ハサミ男 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.84
  • (881)
  • (1231)
  • (1053)
  • (147)
  • (27)
本棚登録 : 7946
レビュー : 1068
  • Amazon.co.jp ・本 (520ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062735223

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 友人に薦められて久々にミステリー小説を読んだ。
    途中でグチャッとさせられてミステリーの醍醐味を味わえた。
    たまに読むと面白い。

    が、ミステリー小説の後ろにくっついてくる解説は本当に苦手だ。
    本作がよかったために、ついつい癖で解説を読んでしまったことを後悔している。

  • こういったワンアイディアのミステリは、オチ以外は冗長で退屈だったりするものですが、犯人と刑事のパートが交互に繰り返される飽きにくい構成で、とても文章がうまく、キャラクターは魅力的で、徹頭徹尾おもしろかったです。トリック(?)は半分くらいで気づきました。

  • ⚪︎容疑者のわたしと、刑事の磯部の2つのパートから成っている。偽ハセミ男が起こした事件を2つの視点から解明していく。
    容疑者が探偵役になるのは面白いアイディア。

    ⚪︎本物のハサミ男(わたし)がすでに2人殺してるとは思えないほど冷静で怖い。
    もう1人のわたし(精神科医)とのやり取りが面白い。ジョークであったり、色々引用してきてわたしを困らせてくるのがどこかクスッとする。

    ⚪︎序盤ー中盤はわりとゆっくりと展開していくが、終盤のどんでん返しにより急展開する。

    ⚪︎先入観、思い込みの怖さを知った。○○はこうでなければならない、など我々は日頃先入観にとらわれて物事を考えてることが多い。加害者は悪で被害者は善、殺人鬼は凶悪な人相などなど勝手にイメージ付けて考えてしまうことが多い。見るかからに殺しなどしないような綺麗な殺人鬼がいたっていいではないか。今日起こる事件をみてみても、実際殺人を犯す人はもしかしたらそんなことをしなさそうな人に限って犯してしまうのかもしれない。
    これを読むと先入観の恐ろしさを思い知らされる。なんといっても一番はタイトルに騙された。

    ⚪︎どんでん返しの事実を踏まえた上で再読するとより楽しめるだろう。

  • 殺した死体の首にハサミを突き刺すという猟奇殺人事件。
    さらーっと読み流していると、「!?」となる。
    これ、一回読んだだけでは理解出来ないだろう。
    機を改めて、再読決定。
    巻末の著者付記によると、
    『本作品は西暦二〇〇三年の東京を舞台にしていますが、執筆したのは一九九八年後半のことでした』
    ということだ。
    ところで、作者の名前の読み方を調べようとネットで検索したら、2003年に亡くなっているとのころ。それもひっそりと…。
    そう思うと、なにやら不思議な読後感である。

  • 2016.1.28に読了
    なるほど皆さんが絶賛されるのわかりました。
    まんまと騙された感じが気持ちいい。
    【真犯人】はなんとなくわかったんだけど、小物が邪魔してね…。←負け惜しみ
    前に読み始めて途中でやめたけど
    もうちょっと頑張ってたらサクサク読めたんだなーってとこでやめてた。
    堪え性の無いやつだ( ・᷄ὢ・᷅ )私は。
    *
    【以下、感の良い人読まないで感想】
    このままじゃハサミ男がぁあぁ!!と思いながら読み進めて
    「あ」と思って…本を閉じました。

  • 再読。

    ミステリーにハマるきっかけになった本。
    結末は覚えていたものの細部を忘れていたので、ん?記憶違いか??と思いつつミスリードに嵌まる。

    刑事側が結構キャラクター付けされていてそこも楽しかった。

    何度読んでも面白い!傑作とはこうゆうことなんだな。





    ちなみに映画は駄作以下。。。

  • 連続少女殺人事件の犯人(ハサミ男)が、自分の犯行を真似た殺人事件の真犯人を捜すという内容の話です。ハサミ男と刑事の両方の視点から語られていきますが、真犯人はともかく、ハサミ男の真相には驚かされました。話し方については少しズルいかなとも思いましたが、その他は特に無理な所もなく納得いく内容でした。実は映像化もされているようですが全く知りませんでした。豊川悦司さんが主演らしいですけど、誰の役なんですかねー?映像化の場合、ハサミ男の真相の部分がかなり難しいように思いますけどね。

  • 勧められて読みました。思っていた以上の展開で非常に楽しめました。ミステリーはあんまり読まないし、うまく評価できないのだけれど、単純に読んでて面白かった。もう一回読んでレビューしっかり書く。

  • ネタバレ注意
    見事に大どんがえしにひっかかり、読む手が止まってしまった。ただ、誰だこいつ?という疑問が先走り、初めは素直に納得出来なかった。警察の「俺ら全員が間違った答えを確信してしまった時が冤罪の始まり」という感じの台詞が印象的だった。見事な伏線回収!おもしろかった!

  • 何を書いてもネタバレしてしまいそうだけど、とりあえず最近再読した作品。
    美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯、通称「ハサミ男」は、3番目の犠牲者としてある少女を手にかけようと画策するが、なんと、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に。なぜ自分以外の人間が、自分と同じ手口で彼女を殺す必要があるのか。「ハサミ男」は調査をはじめるが…。
    作品全体に仕掛けられた大がかりなトリックなので、初読時はすっかり騙されてしまったが、すでにトリックを知った状態で読むと、それもそれで面白い。どこが伏線で、どこにヒントがあるのか、確認し探しながら読むのもいいすね。ただ、個人的には、ハサミ男を陥れたニセハサミ男の正体と犯行動機は、この類の作品としては凡庸なんじゃないかという気も…。

全1068件中 81 - 90件を表示

著者プロフィール

1964年、福井県生まれ。名古屋大学理学部中退。1999年、『ハサミ男』で第13回メフィスト賞を受賞しデビュー。著書に『美濃牛』『黒い仏』『鏡の中は日曜日』『キマイラの新しい城』(いずれも講談社文庫)がある。 2013年2月、逝去。

「2016年 『子どもの王様』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ハサミ男 (講談社文庫)のその他の作品

殊能将之の作品

ツイートする