半パン・デイズ (講談社文庫)

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  • 講談社
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レビュー : 83
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062735971

感想・レビュー・書評

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  • 小学校に上がる前に東京から瀬戸内の小さな町に引っ越してきたヒロシの小学校入学から卒業までを描く。喧嘩、スポーツ、初恋なんかを通してヒロシが成長する姿がいい!親や周りの大人との世界から友人との世界にひろがる様子もうまく描かれている。
    時代は違えど小学生の頃の自分を思い出し、愛しく思った。みんなの自叙伝というのにも頷ける。

  • 半ズボンで過ごした日々、つまり小学生時代の6年間を少年ヒロシの視点から綴った小説。東京から海の近くの地方都市(方言から岡山と想像される)に親の都合で転居したヒロシが、トーキョーとあだ名される奴からしだいに地元のヒロシになっていく9つの過程が描かれている。横暴ゆえに嫌っていた吉野が、いつしかライバルになり、いつしか親友になり、共に甘酸っぱいまだ青にならない緑色の青春を経験する。小学生男子はこんな生きものだった。ちょっと難点があるとすると、小学低学年のヒロシが賢すぎるところか。

  • 最近、私が買った本を娘が先に読むことがチョクチョクあります。
    この本もそう。受験勉強から逃避したい娘が半日で読みきってしまいました。
    読後の彼女の感想は「さわやかな青春小説、違った。。。みどりの日だった。」とのこと。確かにね。
    舞台は多分、広島県福山市。時代は大阪万博の頃。
    私にとって、近い場所、近い時代の小説です。今はあまり聞かなくなった方言(広島弁)も随所に出てきます。
    主人公のヒロシやライバルでガキ大将のヨッさん。運送屋の社長のおじさんと娘の優子ちゃん、社員のシュンペイ。みんなが色んな悩みを持ちながら生き生きと描かれています。
    なんだかとても懐かしい。そして爽やか。そんな読後感の小説でした

  • 小学校の頃の思い出の本!

  • 重松作品らしさがまた存分に出ている内容。自分も小学生時代にこんなことがあったなと懐かしくなるような作品。

  • 同年代の作者なので何となく1970年代の雰囲気を感じて懐かしかった。

  •   「君は心優しきエゴイストなり」。

     ある小説の台詞が想起される小学生たちの物語。そして、小学生であるがゆえに、そのエゴイズムは無邪気さ、無垢さに彩られる。

     東京から田舎に越してきた小学生ヒロシが出会う数々の出来事。それはカルチャーショックから始まり、日常の風景へと転化していく。
     そこで繰り広げられる少年たちの無垢なるエゴイズムは時に人を傷つけ、あるいは自分が傷ついていく。そんな青春未達の物語である。

  • 小学生の成長がみれてとれる。
    引っ越してきた時はどうなるのだろうとか、読んでて不安になったけど結局最後は良い友達と良い時間を過ごせたように思う。
    ずっと青春のように思うけどヒロシが言ってたようにみどりなのかも。
    不安だらけだったけどやっぱり住めば都だったのだろう。

  • 小学生の途中で東京に引っ越してきたときの、転校の不安と期待が入り混じったあの曖昧な気持ち、久しぶりに思い出した。

  • 東京から、田舎に越してきた小学生が主人公のストーリー。いくつものテーマがあるが、一貫しているのは小学生の頃に起きたあの頃のアレコレ。何故か自分自身にも当てはまるであろうエピソードがいくつも盛り込まれているように感じるのが重松清の素晴らしいところかも。
    ・身体障害者の友達
    ・近づきにくいチンコばばあ
    ・父親たちの世界

    小学生→中学生になる瞬間、
    少しずつ見えてくるものが一気に増えてくる時期のあのころの感情が湧き上がる。やはりこの人の作品はとても好きです。

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プロフィール

重松 清(しげまつ きよし)。1963年、岡山県生まれの小説家。早稲田大学教育学部卒業。
出版社勤務を経て、フリーライターとして独立。ドラマ・映画のノベライズなどを手がけたのち、1991年『ビフォア・ラン』で小説家デビュー。
1999年『エイジ』で山本周五郎賞、2000年『ビタミンF』で直木賞、2002年『流星ワゴン』で「本の雑誌年間ベスト1」、2010年『十字架』で吉川英治文学賞、2014年『ゼツメツ少年』で毎日出版文化賞をそれぞれ受賞。
山本周五郎賞、講談社ノンフィクション賞選考委員を務める。2017年、早稲田大学文化構想学部客員教授に就任。
『とんび』、『青い鳥』、『流星ワゴン』をはじめ、多くの代表作がドラマ化、映画化されている。

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