ハサミ男 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 17973
感想 : 1823
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  • Amazon.co.jp ・本 (520ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062735223

感想・レビュー・書評

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  • 映像化はほぼ無理っぽい。

  • ミステリと知らずに手に取りました。トリックのパターンはすぐわかりましたが、いつものように騙されました。技巧を凝らした謎解きに重きを置いた系統は読んでいて面白いんですが、松本清張のように丹念に人間を書き込んでいる社会派の方が読後の余韻が心地よく好みです。

  • 叙述トリックで有名な作品だけど、騙されなかったなぁ。7割くらい推理的中。
    偶然と動機の希薄さがマイナス。

  • 話としては面白い。
    しかし、書き方が気になって、最初からカラクリに気づいてしまった…結果、予想通りのトリックでした。ちょっと安直。残念。

  • 叙述トリック第5弾!

    今までの叙述トリックの中で一番練られていたので、途中で分からなくなってしまったが、レビューを見て納得。
    引っかかる要素が多く、そこを自分の中で理解しながら読めたらもっと楽しめたかな。

    急に雑学の話入れてくるんやめてほしい笑笑

  • 実は女という流れも弱い。一気読みしなかったせいなのかはまらず。

  • 正直ポカーン、と言った感じ(悪い意味で)最後の畳み掛け方は良かったけれど、え、あ、そう、という感じで「そうだったのかー!」という痛快さはなかった。ミスリードの誘い方も、個人的には微妙な感じを覚え、どうにも帯に載っている「大傑作!」とはほど遠く思えた。あまりに期待していたせいもあったので、おそらく帯の煽りなどなければ、普通にそこそこ楽しめた……ような気もするが、この厚さを考えると、冗長さは否めない。

  • どんでん返し系ということで期待しながら読み進めていったが、かなしきかな、途中でオチが読めてしまった。何も考えずに読むべきであったのに、色々と疑いつつ読んでしまったのがいけなかったらしい。すべて忘れて再読したい、が、それは叶わないだろうな。

  • ミステリーにて評価が高いため入院中に読書。

    ネタバレ



    読んでいて疑問に思ったのが、わたしの性別。これがずっと明らかになっていないことから何か裏があるんだろなーっと感じていました。殺人の発見者に男女が出てきた際にこれは犯人女だなーっと気がついてしまいました。また真犯人についてもなんとなく怪しいな…と思っていた人がその通り犯人でした。ミステリーということで始めから疑って読んでいたこともあり驚きが少なくなってしまいました…

  • 最初から騙されることなく読んでしまった(*_*)
    えぇ、普通に。
    読み終わって前評判の『もの凄いどんでん返し』ってどこ???と思って、再読してもさっぱり分からず。
    ネットでいろんなレビューを読んでみたら。。。あ~そういうことね!そうやってみんな騙されたわけね!と気付いた。
    そして、なんで自分が騙されなかったか分かった。ある一点に焦点をあててしまった。そうすると騙されずに読めちゃう。
    前半は何も考えずサラサラ読み流した方が楽しめたのではないだろうか。

    ラストのパート。賛否あるみたいだけど私は好き。
    ミートパイ食べたい。

著者プロフィール

1964年、福井県生まれ。名古屋大学理学部中退。1999年、『ハサミ男』で第13回メフィスト賞を受賞しデビュー。著書に『美濃牛』『黒い仏』『鏡の中は日曜日』『キマイラの新しい城』(いずれも講談社文庫)がある。 2013年2月、逝去。

「2022年 『殊能将之 未発表短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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