汚辱のゲーム 下 講談社文庫 く 52-2

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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (628ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062735377

感想・レビュー・書評

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  • 後半は、壮大な世界的な秘密結社の登場となるかと思いきや、個人的な私怨による犯罪へと収斂していく。意外な展開が最後の最後まで続くところがあり、厭きることなく読了。

  •  ありがとう、講談社!! 超訳じゃない、クーンツの新作です。もう、二度とクーンツの新作は読めないかもって思ってただけに、感慨ひとしおです。
     突然、人を殺したいという衝動に囚われる妻…。心をコントロールされるという恐怖を、とことん書いてます。前半、妻の周りや、夫の周りの出来事が散漫としてて、読むのが進まなかったけど、それが繋がったあたりからが、すごい。さすが、クーンツ。まるでジェットコースターのようだった。
     悪役が、独特のぼけっぷりで(でもクーンツは大真面目で書いてるっぽいけど)それが、また怖い。
     まぁ、クーンツなので最期はハッピーエンドなんだけど、私は最期の1Pで泣きました。本当にその1Pだけで。全く、余分のない伏線っていうか…やられました。

  • 下巻は謎解きではなく、ほぼアクション中心でした。そんなこともまあ、クーンツ。そのあたりを計算しましたね? しかも映画化しやすいプロットですね? みたいに思ったりしちゃうんだよねー。<BR />
    なんだろう…実はクーンツって好きじゃないのか?>私。<BR />
    えーと、お話としては普通に面白く読みました。俳句とかに関しては笑えました。笑えるって話をそういえば解説の人も書いてましたね〜真面目な話の中にそういうのをつい入れちゃう、お茶目な人だね、クーンツは、みたいな調子で。←大意です。解釈間違っているかも(笑)。
    <BR />[2005/02/25読了]

  • (上巻の感想の続き)
    しかし催眠術というかマインドコントロールとは自ら進んで自殺するようには出来ないのが通説だったのではなかったろうか?死を暗示させない他の行為に置き換えて死を促すというのは宮部みゆき氏の『魔術はささやく』であったが、もし近年の研究で催眠によって自殺を強要することも出来るということが判明していたとしてもこの手法はあまりに作者にとって都合よすぎていただけない。つまり悪役のアーリマンが万能すぎて面白くないのだ。この点では応用のある宮部氏に軍配が上がる。
    しかし、上下巻合わせて1,100ページ余りで語るべき話ではないのではないか?あまりにも肉付けが多すぎて推敲がされていないように思われる。この内容だと恐らく半分は削れるだろう。
    小説の長大化を決して厭うわけではないが長大な話にはそれ相応のスケールの大きさがあるのに対し、今回はただ単純に登場人物が多く、それら一人一人を不必要なまでに描いた、これだけのような気がする。

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