亡国のイージス 上 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 3713
レビュー : 382
  • Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062734936

作品紹介・あらすじ

在日米軍基地で発生した未曾有の惨事。最新のシステム護衛艦"いそかぜ"は、真相をめぐる国家間の策謀にまきこまれ暴走を始める。交わるはずのない男たちの人生が交錯し、ついに守るべき国の形を見失った"楯"が、日本にもたらす恐怖とは。日本推理作家協会賞を含む三賞を受賞した長編海洋冒険小説の傑作。

感想・レビュー・書評

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  • 9年前に映画は見た(映画自体は05年の作品)けど、ほとんど覚えてないので、新鮮な気持ちで読んでいる。中盤まで来て、ようやく真田広之の姿が浮かんできた。前半だけでも十分に厚い本だが、まだ導入部。ようやく真の展開に至ったところなので、後半が楽しみ。

  • 在日米軍基地で発生した未曾有の惨事。最新のシステム護衛艦“いそかぜ”は、真相をめぐる国家間の策謀にまきこまれ暴走を始める。交わるはずのない男たちの人生が交錯し、ついに守るべき国の形を見失った“楯”が、日本にもたらす恐怖とは。

  • 守るべき国の形が無いというフレーズが何度も出てくる。また、登場する人物達の多くが自分の守るべきものが崩壊し自らが生きる目的が見えなくなっている。その様子がベースになっている。
    価値観が損得的金銭的な軸でしかなくなった今の日本への作者の怒りかもしれない。
    日本にとって「守るべき国の形」とはなにか?続きを読みながら自分なりの答えを考えていきたい。

  • 今まで何度読み直したか…それなりにたくさんの小説を読んできましたが、人生において一二を争う位大好きな作品。行と宮津、そして仙台。各人の生い立ちを丁寧に描く序盤は初読の人には少しじれったく感じられるかもしれませんが、全く別々の人生を歩いてきた3人の男たちの人生が、文字通り「亡国のイージス」と化したいそかぜを舞台に重なり合ってからは、行きつく暇もない怒涛の展開が繰り広げられます。個性際立つキャラ達のやりとりはもちろん、福井さんが紡ぐいっそ情報過多なぐらい濃密な地の文が非常に好みで◎。

    初めて読む方、最初がスロースタート気味だからって、絶対に途中で脱落するのはやめてください!2章の途中までくれば、あとはもうジェットコースターですから!!!

  • 初めて同じ本を2冊買った。(普及用と自分用)

  • 再読記録をつけようと思ったらそもそも登録されてなくて驚いた。そんなに昔に読んでいたんだ。よく考えたら少なくともこの下宿で読んだ記憶はない。

    ちょっと思うところがあって、久々のガンダム以外の福井晴敏。何か改めての所感があったら下巻の項に書くことにする。

  • 福井晴敏さん、日本冒険小説協会大賞受賞作「亡国のイージス」上巻、読了。最新システム護衛艦「いそかぜ」の乗組員を主人公にした長編海洋冒険小説。在日米軍基地で発生した大惨事。その真相をめぐる国家間の陰謀に巻き込まれた「いそかぜ」艦長の宮津は、大きな岐路に立たされる。交わることのない男たちの人生が交差し、ついに守るべき国の形を見失った楯(イージス)が日本にもたらす恐怖とは。。上巻は主要登場人物の説明が描かれる。軍事艦隊ものでシロートには、敷居が高い?と思ったが「いそかぜ」乗組員の個性的で魅力的なキャラのおかげで、すぐに引き込まれた。中盤からラストの展開はスピーディーで本当に面白い。ハラハラしながら下巻へ。

  • 再読。本書で書かれている問いは決してフィクションではない。前半部分は退屈ではあるけど、読み進めていくうちに全て必要な物だったとわかる。時系列的には少し前に読んだ「Twelve Y.O.」の後(読まなくとも十分楽しめます)。「専守防衛」の精神は尊いと思うけど、いざ戦場に立った時にそれを実践しろというのは酷だと思う。物語は上巻の後半に入ってから一気に進んできた感じで、下巻が楽しみでならない

  • 上巻だけで500ページ超の長編国際謀略冒険小説!自衛隊の兵器や軍事行動・作成などが詳細に描かれ、読むのに苦戦したものの、とにかく面白い!

    冒頭、主要な登場人物である宮津艦長、仙石先任伍長、如月一等海士の背景が描かれる。そして、北朝鮮のテロ活動が…Gとは何か…宮津の息子の死の真相は…いそかぜは…

    中盤からは綿密に仕掛けられた事件が予想も出来ぬ展開につながり、結末はどうなるのか、早く下巻を読まねばと思うような面白さ。さすが、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞、大藪春彦賞の三賞を受賞した作品だけのことはある。

  • 設定とか起こることにムリがあり過ぎって話もわかりますがそこは小説。それに海自の姿は膨大な取材で裏打ちされてるのが窺えます。映画ではなんのことか全くわからなかったこともこれを読むとそうゆうことだったんだなと理解。
    あとうらかぜや空自の要撃機が闘ってやられていくシーンは泣いてしまいました。
    宮津隆史が指摘した問題、今も法制も国民や防衛の在り方も変わってないな日本。

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著者プロフィール

1968年東京都墨田区生まれ。98年『Twelve Y.O.』で第44回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年刊行の2作目『亡国のイージス』で第2回大藪春彦賞、第18回日本冒険小説協会大賞、第53回日本推理作家協会賞長編部門を受賞。2003年『終戦のローレライ』で第24回吉川英治文学新人賞、第21回日本冒険小説協会大賞を受賞。05年には原作を手がけた映画『ローレライ(原作:終戦のローレライ)』『戦国自衛隊1549(原案:半村良氏)』 『亡国のイージス』が相次いで公開され話題になる。他著に『川の深さは』『小説・震災後』『Op.ローズダスト』『機動戦士ガンダムUC』などがある。

「2015年 『人類資金(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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