クロへの長い道 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 125
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062736671

感想・レビュー・書評

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  • ミステリー。ハードボイルド。
    何かのアンソロジーで読んで気に入ったので、買ってみました。
    主人公のキャラクターが斬新。
    シンちゃん、大好き〜!

  •  まさかの幼稚園生探偵(口調だけがハードボイルド)! 人物を描写するときにいちいち「黄色人種」て言うのに爆笑。そして最後まで黄色人種しか出てこんし。
     最後の事件がことのほかシリアスで驚いた。心理的な密室? 共犯? ていうのかな。子供社会ならではの事件だった。
     ただ、シンちゃんの母ルル子がDQNくさくてあまり好きになれなかった……。
     いまから10年以上前の作品なので、戦隊モノやアニメがちょっと懐かしい。

  • 解説読んだだけで、きゃーかわいいーってなる。

  • 5歳の幼稚園児、シンちゃんが主人公で、探偵。

    このシンちゃんの『』のせりふがかっこよくて面白い。

    事件の内容はペット探しから殺人事件までさまざま。
    シンちゃんの両親もいい味だしてた。
    特に母。設定がすごい。

    シンちゃんが、かわいい。

  • 【再読】変則的ハードボイルドミステリー短編集/演出上やはり避けられないクセのある文章/時代を感じる具体的なワードが飛び出す飛び出す/渋柿の頭がキレすぎるのはご愛嬌/最後の『八百屋の死にざま』は辛いというかなんというか/ハードボイルドといえば大沢在昌さんか/

  • 幼稚園児+ハードボイルドということで、もっとコミカルな感じな作品かと思ったら、案外読みにくかった。

  • 6歳の名探偵シンちゃんの名推理。
    さすが二階堂、考えることが違う。
    これは正真正銘の本格ミステリです。
    短編4つ。
    こんなませたガキがいるかいな。

  • 二階堂黎人という作家は、鳥肌が立つような迫力に満ちた傑作を書くかと思えば、なんとなく才気ばかりが立ったすっきりしない作品も書く。特にメタとかパロディに足をつっこむと、どうも個人的には好きになれない。

    幼稚園児のハードボイルド探偵が活躍する短編集も、ある意味でパロディである。各短編のタイトルを含め(「八百屋の死にざま」は笑った)、思わずにやりとするようなネタは多いのだけど、全体としてみるとやっぱりムリがあるような気がする。趣向がうまく作品として収まっていないのである。

    その中でも表題作はうまく設定を生かしていると思うのだが、「動物のお医者さん」の愛読者には、案外早く真相がわかってしまったりするのである。

    ただ、全体としては愛嬌のある作品群ではあると思う。好きな人は好きなんだろうし、主人公をかわいいと思う人は思うのだと思う。僕は、同じシンちゃんでも、クレヨンの方が好きだなあ。案外、あっちのシンちゃんもハードボイルドだし。

  • 5歳の幼稚園児探偵とその両親が活躍する連作短編ミステリ。

    作者が自己満足で書いた本というのが第一印象。
    主な登場人物が、何かの型に嵌ったパターン化された
    ありがちなキャラクターで、ハードボイルドに見せかけて
    ウケを狙っているのだろうかと思うような描写が多かったり。
    トリックにしても先が読めるものが多々ありました。

  • ハードカバー版も読んだけど、つい最近購入して読んだのが文庫版なのでコチラにしておく→

    たしか、『カラスの鍵』だったと思うけど…
    シンちゃんがケンイチとルル子にたとえ話でアドバイスして、「これでわからなければバカ」みたいなことを言う(思う)のだけど、すいませんわかりませんでした…っていうか、なんとなくわかっても、そんな化学現象知らないから具体的な物質思い浮かばないし!
    シンちゃんには負けるけど、ケンイチもなかなかの頭脳だと思う私。さすが、シンちゃんに似てるだけあるね!
    あ、でも、チョコ+ガムは知ってる現象でした。やったことあるある!でも、プチプチ切れるんじゃなくて、ガムが解けちゃってた気がするんですが?どうなんだ。今材料があるけど、もう確かめてみる気にならない…つか、ガムって食べてもいいものなのか?

    見えない人を扱った『八百屋の死にざま』。何気にこれが一番恐かった。事件的には恐くないけどね、やっぱ、人の心理って恐ろしいわと思うわけです。それが子供であっても。
    恐いのは、犯人の心理よりも、人が死んだ後でさえも犯人を「見えない人」として扱うその心理だ。子供であっても、というより、子供だからこその恐さなのかもしれないですね。犯人の心理はどちらかというと、同感できますね。イヤだからといって殺しちゃダメなんだけどさ。
    一方で、教師ってものすごく大事で大変なのだと痛感させられるのです。教師免許持っている人たち、ちゃんとわかって免許取ってるのかな、と思ってしまう……。先生って結局得意な分野を専門にして教えるでしょう?でも、できる人にできない人の気持ちはわからないのですよね。ただ、できる人だってできないことはあるわけで、その気持ちをちゃんと転化して考えて教えられるのだったらいいんですが。
    何も知らんくせにでかい口たたくなと言われそうですね。そのとおりですが。あは。
    (関係ないけど、私は金八先生を受け付けない人です。いい先生なのかもしれないけど、そういうのを受け付けない人もいるのだよ。)

    解説が面白かった。というか、非常に納得!なるほど、確かに蘭子はイグアナ探しなんかしないわな(笑)

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著者プロフィール

1959年、東京都に生まれる。中央大学理工学部卒業。在学中は「手塚治虫ファンクラブ」会長を務める。
1990年に第1回鮎川哲也賞で『吸血の家』(講談社文庫所収)が佳作入選。1992年に『地獄の奇術師』でデビューし、推理小説界の注目を大いに集める。全4部からなる長大な本格推理小説『人狼城の恐怖』は1999年版の本格ミステリベスト10の第1位を獲得した。
近著に『巨大幽霊マンモス事件』(講談社ノベルス)。

「2018年 『増加博士の事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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