人形式モナリザ Shape of Things Human (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 3413
レビュー : 303
  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062735858

感想・レビュー・書評

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  • 「今回はいけそうだ・・・!」
    久しぶりに(最後はいつだっかは忘れたが)殺人犯を特定できたと思い、わくわくしながら「解答」を読んだところ、その期待はあっけなく散った。
    おかしいと思ったのだ。簡単すぎると。ミステリーを読んでいて、犯人を特定できることがあまりない僕が中盤で気づいたなんて出来すぎた。
    まあしかし、この小説に関しては犯人を見抜くことに重きは置かれておらず、むしろ他のことで驚くことがあったので、久しぶりの勝利はお預けとなったが、内容に関してはほぼほぼ満足している。
    しかし、なんといってもラスト1行。瞬時に理解できなかった。ネットでも調べて、それに関して考察しているものを読んだりしたが、よくわからない。でもまあ、それでいいのかなとも思う。あとは読者の方々の想像力にお任せしますというスタンスは嫌いじゃないし、それを巡って「あーでもないこーでもない」と色々議論するのも小説を読む醍醐味かと個人的には思うので。

  • 紅子たち4人組が活躍する「Vシリーズ」の2作目。事件の舞台は信州・蓼科の人形の館。

    【あらすじ】
    夏休み、練無のバイト先のペンションに麻雀仲間の紅子・保呂草・紫子が遊びに来る。近所には地元の名士が集めた人形を飾る博物館があり、そこでは「乙女文楽」という伝統芸能の演目が行われていた。その演目の最中、演者が殺害される。

    【感想】
    本題の通り人形をテーマとした作品。人形に様々な意味を充てる事で物語と謎に奥行きを出している。殺人のトリックは消去法だと辿り着けてしまったので前作よりは優し目。終盤に驚きの展開があったが、最後の一文は想定内のだったので、裏表紙の煽りは余計な気がした。
    本作から、紅子の前夫・林の愛人だった祖父江が登場し、三角関係の再燃が物語に色を添える。前作の保呂草の立ち回りに意外性があったことから、気をつけて読んだつもりだったが…やっぱり一癖ある人物だった。

  • 事件の犯人よりもいろいろとびっくりした。

  • 再読。
    そうだったそうだった、保呂草さんがそうだった。
    紅子と林、祖父江の3ん各関係が気になるところです。
    多分前回読んだ時よりもすとんと入り込めたんじゃないかなぁ??
    すっかり忘れていたのでラスト「うわぁ・・・。」ってなった。

  • 黒猫の三角形読んでからの本書。
    またそうきたか。

  • 人形が操られているのか。  
    人間が操っているのか。 
    人形が操っているのか。  
    人間が操られているのか。 
    人形に操られているのか。
    人間に操られているのか。 
    操っているから人間なのか。 
    操られているから人形なのか。 
    誰が操るのか。 
    誰が操られるのか。 
    何のために生まれて、何をして生きるのか。

  • 怖くなった。人間の思考回路の脆弱さと、これを読んで「全く理解できない」わけではない自分が怖くなった。ホラーじゃなかったはずなのに、ひとりでお風呂に入るのが怖くなった。

  • 長野の人形博物館で、演劇中に殺人事件が起こる。一人は毒殺で、一人は刺殺だった。被害者の遺族で、二年前に今回刺殺された短剣の一方で殺害されたこともあり、過去の事件と関連性があるとみられ捜査が進められる。Dr.森にしては珍しく、今回は密室殺人を扱っていない。観衆の前で殺害した方法とは・・? 最後の一文は、不気味な結末を迎えるが、考察する仕掛けは分かりやすく記されている。悪魔は一体誰なのか? それが解決の糸口だろう。

  • 今作も、事件の構造自体はシンプルなものだったけど、背景がしっかり練り込まれていた。人形論が悪魔や神に派生していって、それが物語と密接に結び付いているのが、印象的。

  • 内緒の話は観覧車がよかったな!

著者プロフィール

森 博嗣(もり ひろし)
1957年、愛知県生まれ。作家、元研究者。名古屋大学工学部建築学科、同大学大学院修士課程修了を経て、三重大学工学部助手、名古屋大学助教授。名古屋大学で工学博士を取得し、2005年退職。学会で数々の受賞歴がある。
作家として、1996年に『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞し、同作で作家デビュー。S&Mシリーズとして代表作の一つに。『スカイ・クロラ』シリーズは本人も認める代表作で、2008年アニメ映画化された。その他にも非常に多くの著作がある。

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