メドゥサ、鏡をごらん (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 693
レビュー : 117
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062735063

作品紹介・あらすじ

作家・藤井陽造は、コンクリートを満たした木枠の中に全身を塗り固めて絶命していた。傍らには自筆で「メドゥサを見た」と記したメモが遺されており、娘とその婚約者は、異様な死の謎を解くため、藤井が死ぬ直前に書いていた原稿を探し始める。だが、何かがおかしい。次第に高まる恐怖。そして連鎖する怪死。

感想・レビュー・書評

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  • 大ヒット!
    事件そのものを追うより死を遂げた作家の未発表作を追うというシチュエーションが好み。
    映画「エンジェルハート」を思い出しつつ読み進めていた。
    注意深く読もうとすればするほどページを繰る速度がアップ。


    この作者の他の作品も読んでみたい。

  • いやはや、何と表現していいものだろうか。感想を伝えるのが非常に難しい作品。

    ホラーともとれるけど、それだけでは無いような寂寥感が胸に残る。モヤモヤした感じもあるけど、ある意味こういう終わらせ方しかないよねっていう納得する部分もある。

    物語の途中にある仕掛けの後に、転がるように変化していく展開が読むのをやめさせてくれない。どんな結末を用意してくれるのか、主人公は救われるのかなどが気になって仕方なくなる。
    正直もうどっちがどっちやら!

    読み始めた最初っから、なんだこのフォントは?えらく太い字だな?と思っていたが、それも仕掛けの一つかと。

    とにかく読んでみて、判断してほしい作品。ラストは賛否両論か。

  • 作家が自らをコンクリートで塗り固め、異様な自殺をした。その側には「メドゥサを見た」とメモが。
    一人残された遺族の娘、その婚約者のライターが、死の謎を解くべく調べ始める。
    関係者の相次ぐ自殺、日時感覚のズレ、最後に書いていたはずの原稿。何かがおかしい…?

    読めば読むほど、結末に近づけば近づくほど、思っていたものとは違ってくる。
    結局、彼は誰でこの現象は何だったのか。丸投げされた気分になりました。

  • ネットの書評で高評価だったので読んだが、いまいちだった。ミステリーというよりホラーとメタ小説の融合的な作品だ。しかし、これが好きな人も多いのでないかと思う。

  • 異様な亡くなり方をした作家の遺構を探す、作家の娘の恋人。
    探しているうちに、生前の彼が探っていた人物にたどり着く。

    岡島二人時代からファンの
    井上夢人ミステリー…と思って読んでいたら
    ちょっと様相が変わっていた
    そもそもフォントというか書体が違って
    ん?なんだ?と思って後のほうもめくってみたが、
    同じ太字…
    今回はこうなのかな?と読み進めると
    やはり……
    この細字太字の使い分けは
    ミステリー読まない人にはあんまりピンとこないのかな
    なんていうのはネタバレなんだろうか…

  • 初めて読む作者さんでしたが面白かった。
    少し長めの小説でしたが一気読みしてしまいました。
    なんだか自分がどこにいるのかわからない感覚。
    人の記憶の曖昧さみたいなのが感じられて自分の記憶が信じられなくなるとても怖い話でした。

  • ミステリ。ホラー。SF?ファンタジー?
    序盤は探偵小説風ながら、だんだんと不穏な空気が…。
    中盤以降は、頭がおかしくなりそう。

  • カテゴリ登録で悩む。自分の消えていく感覚はこの上なくホラーだったが最高に引き込まれた。
    太字から始まり、どう仕掛けてくるのかと思って読み進めるうちそのあたりのことをまるっきり忘れていたので、細字になったときは、あっそうだった!となった。その感覚が幸せだった。おわりのあれは優しさをかんじた。

  • 惹き込まれる面白さがあって、
    小説として読んでいて面白かった。

    内容は読み終えて冷静に考えると
    消化不良なところもあったけど
    作者が乗っている頃に書かれたと
    いうのがわかる、意欲作だと感じた。

  • 不条理系ホラー小説とでも言えばいいのか。じわじわと崩壊していくのが恐ろしく、読み進むにつれ悪い夢を繰り返しみているような気分になってくる。好みがハッキリ分かれる終わり方ですが、私は悲しくて優しい結末だと感じました。

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著者プロフィール

1950年生まれ。1982年、岡嶋二人として『焦茶色のパステル』で江戸川乱歩賞を受賞。1986年『チョコレートゲーム』で日本推理作家協会賞、1989年『99%の誘拐』で吉川英治文学新人賞を受賞後、同年にコンビを解消。1992年『ダレカガナカニイル…』でソロとして再デビュー。近著に『ラバー・ソウル』『the SIX』など。

「2015年 『激動 東京五輪1964』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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