GO (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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レビュー : 463
  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062736831

作品紹介・あらすじ

僕は何者?日本で生まれ、日本で育ったけれど、僕は"在日"と呼ばれる。元ボクサーのオヤジに鍛えられ、これまで喧嘩二十三戦無敗。ある日僕は恋に落ちた。彼女はムチャクチャ可愛らしい"日本人"だった-。軽快なテンポとさわやかな筆致で差別や国境を一蹴する、感動の青春恋愛小説。直木賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 在日朝鮮人→在日韓国人になった、僕(杉原)。
    日本で生まれ、日本で育ち、日本人と同じようなものを
    食べ生きてきた。
    民族学校(朝鮮学校)から、私立の高校へ通い
    恋をした。
    彼女(桜井)は、日本人だった。

    在日問題もテーマに扱った、僕と彼女の恋愛だけど
    僕と元ボクサーの父との物語でもある。

    国籍って何? 人種って何? 
    日本人と韓国人はどんな風に区別するの?
    在日と呼ばれる、僕はこのような疑問を持ちながらも
    広い世界へと飛び込んでいく。
    当たり前のように、国籍を意識することなく
    暮らし来たので、国籍や国境を考えるようになった。

    私が外国へ行ったら、もちろん日本人として
    見られるけど、日本にいたらただの普通の一人の人なんだな。
    あぁ、でも彼女の父親は「血が汚い」というから
    単純な問題ではないな・・と思ったりした。
    外国人として、「区別」が「差別」に
    繋がるのか・・

    気軽読んだこの本にこんなに考えさせられると思わなかった。

  • 多分昔に読んだのに、内容まったく覚えてなかった、、。

    人を定義してるものって何なんだろ、て改めて考えさせられた。
    頭で考えたところで答えなんて見つからず。


    著者の知識の深さに感動

    物語の中にでてくる、本、音楽、
    探ってみようと思いました。

    言葉の言い回しも好きで、ブックイヤーだらけ。

  • 僕を読書の世界へ引きずり込んだ一冊。
    中学生の時に初めて読んで、重いテーマを抱えながらもそれに全力にぶつかっていく主人公がとにかくかっこ良かった。
    広い世界を見ろよ。

    今でも読んでは勇気付けられる人生のバイブルです。

  • 「広い世界が見たい。」そんな思いを抱えて在日韓国人として生きる杉原と、日本人桜井の物語。

    中3のときこの話の映画版を見て、ものすごい衝撃を受けました。広い世界を見なくちゃ!私はまだ狭い世界から出ていない!と。

    私は腕っ節は全然強くないけど(ていうか体当たりな喧嘩もするつもりもないけど)、
    国籍なんかに縛られない、俺は俺だ、っていう杉原の生き様は、23になった今読んでもかっこいいし、私もそんな気概を持っていたいなと思いました。

    おそらく聖書の次に、私の生き方に影響を与えた一冊。

  • 作中で暴力が何の疑問もなく日常的に綴られていることに違和感を感じる。
    人種差別と暴力が相まって、より悪い様にしか捉えられなくなる。
    この物語は苦手です。

  • なんかですねえ・・・釈然としない、というのが一読した感想。
    国籍なんて関係ない、あるいは、差別は愛の力で乗り越えられるさ
    っていう感じを受けてしまいました。
    結局、差別そのものの問題は何も解決しないんだなと。

    まあでもですね。
    ちょっと考えをめぐらせてみると、話の中で出てくるのは高校生だし、
    若さ、恋愛という激しい情熱で問題をすべて捨象してしまうパワーを
    描いているんだとしたら、話があそこで終わるのも納得できます。
    というか、あそこで終わらざるをえない。
    つまりこれはハッピーエンドではなく、一時的に恋愛感情が劇的に
    高まっている状態で、「終わらされている」んじゃないのかなあと。

    そういう意味では、差別の問題は結局は2人の間で盛り上がってる
    ときに見えなくなる、という形のいわば「逃避」の方向性しかない。
    問題そのものの本質的解決なんて存在せず、差別はなくなりませんよ、
    というメッセージなのだとしたら・・・。
    納得できるけど、それはそれで絶望的すぎるなあ、という感じなのでした。
    どっちにしろ、釈然としない。

  • 商品説明
    「これはオヤジでもなくオフクロでもなく、僕の物語だ」。都内の私立高校に通う在日コリアンである主人公「僕」は、ダンスパーティーでコケティッシュな魅力をもつ「在日ジャパニーズ」の女の子に出会い恋に落ち、そして…。

  • これは、僕の恋愛に関する物語りである

  • 直木賞

  • 金城一紀を世に知らしめた一作、映画化、在日朝鮮人の青春小説、朝高にいた友人たちはあまりこの本を評価していないようだった、こんな露骨な差別する女が良い娘なわけねーだろと思う、恋愛要素はほんといらねえ

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著者プロフィール

1968年生まれ。『GO』の直木賞受賞。他の著書に『レボリューションNo.3』『SPEED』『対話篇』『映画篇』

「2009年 『フライ,ダディ,フライ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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