、これらは森作品にとって大きな魅力であり、Vシリーズでも十分に見受けられる。ところがドラマはあまり高い評価を得られなかったようだ。このことからも、映像では表せないところに森作品の真の魅力があるのだろう。

    それと、トリックには意表をつかれた。純粋にミステリとして見た場合でも、一筋縄とはいかないようだ。心理的な思い込みで足をすくわれた形となった。

    S&Mシリーズの一作目『すべてがFになる』程のインパクトは無かったものの、登場人物の個性的なキャラクタや独特な思考は健在。残りのVシリーズ作品にも期待したい。

  • 犯人驚きました…面白かったです。保呂草さん、格好いい…!

  • マイケル・サンデル著「これからの正義の話をしよう」よりも古い作品ですが、よっぽど正義ってなんぞや、と考えられると思います。
    贔屓込みで。

    正直、途中で理屈ったらしい犯人の正当化に半ばうんざりしてたけれども、最後は思わずニンマリしてました(人*′Д`*) めっちゃ面白いです!!

  • 豪邸で起こった密室殺人。
    型破りのトリックとルール違反とも言える犯人に興奮。そして満足。犯人の語る倫理観に驚かされる。殺したいから殺すのではなく、殺す対象を苦労して探す犯人。彼は強迫性障害だったのかな。規則性のあるものを好み、とくにシンメトリーにこだわる人間。左右対称にしたくなってしまう気持ちはわかる。殺人をしてはいけない理由の解説も理にかなっている。たしかにテンプレートがなくちゃ生きていけない人間ばかりだ。でも、頭のいい人間だけに社会があるわけではない。
    強烈なキャラクターの登場人物たちとまさかの密室トリックに大満足。
    森博嗣さんのシリーズを読み直そうと思う。

  • とてもおもしろい。犯人は途中でこの人かなってなんとなくわかったけどそれでもおもしろかった。

  • ウガフ!なんてこった…。犯人氏の語り含めてまったくとんでもないなぁ(誉め言葉) おもしろかった!!

  • Vシリーズ一作目。S&Mシリーズのすぐ後に読んだのでなかなか馴染めない濃いキャラクターばかりだったけれど、次第に個性が馴染んで読めた。キャラクターの名前がいちいち難しい!w

    そんなどんでん返しが…という内容ではあったが、途中冒頭の文を何度も戻ってみては疑問に思っていた部分があったので、その点では納得。
    次回にもつながるわけだと…

    紅子の秘めている力がこれからのシリーズ内でも発揮されていくのかと思うとたのしみ♫

  • みんなでわいわいやってる感がなんだか楽しい。
    相変わらずキャラが立っていて呼んでいて楽しい。

  • Vシリーズ一作目。ここからキャラがたっていくのかな?
    解説読んだら、読み流してるところにいろいろ謎が残ってることに気づかされたので、またじっくり読んでみたい。

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著者プロフィール

森 博嗣(もり ひろし)
1957年、愛知県生まれ。作家、元研究者。名古屋大学工学部建築学科、同大学大学院修士課程修了を経て、三重大学工学部助手、名古屋大学助教授。名古屋大学で工学博士を取得し、2005年退職。学会で数々の受賞歴がある。
作家として、1996年に『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞し、同作で作家デビュー。S&Mシリーズとして代表作の一つに。『スカイ・クロラ』シリーズは本人も認める代表作で、2008年アニメ映画化された。その他にも非常に多くの著作がある。

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