吃逆 (講談社文庫 も 35-1)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062735070

感想・レビュー・書評

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  • 2017/12/08 15:20:21

  • しゃっくりをすると、見えるはずのない風景・画面が見えてしまうという奇怪な特技(?)を持つ主人公。その彼を相棒に選んだ出生になにやら秘密めいた物語のある季和。その二人が宋朝第4代皇帝・仁宗の治める都で発生する奇妙な事件を解決していく。

    活版印刷がすでに中国でなされていたことを知らなかった。森福都の描く中国ミステリーは、フィクションだけれど、リアリティに裏付けされているから、読んでいて新しい知識を得られてとても楽しい。

    中国の奥深さ、盛大さに心奪われる。

  • お気に入りの本屋店主sanのお薦め本。科挙には合格したが職はない。新聞社に探偵としてスカウトされるという、ユーモアあふれる中国歴史ミステリー。慣れるまでちょっと時間がかかりましたが、面白かったです☆

  • 何となく借りて読んでみたら、意外に面白かった。

  • しゃっくりをすると、「なにか」がみえる陸文挙。齢三十にして科挙に合格するが職 はない。新聞社に探偵としてスカウトされ、まずは男女投身自殺事件の真相を追う。ユーモアあふれる中国歴史ミステリー。

  • しゃっくりをすると、奇妙な光景が見えたり、何かを閃いたりという不思議な癖を持つ男。

    30にして科挙に合格するも、下位合格のため職の無い。

    特技を知ったある人物から持ちかけられた新聞社お抱えの探偵業。

    真相はいかにして浮かび上がるか、乞うご期待!!


    中国歴史ミステリの文字と主人公の奇抜な設定に惹かれ購入。

    歴史ミステリとしての冴えは見られるものの、しゃっくりの癖があまり活かされていなくて肩透かしを食らいましたよ。

    解説に待ち望む事もう10年強。

    古代ペルシャは何処吹く風。

    今は中国にハマって久しい田中芳樹氏。

    いい加減にアルスラーン戦記、終わらせてください。


    ともあれ、主人公の癖を除けば魅力的な作品に仕上がっています。

    が・・・タイトルが「吃逆(しゃっくり)」である以上、活かして欲しかったなぁ・・・・・・。

  • 最後のほうはびっくりだ。

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