- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062734929
作品紹介・あらすじ
殺人犯を特定できない警察をあざ笑うかのように、次々と人を殺し続けるマークス。捜査情報を共有できない刑事たちが苛立つ一方、事件は地検にも及ぶ。事件を解くカギは、マークスが握る秘密にあった。凶暴で狡知に長ける殺人鬼にたどり着いた合田刑事が見たものは…。リアルな筆致で描く警察小説の最高峰。
感想・レビュー・書評
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推理小説と思って見ていたので、最後に、えっ、これで終わりなの?的な感じになってしまい……。
後でよく考え直すと、ちゃんと正しく処理をしていたら、こんなに大きくならなかったのに。色々な後ろめたさがあったがために、こうなってしまったという感じで。(何があっても、ちゃんと対処しようねと言われているような)
そう思うと、なんで推理小説と思ってしまった自分。 -
なるほど直木賞だなという感想。合田シリーズは他も読みたくなる。
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たたの警察小説ではない。圧倒的で泥臭い警察官同士のぶつかり合い。最後まで一気に楽しめました。
合田雄一郎シリーズになってるらしいので、それらも読みたいと思います。 -
後半は面白かったけど、それでもちょっと長い。
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南アルプスの山奥で起きた殺人事件から物語が始まるが、早々に舞台は約10年後の東京に移る。そこで連続殺人事件が起き、主人公はそれを追う刑事課の刑事。ただ読者には早くから、その犯人が、精神的に病んだ人物なのだろうということはわかっている。それをどのように追い詰めて行くか、刑事の様子の描写が細かい、警察小説のような雰囲気。