- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062735636
感想・レビュー・書評
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昔読んだときは、「純粋な悪」という存在にぞっとしたけど、今は普通にそういうのありえると思うようになった。
「悪」がもうライフワークになってしまっている人、きっといるよね。
サイコパスはその一種に過ぎないと思う。
人をとことんまで傷つけるのは楽しいけど(ときに正義の名を借りて)、自分は指に切り傷一つ負うのはいや、そういう人はある程度いるだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
続きが気になって一気に読める。凄い構成でした。内容は本当に読んでいて辛かったし痛みを感じました。
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チェスにハマってしまったので、”駒”が表紙に描かれているという理由だけで購入。全然チェスカンケーない。でもでも、大満足!面白い!これだからミステリー好きはやめられない。中盤から後半にかけての、ドンデンドンデン返しにもう夢中。久々に仕事をほっぽり出して読んだ。仕事中じゃなくてね。
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本編前に「本書は慰めや、安らかな心を得たい人には不向きです」と書かれている独特な作品。
自宅に猟銃を持った男が立てこもり、妻を人質としてとられた主人公。
テレビのディレクターである主人公が警察の目をすり抜け、妻を救い出すまでをチェスに見立て描いた本作。
物語はというと、ひとつのテーマが「完全悪」になっており、読み方によっては冒頭に書かれているように、胸のボトム辺りに重しを吊るされたような気持に陥ります。
しかし、全体的に救いがないかというとそんな事はなく、きちんと曇り空、雨空にも温かい日が差すような構成になっています。
そんな、全体的に雨のち曇り的なストーリーではあるものの、北村さんの代表作でもある"スキップ"などにも見れる表現の巧みさ、温かさは健在。しかも、本作は本格ミステリーとしても、成り立っており、周囲の暗さに戸惑っていると隠されたトリックにしてやられるオマケ付き。 -
おもい。。。
理不尽だらけ。
でも理不尽な世の中人間社会だからしょうがない。
なんだか不幸話の落語を読んでいる気分でした。
あんまりヒトにおすすめできるものじゃなかったけど
わたしはスキです。 -
ちょっとどんでん返し気分…だった…かな。。底が浅くて見え見えで。。て感じですか。。
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まさかそんな展開になるなんて。
前置きがされているけど、
そんな衝撃を与えるとは思えなかった。
現実と想像の世界の区別がつかないのなら本読まない方がいいんじゃないかな。 -
すごくフェアに騙された!気がする。
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これは酷い。
いや、作品の出来ではなくてストーリが。
残酷すぎるなぁ。
「悪」が強烈過ぎるよ。
作品的には面白いけどね。