マークスの山(下) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 2622
レビュー : 239
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062734929

感想・レビュー・書評

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  • 高村さんの文章は結構読むのに時間が掛かるのですが、その時間がもったいない!でも読まなきゃ!というよくわからないジレンマに陥りました。とにかく先が気になって知りたくて、でも読むのに時間が掛かるという(笑)
    個人的にはやっぱり高村さんはイマイチ苦手ではあるのですが、これは、その苦手さを乗り越えるだけの面白さというか勢いがありました。

    事情暴露のあたりは、ちょっと遺書が長すぎやしないか…というのが気になるところ。他に真実に行き着く道はないっていうのは分かるのですが。そして、ラストは少し切なくなりました。電気屋のテレビを観ていたのに、ある日なくなっていた。そんな経験から、いろんなところでテレビを観ている青年。恐ろしい殺人犯なのに、どこか、哀れむような気持ちが湧いてくるのは、やはりこの本のすごさなんでしょう。

  • 合田シリーズではマークスの山が一番好き。

  • 最後の描写に、胸打たれました。
    この作品で、高村薫氏の作品を読むようになりました。

  • 「マークス」の意味は解ったが、何を 訴えたいのかが・・・?
    単純に一言でいえば おもしろくなかった。

  • 警察モノですがサスペンスでもなくミステリーでもない
    これは社会派かな
    人格解離がどのようなものか分からないけど
    マークスも裕之もただ暗い山から出たかったのだろうか
    レディージョーカーでもそうだけれど、根底にあるのは巨大な権力。
    それに立ち向かうことが出来ない。



    先にレディージョカーを読んでしまったので加納と合田の関係を深読みしてしまう

  • はぁああ・・何という読後の脱力感・・
    読んでる間なんかすっごい緊張します・・
    ていうか先が気になり過ぎて本当に寝食がry

    終盤はもうただただすべてがつらい、
    淡々と明かされていく真相の底にあるものがつらい、
    真実の隠蔽と迷い立ち止まりながら戦う合田さんの疲弊がつらい、
    最後の幕引きがあんな形であるのがつらい、
    でも読み終わったときのこの、頂上に登り切った感といったら・・。
    すごく面白かったです。
    文庫出すごと改稿はんぱない高村薫さまのことなので、
    単行本のほうがどういうふうになっているのかとても気になる。

  • 最後まで書ききる凄さ。

  • ミステリーと山岳冒険物が、いい感じに組み合わされている。硬い文体と切ないラストがいい。

  • 上に記入済。警察小説おススメの本!!

  • ぐおおー
    悶絶したくなった。ここで終わって欲しくはなかった。理性を失くして踊らされた気分だ。
    間を開けつつ読んでしまったのもあり、今すぐにでも二周目を読み始めたい。

    マークスという人物から匂い立つ哀しさ。
    非現実的な人間なのに、確かにそこに居るとしか思えないのだ。
    いったいこんなキャラクターを生み出せてしまう高村薫氏は何者なのかと、毎度のことながら感じるのです。

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著者プロフィール

高村 薫(たかむら かおる)
1953年大阪市東住吉区生まれ、現在大阪府吹田市在住。国際基督教大学教養学部人文学科(フランス文学専攻)卒業。外資系商社の勤務を経て、作家活動に入る。
1990年『黄金を抱いて翔べ』で日本推理サスペンス大賞、1993年『マークスの山』で直木三十五賞、1998年『レディ・ジョーカー』で毎日出版文化賞、2016年刊行の『土の記』では大佛次郎賞、野間文芸賞、毎日芸術賞をそれぞれ受賞し、新たな代表作となった。
『レディ・ジョーカー』を境として、重厚な社会派ミステリーから純文学に転向。織田作之助賞選考委員を務める。

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