火怨 上 北の燿星アテルイ (講談社文庫)

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  • 講談社
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レビュー : 137
  • Amazon.co.jp ・本 (504ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062735285

感想・レビュー・書評

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  • 先月平泉に旅行する際にかの地の歴史を調べ、アテルイのことを知った。
    旅行した地名が出て来て想像しながら読むのはとても楽しく、下巻がとても楽しみ。

  • 鮮麻呂の乱を別の角度から描写した冒頭から、風の陣とは打って変わって積極的に攻めに転じる蝦夷たちの行動力、戦術の巧みさ、そして阿弖流為を中心にした団結力など、思わず惹き込まれる爽快な上巻でした。
    歴史は変えられないと分かっていても、代々の蝦夷たちが夢見た、穏やかな生活を送る日が来ることを願ってしまいます。

  • 風の陣よりも場面展開に勢いがあり、引き込まれて夜遅くにも関わらずついつい読み進めてしまいます。
    苅田麻呂/田村麻呂のそれぞれの人徳と、蝦夷との情を交えた関係を考えると、阿弖流為を討ち取る歴史的な結末にどう繋がるのかと、ハラハラするのです。

    登場人物の性格の違いが、文中のセリフで生き生きと表現されているところも魅力です。
    風の陣に引き続き、次々と策があたっていくのが爽快です。

  • まだ日本が今ほどひとつじゃなかった頃、奈良時代末期の物語。金が採取される山があって、それをめぐる戦いが、即ち蝦夷との戦いだったんですね。授業では時間が無くて仕方が無いんだけど、年代と人物と出来事を詰め込んだだけで、どういう事件だったのかとか、背景にまつわる部分は本当に知らないことばかり。小説だけの脚色とか、もちろん多々あるんだろうけど、それにしてもこうやって描かれると、随分興味の持ち方も違ってくると思うんですけどね。いわゆるゲリラ戦で少が多を挫く、って内容に終始しているけど、ここからの後半で逆転劇が起こるんですね。ちょっと寂しいけど。ってか、敢えて苦言を呈するなら、政府軍の不甲斐なさが目立ちすぎる感じもしました。ここからの苦戦を際立たせるために、ここまでは寧ろやり過ぎなくらい、勝利を演出しただけかもしれませんが。

  • 東北の地を巡り蝦夷と朝廷軍の戦いを描いた作品です。策謀に重ねる策謀で、朝廷軍を翻弄するあたりは痛快で、目が離せなくなります。もっと東北の地理関係がわかっていれば、もっと楽しめるのに。

  • 高橋克彦さんの東北もので、時代としては一番古いところを描いている。とにかく、これが熱いんだ。

  • 下巻へ

  • 読了。レビューは最終巻で。

  • 上下。侵略してくる朝廷に対抗する蝦夷の話。蝦夷の男たちの死に様に涙。朝廷の坂上田村麻呂の男っぷりにも涙。長いけど下巻はすごい。
    もし自分たちが差別される立場だったらこんな風に戦えるのだろうか。戦わねばならんけど覚悟がいるなー。

    #kobo

  • 日本の歴史の中で殆ど忘れられている存在である蝦夷に焦点を当てるという意味で興味深いし、まぁ、そう云うのを抜きにしても面白い。
    遥かに兵力が少ない蝦夷軍が、地の利と知恵を駆使して、朝廷軍を破り続けるところがなんとも痛快。楠木正成的な面白さだね。

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著者プロフィール

1947年、岩手県生まれ。早稲田大学卒。83年に『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞、86年に『総門谷』で吉川英治文学新人賞、87年に『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、92年に『緋い記憶』で直木賞、2000年に『火怨』で吉川英治文学賞を受賞。本作『風の陣』(全五巻)は、「陸奥四部作」のうち、時代の順番としては最初の作品になる。以降、『火怨 北の燿星アテルイ』(上下巻)、『炎立つ』(全五巻)、『天を衝く』(全三巻)と続く。

「2018年 『風の陣 四 風雲篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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